イチロー、滋賀医大病院、医師に望むもの

イチローとチチロー

マリナーズのイチロー選手が21日、引退を表明。その日の深夜に行われた記者会見は途中までしか見ていなくて、翌朝以降の新聞もざっとしか目を通していないけど、イチローは父親について何か言及していたでしょうか。

チチロー氏は、以前はイチロー記念館(アイ・ファイン)を背景によくテレビで見かけたが、最近はさっぱり。どうしているのかと思っていたら、23日にニュースでコメントしていて健在なのを知りました(イチローはますますチチローに似てきた)。

ただ、イチロー・弓子夫妻とは全然話しておらず、メールでやりとりしているだけのようで、親子間には依然、確執がある様子。そのため記者会見では、イチローへ父親について質問しないことが暗黙の了解になっているのかと想像してしまったのですが、どうなんでしょう。

イチロー記念館は地元(愛知県豊山町)なので機会があったら行きたいと思いつつ、果たせておりません(引退を機に混むかな)。

天才、変人、人格者

テレビや新聞を見ていて、なるほどと思ったのが、イチローは自他共に変人だと認めていたということ。記者会見のときも、何度も「僕、変なこと言ってます?」と言っていた。父親について全く触れないのも、意地を張ったり頑固なんじゃなく、彼なりにすでに折り合いの付いた案件なのだろうと想像します。

23日の中日新聞朝刊で、コラムニストの小田嶋隆が「往々にして天才は変人であるものだが、『天才でかつ人格者』を求める日本社会はそうした変人に冷たかった。」として、イチローを日本に従来いなかった「変人の天才でかつ国民的ヒーロー」だとする。

これを読んでいて、ふと思い出したのが、22日に配信されたMBS「治療が受けられない?専門医師いるのに病院が治療認めない理由」。

滋賀医大病院の小線源治療

滋賀医科大学附属病院の前立腺癌密封小線源外来は、前立腺がんに「小線源治療」という放射線治療を行い、治療成績が高いため全国から患者が訪れているそうだ。この治療を始めたのは、岡本圭生医師。4年前から企業からの寄附を得て、寄附講座の教授として研究、治療をしていたが、滋賀大学から今年6月に治療を打ち切り、12月に講座を閉鎖すると連絡があったという。

原因は、小線源治療の経験のない医師が患者にそれを知らせないまま治療をしたため、岡本医師が学長に、未経験の医師が小線源治療を行うと安全性に問題があると抗議。それをうるさく思った大学側が、報復措置として岡本医師を追い出しにかかっている。記事からはそう読める。7月以降は岡本医師以外の医師が治療するそうだ。

生きるか死ぬかのがん患者にとって、ようやく見つけた医師と治療法なのに、病院側の都合でその医師から治療してもらえないなんて、患者は置いてけぼり、ないがしろにされています。

希望する治療が受けられない

岡本医師のように新しい治療法にチャレンジする開拓者は、異分子だとして組織から往々にして叩かれる。世間から高い評価を得ていれば、同業者からねたまれ、組織から排除される。

あれ、この図式って知っています。

乳がんになった30代の女性が、日本で初めて乳房温存療法を始めた近藤誠医師の治療を受けたくて慶大病院にやってきた。しかし女性は外科に回され、近藤医師に会わせてもらえないまま、手術されそうになってしまう。→以前ブログで書きました。「なぜ放射線治療が勧められないの?-3

突出したものを組織ぐるみで排除するという日本の風土って昔から変わらない。だからイチローもアメリカに行って正解だったかも(ずっと日本にいたら、何言われていたか分かったもんじゃない)。

コミュニケーション力とAI

患者は医師に「腕が良くて優しくて(人格者で)」と多くを望むけど、そんなスーパーマンのような医師、時間と体力が無限にない限り無理だと思う。

岡本医師や近藤医師がどんな性格か分からないけど、患者のために先進的で低浸潤で効果の高い治療に挑む医師に「人格」まで望むのは酷だと思う。コミュニケーションスキルを磨く時間があったら、治療成績を上げるために研究や臨床に力を注いでほしい。それこそ「変人」でもいい(いいとは言わないが、仕方ない)。

