「未来世紀ジパング」〜がん治療最前線

昨夜(5月16日)放送された「未来世紀ジパング」(テレビ東京系)の「大きく変わる がん治療最前線」を録画で見ました。

がんの三大治療(手術、抗がん剤、放射線治療)、光免疫療法、がん遺伝子検査という五つの治療法の最新状況をレポートしていますが、半分以上の時間を使って紹介していたのが、ロボット支援手術。

ロボット支援手術

これまで手術支援ロボット(日本ではアメリカの「ダヴィンチ」が寡占状態)による手術は自由診療で200万円かかったが、今年4月から保険適用のがん種が増加。3割負担で60万となるが、高額療養費制度を使えばさらに自己負担10万円程度と一気に安くなるため、ロボット手術を希望する患者が急増しているそうだ。

保険適用のがん種は、従来は前立腺がん、腎がんの2種。4月から肺がん、胃がん、食道がん、直腸がん、縦隔腫瘍、膀胱がん、子宮体がんの7種が増えて9種になった。

開胸手術や胸腔鏡下手術に比べて低侵襲、つまり手術時間が短く出血も少ないため、患者への負担が少ないのが魅力だ。

日本一のダヴィンチの使い手

紹介されていた医師は2人。

順天堂大学呼吸器外科の鈴木健司医師は、50代の肺がん女性の手術を行っていた。

愛知県豊明市の藤田保健衛生大学消化器外科の宇山一朗医師は、2009年から今まで600件の胃がん手術を行っている胃がん手術のスペシャリストで、日本一のダヴィンチの使い手だそうだ。地元なのにそんなドクターがいるなんて全然知りませんでした。宇山医師は60代の転移した胃がん男性患者の手術をしていた。

ダヴィンチは日本へは2000年に導入され、国内に現在280台あるという。一台3億円で年間のメンテナンス費用が1000万もかかる。それなのに4月からダヴィンチを使った手術が保険適用となり、病院は赤字になってしまったと、鈴木医師は話す。

手術支援ロボットは日本で2社、世界でも3〜4社が開発中で、市場に出れば競争原理が働いて機器が安くなり、さらに多くの病院へ導入されるはず。いずれロボット手術ががん手術のスタンダードになるかもしれません。

※5月21日、ダヴィンチについて補足しました。→「「ブラックペアン」〜ダヴィンチとダーウィン

重粒子線治療

二つ目は放射線治療。

最初にステージ1の肺がん患者の腫瘍が治療後どんどん小さくなり、6か月後にはほぼ消えたという(肺がん患者にとっては)衝撃的なレントゲン写真が出てきます。

治療を行ったのは、千葉市の量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所という重粒子線治療を行っている施設。

日本の放射線治療の第一人者という鎌田正病院長が、重粒子線治療は照射回数が少なくてすむ、仕事を数日休むだけで完治というのも嘘でない、とコメント。

重粒子線と陽子線を合わせた粒子線治療も、今年4月から保険適用となるがん種が増えた。小児がん、骨軟部腫瘍、前立腺がん、頭頸部がんの4種。こちらも以前は300万円かかった治療費が公的保険と高額療養費制度を使って10万円程度の自己負担となった。

重粒子線装置は世界に10カ所のみ。そのうち5カ所が日本にある。装置を作っているのは東芝と日立だけだそうだ。

スタジオのゲストは「日本は進んでいる」と喜んでいたけど、世界で広まっていないのは効果がない(限定的)とされているからでは。だから手術支援ロボットと違って、参入しようとするメーカーがないのでは。としか思えないんですが、どうでしょう。

さらに、政府は2020年までに医療機器の輸出額を1兆円にしたいそうで、その柱になると目されているのが現在開発中の手術支援ロボットと、この粒子線治療装置。東芝と日立は原発を作ってきた会社だが、世界中が脱原発に向かっている中、医療機器輸出へ方向転換しようとしているのでは、とも思えてしまう。

オプジーボ

三つ目は免疫チェックポイント阻害剤のオプジーボ。ここは駆け足です。

2014年に登場し、当初、保険適用は悪性黒色腫(メラノーマ)だけだったが、現在は非小細胞肺がん、腎細胞がん、頭頸部がん、ホジキンリンパ腫、胃がんと6種のがんに適用。さらに小細胞肺がん、食道がん、肝細胞がんが申請中。

薬価は当初100ミリ73万円(年間3500万円)だったのが、2017年36万円、2018年28万円に。

オプジーボは治療法がなくなったがん患者に適用。20〜30%に効果があるが、副作用による死者も出ていると説明。

がん患者だったら既知の情報ばかりで、あんまり最前線という感じはしません。どうしてキイトルーダやテセントリクを取り上げないんだろう。

光免疫療法

四つ目は、光免疫療法。

アメリカ・メリーランド州にあるアメリカ国立衛生研究所は、がんの世界最高峰の医学研究機関で6000人以上の医師や研究者が働いている。

小林久隆主任研究員は京大医学部卒業後、2001年渡米。20年かけて開発したのが、光を使った治療。水色の薬(液体)を腫瘍に注射して、近赤外線の光を当てると、がん細胞だけを壊せるという。

薬の中には、特殊なたんぱく質と共にがん細胞にくっつく性質を持つIR700という物質がある。小林医師はIR700に近赤外線を当てると化学反応を起こし、細胞膜だけを破壊して一瞬で死滅させることを世界で初めて発見した。

近赤外線はテレビのリモコンなどに使われているもので、がん細胞だけを選択的に壊すため、人体への副作用は全くと言っていいほどないそうだ。

どんながんでも治療可能で、入院の必要もなく、末期がんへの効果も期待されている。まさに夢のような治療法ではないですか。

アメリカでは2015年から治験を開始。頭頸部のがん15人のうち14人に効果があり、7人のがんが消えたそうだ。

日本でも今年3月から国立がん研究センター東病院で頭頸部の再発したがんへの治験が始まっている。

小林医師は2020年の実用化を目指しており、光免疫療法が一般的になれば、がんという病気はもう怖くない、がんを早期に発見する必要はなくなると話す。

光免疫療法が実用化されれば、がん治療のパラダイムシフトが起きるはずだ。

がん遺伝子検査

五つ目は、がん遺伝子検査。これはほんのちょっと紹介されただけ。

今年4月から国立がん研究センター中央病院で、先端医療として実施されている。がんになった遺伝子を調べて、最適な治療法(薬)を見つけ出そうというもの。

がん治療って刻々と変化している。

個人的には光免疫療法ががん治療の決定打となってほしいけど、そうなったらがん治療で食べている人たちに大打撃を与えるはず。すさまじい反発が起きるんだろうなー、患者が置き去りにならないといいなーと、この先どうなるか分からないのに、つい取り越し苦労をしてしまうのでありました。

2018年5月17日(木曜)

〇体重 50.2 〇BMI 19.0 〇体脂肪率 26.8

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

とんこつラーメン(ネギ、メンマ、かまぼこ)、焼きもの(カボチャ、シイタケ、ナス、厚揚げ。甘味噌)、オクラとカニカマの甘酢がけ

■お八つ

コーヒー、飴

■夕飯

雑穀入りご飯(100グラム)、ニラ玉の吸い物、アジのスパイス焼き(ピーマン)、キムチ納豆(ネギ)、メンマ(ごま)、梅干し、海苔

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