C病院でステージが確定した翌日の8月13日午後、近藤誠がん研究所セカンドオピニオン外来(東京・渋谷)へメールを送った。
早くもその日の夜には返事が来て、第1希望の8月22日に受診できることになった。良かった! 早く受けたかったが、お盆休みを挟んでいるので、ずっと先になるかもしれないと不安だったのだ。
希望日は第1から第3、希望時間も記入することになっていたが、私は希望日(平日は仕事があるので、土曜か日曜)だけ書いて、希望時間は指定しなかった。とにかく早くセカンドオピニオンを聞きたい、日にちが早ければ時間はいつでもかまわない、という前向きな姿勢を表したつもりだった。
とはいえ、たとえば開始時間が朝イチに決まったら、名古屋を早朝に出発しないといけないなぁ、万全を期して前の晩東京に泊まったほうがいいかも、とか、開始時間が一番最後だったら帰宅するのが遅くなるなぁ、という危惧はあった。それが、指定された時間は11時半。
名古屋から余裕を持って行ける。ありがたい。
近藤誠セカンドオピニオン外来は全国から患者が集まってくるので、そういう患者の交通事情も考慮して、(スタッフの方は)開始時間を設定しているのかなと思った一件でした。
さて、近藤誠セカンドオピニオン外来からのメールには、
・3日以内に指定の相談票に記入し、メールで返信してほしい。
・当日、病状説明書だけだと詳しいことが分からないので、病院からセカンドオピニオンの紹介状と検査データをもらってきてほしい。
とあった。
紹介状と検査データ
翌14日、さっそくC病院へ電話。
呼吸器内科の事務の女性に、セカンドオピニオンを受けたいので紹介状と検査結果のデータがほしい旨を伝えると、1週間から10日かかるという。データをCDに焼くだけでなぜそんなに時間がかかる? いや、きっと医師が学会などで不在になることなどを想定し、余裕を持って長い期間設定をしているのだろうと(好意的に)考え、
「8日後に受けるので、急いでもらえませんか」
と頼んだら、前日までには作成してくれるとのこと。ひとまず安心。
ただ、事務の女性が、私の担当医師を(おそらくパソコンで)調べている最中、
「クロエさんは複雑だから」
とポロッと漏らすのが聞こえた。ドクターショッピングしている問題患者だとでも思われているのだろうか。
その後、相談票の下書き。病歴、肺がんの進行度、受けた検査、受診した病院、勧められている治療法、質問事項などを記入した。