2015年8月-6 (12日-3)院内紹介で放射線科へ

8月12日のさらに続き。

上級先生が書いた病状説明書を呼吸器内科のスタッフから受け取り、地下1階の放射線科へ向かう。分かりにくい場所で、暗い雰囲気。

ああ、放射線科というのは、他科に比べて一段低い扱いをされているんだというのが目に見えて分かる(ほかはどうか知りませんが、C病院はそうでした)。

放射線科へ渡すようにと持たされた病状説明書を見ると、私についてひどいことが書いてある。公表していいかどうか分からないので書き写さないが、「このヒト、近藤誠の本読んで手術したくないんだって」というニュアンス。苦笑。

受付で名乗ると、じきに診察室へ通された。

すると、そこにいたのは、何とあの南方系ナース(「2015年8月-1 造影MRI検査」でPET-CTの説明をしてくれた看護師)。大きな目にいたずらっぽい表情を浮かべて、放射線科に来られてよかったね! とでも言っているよう。

こっちとしては、人の話をペラペラ言うな! あなたのせいで面倒なことになったじゃない! と詰め寄りたかったけど、ぐっとこらえて、医師の前の丸いすに座る。

医師は女性で、30代半ばくらい。声が低くてよく通り、男っぽい言葉遣い。宝塚の男役のようだ(以下、宝塚先生)。

最初に、「録音してもいいですか」と聞くと、「どうぞ」。何の問題もなし。

普通はこうだろ、と、心の中でマスク先生に毒づく(「2015年6月-8 気管支鏡検査の結果」でマスク先生に録音を断られた)。

5年生存率を教えてください

以下は、宝塚先生からの説明です。

「クロエさんは腫瘍が5センチ以下なので、体幹部定位放射線治療(SBRT)の対象になる。リニアック(直線加速器)という放射線治療装置を使う」

「肺腺がんステージ1Bの治療成績は、1Aに比べて低い。手術と比べて差は分からない。歴史が短くデータの蓄積がないため。短期的に見れば、手術と有意差はないとされている」

「処方線量は治療計画を練ってから考えるが、今のところ48〜52グレイを1日おきに4回に分けて照射する予定。転移がないので、ピンポイントで一気に集中的に当てる。処方線量は施設によって異なる」

ここで質問。

–呼吸器内科の上級先生に、リンパ節を切って調べた方がいいと言われたが。

「放射線学会のジャーナルには、リンパ節の転移は気になると書いてあった」

–ステージ1Bで定位放射線治療を受けた場合の5年生存率は?

「人によって異なるので一概に言えない。国や施設によっても差がある。資料では、手術可能だった場合の5年生存率が80%程度、3年生存率が76%とするものも」

–宝塚先生はどれくらい、この治療の経験があるのか。

「C病院へは2年前に赴任した。ただ定位放射線治療はその前からやっている」

5年生存率とか宝塚先生のこれまでの実績とか、聞きにくいことも質問した(実績は具体的な数字は聞けなかったが)。この人に自分の命を預けることになる、自分の命がかかってるから。

それから宝塚先生は、

「定位放射線治療は安全だと思っているかもしれないけど、ピンポイントで一気に当てるので、副作用が付きものです」

と、副作用の説明を始めた。

急性期には皮膚炎、気管支炎、だるさ、食欲低下。晩期(数か月後、数年後)には放射性肺炎、肋骨の骨折、動脈硬化、などなど。あまり副作用の話ばかり延々と続くので、そんなに頻繁に起こるものかと不安になる。

それから疑心暗鬼。

・問題が発生したときの責任回避のために、こんなに微に入り細に入り説明してるの?

・宝塚先生、あまり定位放射線治療の経験がないのでは?(資料の数字ばかりで、自分の経験からものを言っていない)

・そもそも、このC病院の放射線科では定位放射線治療をほとんど行っていないのでは?(だって私以外に患者がいない。受付にも誰も待っていなかった。まだ11時なのに)

・そういえば、診察室に入ったら、すでに宝塚先生が書いた病状説明書が用意してあった。手書きでびっしりと書いてある(呼吸器内科の上級医師のチョロっと申しわけ程度に書いてあったのとは全然違う)。これ、いつ書いたの? 私が呼吸器内科から放射線科へ下りてきて、30分も経っていないはず。

・もしかして南方系ナースから事前に、こんな患者が来るといわれて準備していたんだろうか。

・私のような患者はあまり治療することがないので、やる気満々とか? とすると私は、飛んで火に入る夏の虫?

だんだん背筋が寒くなってくる。

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