気管支鏡検査は肺から出血したり、気胸を起こしたりして、下手をすると死ぬこともあるらしい。「それでも状態が分かるから、OKなら受けてね」という意味にしか受け取れない検査同意書を前にしばし考え込む。
でも、とにかく胸の異物の正体が知りたいので、提出。
6月18日、朝食抜きでC病院へ。
11時の予約時間から1時間40分待たされ処置室へ。
呼吸器内科のマスク先生から、小部屋でまずスプレーのようなもので喉に麻酔を噴射される。
(何度も何度もシューシューやられて、しんどい。これだけでもうめげそう)。
それから腕に生理食塩水の点滴をつながれ、しばらく待たされてから、検査室(手術室? 名称は曖昧です)へ。
中央の検査台に横になり、眼に薬が入らないようゴーグルを付けさせられる。
鼻の右の穴に管がスムーズに入るためのゼリー状のものを押し込まれ(口から管を入れると思っていたので驚いた。事前に説明はなかった)、点滴に麻酔薬を入れられて、意識が遠のいた。
45分間くらいで検査は終わったらしい。
ベッドに乗せられたまま、処置の終わった患者の回復を待つ、ベッドが10床ほど並んだ別の部屋に移されて、2時間ほど眠った。
血痰が次々出てくるので、そのたびに枕元に置いてあるティッシュでぬぐい、その隣のトレイに捨てていく。
トレイには血の染み込んだティッシュが積み重なって、怖い。
その後、看護師さんに起こされて、レントゲンを撮り、肺気胸を起こしていないことを確認して帰宅した。
夕方6時前、この日初めての食事。
麻酔が抜けきらないのか、朦朧として何もできない。
C病院は日帰りだが、気管支鏡検査を一泊で行う病院もあるようだ。
また、全身麻酔ではなく局所麻酔のところもあるようだけど、どう使い分けられているのかは不明。