中島梓「転移」

図書館で目に付いたので、中島梓著「転移」(朝日新聞出版)を借りてきた。中島梓(栗本薫)はデビューした頃に1〜2冊読んだ記憶があるが、「グイン・サーガ」シリーズなどのヒット作は手に取ったことがない。

中島は1953年生まれ。30代後半で乳がんを患い、右乳房を全摘(経緯は「アマゾネスのように」にまとめられている)。

2007年12月に胆管がんと診断されて手術、抗がん剤治療を受ける(「ガン病棟のピーターラビット」にまとめ)。治療中の翌年4月、肝臓に転移が見つかり、詳しく検査すると、実はすい臓が原発巣だったと判明。胆管と肝臓のがんは、すい臓がんからの転移だったのだ。腫瘍の数が多くて手術できず、抗がん剤TS-1で治療を受け始める。

「転移」には、2008年9月から翌年5月に亡くなるまでの日記が綴られている。小説を書き、夫と息子、老母のために料理を作り、ジャズピアノを弾いて毎月のようにライブをし、小説塾で後進の指導に当たり、着物道楽でよく買いよく着て、ととてもパワフル。

でも体調悪化、食欲不振、下痢など一進一退を繰り返しながら、徐々に痩せて体力が落ち、できることが少なくなっていく。

ふと自分の肘の内側を見ると、年寄りみたいにしわしわで驚いたという記述があるが、私も同じことを感じたことがある。急に痩せると、皮膚がたるんでくるんですね。

でも中島の場合、周囲の人が彼女の急激な痩せを指摘することはなかった。亡くなる1か月半前の4月に最後のライブを行っているが、観客数が過去最高を記録したそうだ。観客の友人知人は彼女の演奏、衣装をべた褒めし、中島はアルバムを出したいという夢を描く。

周囲は彼女の死を予感し、示し合わせて来場したのではないか。しかし中島自身は自分が死ぬなどとはつゆほども考えていなかったように見える。この温度差。残酷なものを感じて、何だかいたたまれない。

そうだ、川島なお美もそうではなかったか。自分にはまだまだ時間があると思っているのに、周囲はそう見ておらず、体のほうが先にまいってしまう。精神と肉体の乖離ということなんだろうか。

うーん、収拾が付かないので、このへんで終わりにします。

そうそう、夕方、散歩をしていたらピンクと白の花が目に付いた。沈丁花だ。香りはまだ控えめ。この先暖かくなれば、もっと匂ってくれることでしょう。

2017年3月4日

〇体重 48.9 〇BMI 18.5 〇体脂肪率 25.2

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

フスィリ(80グラム)、ソース(ニンニクオイル、アラビアータ)、サラダ(レタス、玉ネギ、人参、アボカド、ブロッコリー、小豆、小女子。ドレッシングは、岩塩、黒コショウ、オリーブオイル、バルサミコビネガー)

※いつもフスィリが虫かネジのように見えて不気味なので、ちょっとアングルを変えてみました。少しはパスタらしく見えるでしょうか。

※アボカドは最近、ハズレ続き。熟させすぎなのか、果肉に茶色い点々があることが。そんなときは、いいところだけスプーンですくって使っています。

■お八つ

鬼まんじゅう(2分の1個)

■夕飯

レタス炒飯(シイタケ、ちくわ、レタス、卵)、ワンタンスープ(シイタケ、タケノコ、ネギ)、根菜の煮物

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