0期なのか1期なのか
歌舞伎役者の中村獅童が18日に肺腺がんに罹患していることを公表しました。
「今見つかったのが奇跡的と言われる程の早期発見で、この状況ですぐに手術をすれば完治するとの担当医師からのお言葉でした。」
腫瘍は人間ドックで見つかり、手術は6月上旬の予定だという。
報道機関に送ったというファクスの直筆コメントを見て、同じ肺腺がん患者として、ふつふつと疑問がわいてきた。
・疑問1
「奇跡的な早期発見」ということは0期なんでしょうか。それともステージ1A?(0期は腫瘍が気管支を覆う細胞の上皮内に留まった状態。1Aは腫瘍の最大径が2㎝以下で、リンパ節や他臓器への転移がない状態)
いずれにしろ腫瘍がそんなに小さいなら、手術は開胸ではなく胸腔鏡下手術なのか。で、リンパ節も取って調べるんだろうか。
・疑問2
「この状況ですぐに手術をすれば完治」って、そんな断定ができるんだろうか。
治療して腫瘍を取り除いても、すでに目に見えないがん細胞が体のあちこちに散らばっている可能性があるのが、がんじゃないんでしょうか。だから一応の目安とされる5年とかが経過しないと「完治」とは言えないのでは?
・疑問3
放射線治療は全く視野に入っていないんですねー。
きっと、「定期検診で肺に腫瘍が見つかった → 呼吸器内科へ紹介 → 呼吸器外科へ紹介 → 手術決定」というルートで、放射線科が入る余地はなかったのではないかと。
誰か獅童さんに教えてあげる人はいないんでしょうか。
「手術じゃなくて放射線という治療法もありますよ。体を切らないから負担も少なく、舞台にも早く復帰できますよ」って。
(同じ肺腺がん患者とはいえ、シロート考えなので、見当違いだったらごめんなさい)
中村勘三郎の食道がん
歌舞伎役者のがんといって、まず思い出すのは中村勘三郎ではないか。
5年前の2012年6月、初期の食道がんが見つかる。リンパ節への転移があったため、7月に全摘手術。術後は歩けるほど元気を取り戻すも、抗がん剤治療などにより免疫力が低下、ウイルスに感染して肺炎を起こし、12月に急性呼吸窮迫症候群で死去。
近藤誠医師は、手術ではなく放射線治療を受けていれば、生存率は同じだし、食道も残せたと書いている(近藤誠著「がん治療で殺されない七つの秘訣」文春新書)。そうすれば再び舞台にも立てただろうし、肺炎にもやすやすとかからなかったのではないか。
ただリンパ節転移があったということは、すでに他臓器へ転移していた可能性も高く、医師からは治る率が12〜30%と告げられていたそうだ。これで「初期」? 原発巣に限って初期と言っているんでしょうか・・・。
そんなことを考えていると、中村獅童の「早期発見」も何だか心配になってくるわけです。
2017年5月20日(土曜)
〇体重 49.4 〇BMI 18.7 〇体脂肪率 25.7
■朝
豆乳、野菜ジュース
■お昼
お好み焼き(小麦粉、卵、山芋、ネギ、ニラ、ブナピー、アサリ)、味噌汁(ワカメ、シイタケ、油揚げ、オクラ)、サツマイモのグレープフルーツジュース煮とブロッコリー、キュウリの酢の物(カニかま)
※お好み焼きは26センチのフライパンで焼きました。食べきれずに1/4は冷蔵庫へ。明日以降のお八つということで。
■お八つ
コーンフレーク(豆乳)
■夕飯
ちゃんぽん(タマネギ、人参、シメジ、ピーマン、キャベツ、ちくわ、イカ)、サラダ(大納言小豆、セロリ。岩塩、黒胡椒、オリーブオイル、バルサミコ酢)
※夕方眠ってしまって、起きたら7時。猛烈に野菜が食べたくなって、ちゃんぽん。ちゃちゃっと作れるし、時間のないときの味方です。左上は黒胡椒。これをちゃんぽんにガリガリと引いてかけます。
コメント
こんにちは。
確かに0期で手術って変ですよね。
放射線かレーザーが選択肢としてあるらしいですね。
歌舞伎役者は体力いるので、術後の息苦しさは避けたいでしょうに。
>奇跡的と言われる程の早期発見
私のガン友の人が健康診断にたまたま来ていた読影の天才に肺がんを発見され、その後行った大学病院のがん専門医たちもその写真を見て、これのどこに?と分からなかったそうです。
そういう意味での「奇跡」なんでしょうか?
レントゲンでは肺がんの8割は見落とされるそうですから。
私は手術の後遺症がないものの、それは少数派らしいです。内視鏡手術の人でも肋間神経痛や息苦しさの後遺症があることが意外でした。
病院が手術を勧めるのは、がん細胞を調べたいこともあるかもしれません。腺ガンの中にも細胞型とか色々あるみたいですので。
クロエさんは気管支鏡で取れた分だけで、ガンの病理検査はできましたか?
>確かに0期で手術って変ですよね。
結局0期か1期かどちらなんでしょうね。
>歌舞伎役者は体力いるので、術後の息苦しさは避けたいでしょうに。
そうですよね。でも本人が放射線治療を望んでも、外科医から放射線治療のマイナス面ばかり吹き込まれるんじゃないかと。
>私は手術の後遺症がないものの、それは少数派らしいです。内視鏡手術の人でも肋間神経痛や息苦しさの後遺症があることが意外でした。
tontonさん、痛みがなくて本当によかった。手術にはそういう後遺症があり得ることを、これから治療を受ける人に広く知らせるべきですよね。
>クロエさんは気管支鏡で取れた分だけで、ガンの病理検査はできましたか?
最初のCTで、肺がんの原発巣だとほぼ断定されていたので(腫瘍の周囲にギザギザ(スピキュラ)があった)、気管支鏡検査はそのウラを取るためだけの検査のようでした。でも1回目は取るのに失敗されて、再検査で確定。検査は痛くなかったとはいえ、すごく嫌でした。もう麻酔でフラフラで。
tontonさんはどうでしたか。