映画「美女と野獣」

映画は未だに宅配のレンタルDVDで見ています。サービス会社がたまにネット配信の映画が見られるポイントをくれるので、それを使って一昨日（1月31日）見たのが、「美女と野獣」。

もともとはディズニーのアニメ映画の実写作品で、エマ・ワトソン（「ハリー・ポッター」シリーズ）って歌えるのかと心配していたが、伸びのある透明な声で聞かせます（別の歌手が吹き替えているのかと思ったほど）。

ミュージカルと映画

この作品、ミュージカル化されて世界各地でも上演されている。

私も劇団四季のミュージカルを見ているはずなのに、見終わったあとの印象がずいぶん違う。ミュージカルでは野獣（王子）が粗野で無知で無神経で、要するに全然魅力的じゃなくて、最後ヒロインのベルと結ばれても、まるでカタルシスを感じなかった。

この映画は、十分腑に落ちて、楽しかった。ミュージカルと映画ではいろいろ細部が違ったようだ。

教養とユーモア

私が一番印象的だったシーン。

ヒロインのベルと野獣が心を通わせるきっかけとなったのは、シェイクスピア。ケガをして眠っている野獣の横で、ベルがシェイクスピアの戯曲の一節をそらんじていると、目覚めた王子が残りのセリフを引き取る。

野獣に教養があることを知ってベルが感激すると、野獣は城の中の図書室へベルを連れて行く。膨大な蔵書に驚くベル。「これ全部読んだの？」と聞くと、野獣曰く、「まさか。ギリシャ語は読めない」。

つまりギリシャ語以外の書物は全部読んだってこと（ギリシャ語以外のあらゆる言語に通じているということでもある。共に冗談でしょうけど）。ベルは「ユーモアもあるんだ」と野獣を初めて評価する。

このシーン、私も野獣に惹かれました。

この場面はミュージカルにはなかったようで、ミュージカルでは野獣は最後までがさつで粗暴な印象だった（優しくはなるけど）。

あとから考えると、これは「教養は身を助ける」というメッセージで、子供たちに「だから勉強しなさいよ」とにおわせているのかと勘ぐってしまいましたが、うがちすぎか。

「美女と野獣」と「オペラ座の怪人」

最後に、この映画の最大のテーマ。

「醜い自分と相思相愛になってくれる女性がいるのか」。

このテーマって「オペラ座の怪人」と通じるものがある。

野獣（王子）は知性と勇気と優しさでベルの愛を勝ち取るが、怪人（エリック）はクリスティーヌを別の男に取られてしまう。

生まれや育ちが関係しているのか（拒絶されると引いてしまう王子と、ストーカーのような怪人）とか、怪人はマスクで顔を隠していた（自分をよく見せようと偽っていた）のがよくないのか（野獣は偽ろうにも偽れない）、などなどいろいろ考えていますが、長くなりそうなので、また今度。

2018年2月2日（金曜）

〇体重　49.9　〇ＢＭＩ　18.9　〇体脂肪率　26.4

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

醤油ラーメン（ちくわ、メンマ、ネギ）、焼きもの（カボチャ、ブナピー、厚揚げ。甘味噌、一味）、ほうれん草のお浸し

■お八つ

ココア。コーンフレークと豆乳

■夕飯

雑穀入りご飯100グラム、味噌汁（カボチャ、シメジ、油揚げ）、サバのカレーソテー（ブロッコリー）、根菜の煮物（ゴボウ、人参、レンコン、コンニャク、ちくわ、昆布）、梅干し、海苔