8月28日、C病院の呼吸器内科の外来へ。
指定通り受付時間ぎりぎりの10時45分に行くが、結局1時間20分待たされた。外来は忍耐の場でもあります。
上級先生に近藤誠セカンドオピニオン外来ではこういうことを言われたとざっと報告。
「ふーん。で、どうします?」
「一昨日、がん患者のサポート組織に相談したら、名古屋市内ではE病院が定位放射線治療の実施件数が多いと聞きました。そこで新たにセカンドオピニオンを聞きたいと思います」
すると、上級先生の口からは二つの驚くべき言葉が発せられた。
①「がん患者のサポート組織? へぇ、そういうのがあるんだ」
そういうのって。医師は臨床以外のことに関心がないんでしょうか。
いや、C病院って一応、がん拠点病院(正式には、がん診療連携拠点病院)のはず。がんに関するこういう情報が医師の間で共有されることはないのでしょうか。
②「E(大学)病院? 美魔女先生もそこの出身だよ」
ええ? 思わずのけぞった。
美魔女先生は「2015年8月-7 (12日-4)放射線科の二人目の医師」に書いた、C病院放射線科の女医さん。放射線治療を受けたいと言ったら、「放射線治療ではなくまず手術を勧める。ほかの診療科と軋轢を起こすな」とけん制してきた医師だ。
E病院の放射線科は手術ではなく積極的に放射線治療をしているのに。ということは、やはり美魔女先生は、ほかの診療科(呼吸器内科や呼吸器外科)に気を使って、まず手術を受けるようにと勧めたのか。
いやいや、E病院の方針に合わなかったのでC病院に来たのか。あるいは、最初は理想に燃えていたのが、C病院での放射線科の地位の低さに意欲をそがれ、いつの間にか事なかれ主義になってしまったのか。
実際どうなのか、聞けるものなら聞いてみたいものです。
上級先生には、
「放射線治療を積極的にやっているところで話を聞きたいんです」
と訴えたら、そのあとすぐに紹介状を書いてくれた。5分後に受け取って、この日は終了。あまりにすんなり進んだので、ちょっと拍子抜けしてしまった。上級先生から見限られたか。
いや、医師もヒトの子。著名な医師が自分の診断をどう評価するか関心があったが、結果を聞けたのでもう十分、というところが正解でしょうか(我ながら辛辣なこと書いてます)。
帰宅後、E病院放射線科へのセカンドオピニオンの申込書を記入し、上級先生の紹介状を同封して投函した。
できるだけ早く返事が来ますように。