昨日(5月20日)放送された医療ドラマ「ブラックペアン」(TBS系)に、手術支援ロボットが出てきた。名称は「ダーウィン」。もちろん「ダヴィンチ」がモデルです。(→「「未来世紀ジパング」〜がん治療最前線」)
手術支援ロボットを貸す?
心臓病の女児に開胸手術はできない。治療できるのはダーウィンだけ。しかし主人公の外科医(二宮和也)のいる東城大学にはダーウィンがないため、ライバルの帝華大学から借りることになった、というのが昨日の話。
え? こんな精密な機械を貸し借りなんてできるのか、と驚いた。
先週の「未来世紀ジパング」に出ていた順天堂大学呼吸器外科の鈴木健司医師は、撮影日に6件の手術が入っていたが、そのうち3件がダヴィンチを使ったがんの手術。今年4月からロボット支援手術に公的保険が適用され、患者の自己負担が軽くなったため、ロボット手術を希望する患者が激増し、手術数は以前の4倍になったそうだ。まさにフル回転のダヴィンチ。
機器を移動するには梱包や設置、調整に数日を要するはずで、その間ロボット手術はできなくなる。そんな貴重な医療機器をライバル大学に貸すなんて、現実にあり得るのでしょうか。
国産ダヴィンチは2019年発売予定
ドラマでは、企業と大学が「国産ダーウィン」を共同開発中という話が出てくる。これ、実際の話で、「未来世紀ジパング」でも「国産ダヴィンチ」を開発中の2社を紹介していた。
先日のブログで紹介しきれなかったところを補足します。
1社目は、東京医科歯科大学と東京工業大学という、医療と工業が連携した大学初のベンチャー、リバーフィールド。社員23人で手術支援ロボットを開発中。医師は操縦席で3Dを見ながら操作します。ダヴィンチは操作を視覚に頼るが、こちらは何かに触ったとき反力として医師に伝わるのが特徴。2020年の臨床試験を目指している。
2社目は、川崎重工と医療機器メーカーのシスメックスが出資するメディカロイド。手術支援ロボットを2019年発売予定とのことで、こちらのほうが早いですね。
アメリカのダヴィンチが世界の手術ロボット市場を独占しているのは特許があるため。現在その特許が切れ始めているので、日本でも作れるようになっているそうだ。
ドラマでは、国産ダーウィンは第一重工と帝華大学の共同プロジェクトで、厚労省との癒着をにおわせていた。こんなまぎらわしい会社名付けて、国産ダヴィンチのイメージが悪くなったりしないのか。
などなど、突っ込みを入れつつ、ドラマを楽しんでおります。
2018年5月21日(月曜)
〇体重 50.5 〇BMI 19.1 〇体脂肪率 26.7
■朝
豆乳、野菜ジュース
■お昼
トースト(6枚切り。1.5枚)、ポテトグラタン(ジャガイモ、ネギ、アンチョビ、モッツァレラチーズとゴーダチーズ、ホイップクリーム)、ツナ(タマネギ、オリーブ、マヨネーズ)、サラダ(レタス、金時豆、ちりめん、アボカド、トマト、オリーブ。岩塩、ブラックペッパー、オリーブオイル、バルサミコビネガー)、ポタージュスープ(インスタント)
■お八つ
コーヒー、飴
■夕飯
ニラ玉雑炊(雑穀入りご飯100グラム)、焼きもの(カボチャ、ナス、エリンギ、チクワ。甘味噌)、あさりの酒蒸し(ネギ)、オクラとミョウガの甘酢和え
コメント
教えてもらったTVerでジパング見ました!「ホンマでっか」の方はなぜかありませんでしたが。(数日してから出てくるのかも)
もうダヴィンチの特許が切れて、日本製ができているのも驚きました。東工大と医科歯科大じゃどちらも国立大なのに企業化して作っているのも今時っぽいなぁ〜と。
こういう繊細な工業製品は日本の得意技ですし、次世代の輸出品としても期待できそうですね。
「ブラックペアン」先端技術をネタにしたり、とても面白いドラマなんですけど、完全に「半沢直樹」医師バージョンですね。こんなに医者って足の引っ張り合いやら、上司の命令は絶対なの?と人間関係ドロドロがすごい(笑)
>「ブラックペアン」(・・・)、完全に「半沢直樹」医師バージョンですね。
まさしく!(笑) きっと演出が同じ福澤克雄だから。「下町ロケット」や「陸王」もそうだったけど、大企業、権力に立ち向かう下克上ドラマ。痛快で溜飲が下がります。
「医者って足の引っ張り合い」ってことでいえば、私は久坂部羊の「虚栄」を連想しました。
勝手に争ってもらってていいけど、ちゃんと患者のための医療をしてほしいものです。
「ブラックペアン」ですが、HPのスタッフの裏話を見ると、二宮和也が台本を無視して結構アドリブを言っているようです。でもそれがドラマの要となるような決めゼリフで、印象に残っているんですよね。ニノ、すごいと、改めて感心しました。