郡上おどり

昨日、盆踊りの愛好家の話を書いていて思い出した。

もう10年くらい前、友人と郡上おどりへ行った。

岐阜県の郡上八幡で400年前から続くという盆踊りで、日本三大盆踊りの一つに数えられるそうだ(いろんな「日本三大○○」があるものですね)。

夏の1か月間、毎晩街のあちこちで踊られ、特にお盆の4日間は街じゅうが夜を徹して踊る徹夜踊りで知られていると思う。

踊りのリピーター

バスで名古屋を昼ぐらいに出て郡上八幡で一夜を過ごし、早朝現地を発つというツアーだった。

ツアーには一人で参加している中年女性が数人いた。彼女たちは目的地の手前の最後のトイレ休憩で浴衣に着替え、郡上八幡に着いたとたん、曲の聞こえるほうへまっすぐに向かっていった。週末になるとバスを利用して踊りに来ているそうで、何度も同じ手順を繰り返してきたらしく、動きには無駄がなかった。しゃんと伸びた背筋には気合いというか気迫のようなものを感じた。

「こういうのを生きがいにしている人がいるんだ」

人生にはいろいろな楽しみがあることを教えられた気がした。

街のあちこちに組まれたやぐらの上で、地元の中高年の男性たちが曲を歌い、演奏し、その周囲で揃いの浴衣を着たグループや家族連れ、若者、あらゆる人々の踊りの輪が幾重にもでき、外輪は徐々に膨張していった。夜が更けるにつれて人の数はさらに増し、熱気を帯び、郡上八幡の街が巨大なうねりの中に飲み込まれていくようだった。

友人と私は踊りの輪に加わってみるものの、複雑な動きについて行けず、また独特の雰囲気に気圧されて、うねりからはじき出された。

遠い夜明け

事前に練習もせず踊ろうなんて思い上がっていたかも。ホントに踊りたかったら「かわさき」でも「春駒」でもさわりくらい練習してくるべきだった。私たちは全くもって物見遊山気分だったので、まぁ雰囲気を味わえただけでよかったかと自分を納得させながら、踊りの輪から逃げ出した。

しかしそれから帰りのバスまで時間を潰すのが大変だった。喫茶店にそう長居をできるわけでなく、折り返しのバスが出る待合所の前に据えられたベンチの上に横になり、東の空が白んでくるのを待った。

ようやく帰りのバスがやってきて、踊りを満喫したらしいあの中年女性たちが汗で浴衣を濡らしたまま乗り込んできた。その表情は満足げに輝いていた。

教訓。人生を楽しむには予習と体力が必要。

自分の体力のなさと度胸のなさを思い知った郡上おどりの一夜でした。

2017年8月6日(日曜)

〇体重 49.3 〇BMI 18.7 〇体脂肪率 25.2

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

担担麺(カニかまぼこ、ネギ)、ゴーヤー(ちりめん)、きんぴら(叩きゴボウ、人参、黒ごま)、冷や奴(甘味噌、ネギ)

※冷たいおそばは一休み。今日は辛くて熱い担担麺に挑戦(ひき肉は入れませんが)。汗を流しつつ食するのも、また一興。

■お八つ

飴、コーヒー

■夕飯

炒飯(玉ネギ、魚肉ソーセージ、卵)、フカヒレスープ(レトルト。シメジ、ネギ、卵)、サラダ(金時豆、ブロッコリー、キュウリ、ちりめん。岩塩、黒胡椒、オリーブオイル)

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