でも、その医師が周囲とあつれきを生んで、つぶされそうになる可能性は高い。今後、組織や医師、患者とのコミュニケーションの取り方など神経を使いそうなことを、人工知能(AI)でなんとかすることはできないものでしょうか。

2019年3月23日(土曜)

〇体重 52.3 〇BMI 19.8 〇体脂肪率 28.9

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

ボンゴレビアンコ(スパゲティ乾麺80グラム。オリーブオイル、ニンニク、鷹の爪、アサリ、塩)、サラダ(サニーレタス、タマネギ、ニンジン、紅絞り豆、パプリカ、大根、ちりめん、ゆで卵、オリーブ。岩塩、黒胡椒、オリーブオイル、バルサミコ酢)

■お八つ

コーヒー、飴、えびせんべい

■夕飯

お好み焼き(小麦粉、山芋、卵、削り節、ニラ、マイタケ、ホタテ、天かす。醤油と酢。ソースとマヨネーズ)、味噌汁(ニンジン、シメジ、ネギ、ワカメ)、ブロッコリーとリンゴ

※お好み焼きは2種類の味でいただきます。

2019年3月24日(日曜)

〇体重 51.8 〇BMI 19.6 〇体脂肪率 29.0

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

うどん(乾麺80グラム。ワカメ、ネギ、かまぼこ)、アヒージョ(シメジ、アスパラガス、ちりめん、ニンニクオイル)、サラダ(サニーレタス、ニンジン、大根、くるみ。岩塩、黒胡椒、ゴマ油)

■お八つ

コーヒー、飴

■夕飯

雑穀入りご飯100グラム、吸い物(インスタント。ネギ、ちくわ)、レンコダイの煮付け(生姜、タケノコ、マイタケ)、カボチャとゆで卵、キムチ納豆(ネギ)、リンゴ

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コメント

  1. tonton より:

    イチローはともかく、この滋賀医大の岡本医師の件は考えさせられますね。
    大学側の打ち切りが(氏を排除する)政治的判断だとしたら、本当に患者が1番の被害者ですね。
    でもメソッドの方法を岡本医師がA医師に伝授することは不可能なんでしょうか?岡本先生も若くなさそうなので、せっかく有効な方法ならしっかり周りに伝授して欲しいものです。
    しかし久坂部羊の小説で、大学病院が魑魅魍魎の世界なことを学んでしまってますから、色々勢力争いもあるんでしょう。大学病院は新薬等の実験に患者を使うのに、開拓者は冷遇されるという不思議な社会。やはり教授〜助教〜と言う縦社会の権威主義が残っているんでしょうか?

    • クロエサト より:

      岡本医師は寄附講座の教授のため、期限付きで雇用されており、治療法をA医師に伝授して大学に貢献する意味がない、ということなんでしょうか(単に2人の間に確執があるのかもしれないけど)。
      今思い付いたけど、こういう新たな治療法等を開発した医師が登録できるエージェントがあるといいと思いませんか?
      大学や企業との交渉はエージェントが行い、医師は治療と研究にだけ没頭できるという。
      アメリカでは作家がエージェント契約しているそうですが、医師でも需要は高いと思います。大学などに属していると難しいかもしれないけど。

  2. tonton より:

    確かに、画期的な治療法や、その人にしかできない手術など、そういう医師が治療に専念できれば、医師側からも歓迎されそうですね。でもエージェントの費用はその治療法に加算されてしまうのかしら?
    優れた医療がお金持ちしか受けられなくなるのも困るし、悩ましいところです。

    • クロエサト より:

      もしかしたら、お金持ち専用のクリニックってすでにあるのかも(庶民が知らないだけで)。
      命が助かるなら(病気が治るなら)金に糸目はつけないっていうお金持ちは多いでしょうし、需要があれば供給がないほうが不思議です。ドラマの見すぎ?(笑)
      でも、東南アジアの富裕層が日本へ人間ドックに来たり、治療を受けてるのも、「優れた医療がお金持ちしか受けられなくなる」状態で、すでに医療格差は起こっているようです。