「半分、青い。」〜秋風先生の大腸がん

2度の大腸がん

今日、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」の人気少女漫画家、秋風羽織(豊川悦治)の病気が判明。大腸がんでした。

その経緯。

5年前に大腸がん(S状結腸がん)で手術。経過観察の通院はしておらず、1年前から出血。「大腸がんの5年生存率は65%」のため再発を疑ったが、病院で検査を受けたところ別の大腸がん(直腸がん)だった。ごく初期で転移もないだろうという医師の見立てで、内視鏡による手術を受ける。

1984年のがん告知

ドラマの時代設定はバブル崩壊前夜の1989年か90年。とすると初発の大腸がん(S状結腸がん)を告知されたのは1984年か1985年。このころ、患者にがんの病名告知をするのは、極めてまれだったはず。

近藤誠医師は1983年から、里見清一医師は1990年から患者にがんの告知を始めたが、ほかの医師から奇異の目で見られたり、批判を浴びたと書いている。(近藤誠著「何度でも言う がんとは決して闘うな」(文春文庫)、里見清一著「医者と患者のコミュニケーション論」(新潮新書))

秋風先生は近藤医師に診てもらっていたのか、それとも手術が成功したから病名を教えてもらったのだろうか。

「私は正直怖い」

それから5年生存率。65%というのは多分、1〜4期の病期を合わせた数字のはず。今年3月に出た国立がん研究センターのデータだと、大腸がんの5年生存率は全ステージ合計すると76.0%。ドラマから30年近く経っているので生存率も上がっていますね。(→国立がん研究センター

でも1期97.6%から4期20.2%と幅が広い。秋風先生は一体何期だったのか。

ドラマの短い時間であれこれ説明するのは難しいと思うけど、がんサバイバーとしては気になってしまうのでした。

そして再発・転移した患者として、退院後、オフィス・ティンカーベルのスタッフに向けた秋風先生のセリフは心に染みた。

「これからもがんは再発する可能性が十分ある。私は正直怖い。しかし生きる」

私も怖い。きっとがんを経験した人はみんな怖い。それでも生きていく。生きなければならない。時々ひどく疲れるけれど。

※主人公、楡野鈴愛(永野芽郁)の母親、晴(松雪泰子)も胃がんになっています。記事にしています。→「「半分、青い。」〜晴さんの胃がん

2018年5月26日(土曜)

〇体重 50.8 〇BMI 19.2 〇体脂肪率 27.1

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

味噌ラーメン(モヤシ、ネギ、かまぼこ)、シメジとちりめんのアヒージョ(ニンニクオイル)、甘酢和え(セロリ、ブロッコリー、パプリカ)、ゴボウとニンジンのきんぴら(ごま)

■夕飯

雑穀入りご飯(100グラム)、エビワンタンスープ(マイタケ、小松菜)、肉なし酢豚(タラの天ぷら、タマネギ、ニンジン、ピーマン)、卯の花、レンジ卵(ブロッコリー)

※猫が死んで今日で5カ月。ちっとも思い出になりません。

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コメント

  1. tonton より:

    私の友人は30年くらい前に「大腸ガンが見つかっちゃってさ〜」と軽〜い調子で言って1泊2日入院して内視鏡手術で治ってました。たぶん医師は「ちょっと悪いもの」という言い方をしたのかもしれません。身内に医者の多い友人はかなりあっけらかんと言ってたのですが、今ほど情報もない時代、こっちは驚きました。

    >きっとがんを経験した人はみんな怖い。それでも生きていく。

    ほんとにそうですね。
    ちょっとしたよくある体の不調(腰痛とか)を一々もしや?と関連づけて心配しちゃうのに疲れます。そのため今までだと多少の不調も無視するところも、さっさと早く寝たり、ビタミン剤飲んだり、こんなことしてたら長生きしそうで(認知症の両親見ている私にとっては)それはそれで怖いです。

    • クロエサト より:

      >ちょっとしたよくある体の不調(腰痛とか)を一々もしや?と関連づけて心配しちゃうのに疲れます。

      分かります。秋風先生や内澤旬子みたいに、私も経過観察の検査はもう受けないことにしようかと思ったりします。
      でも小心者なので、そこまで決心がつかず、次の検査まで少し期間を延ばしてもらうくらいが関の山なんですよね。

      >こんなことしてたら長生きしそうで(・・・)それはそれで怖いです。

      ホントはおめでたいことなのに(笑)。体も頭もできるだけ健康寿命が長く続くことを願うばかりですね。