アメリカではがんの6割が放射線治療

初期の肺がんの治療法

今日ネットで見かけた記事です。→「肺がんは「切れるうちに切っておく」選択が説得力を増す」(NEWSポストセブン 3月6日)

もし私がごく小さな肺がんが見つかったばかりの患者だったら、この記事を目にしたら、できるだけ早く胸腔鏡下手術を受けたいと思うに違いない。

きっと、「早めに見つかって良かった。胸腔鏡下手術は外科医の腕に左右されるのか。腕のいい医師を見つけなきゃ」なんて考えたはず。

しかし、肺がんと診断された直後、こちらの記事を読んでいたら?→「アメリカの「がん手術」、外科至上主義の日本とはこんなに違う」(2016年9月 週刊現代)(少し古い記事で恐縮です)

こちらを先に知っていたら、「アメリカは6割が放射線治療? がんでも手術しなくていいんだ。放射線科を探そう」と思うはず。

日本の放射線治療は3割。先進国の中で低いのはなぜ?

同じがん治療なのに、日本とアメリカではどうしてこんなに治療方法に違いがあるのか。日本ではどうして手術ががん治療のスタンダードになっているのか。

もちろん週刊現代の記事にあるように、日本は「外科至上主義」「外科は花形」で、放射線科は下に見られているからだ(と思う)けど、昨日今日、がんと診断された患者にそんな事情は分からない。医師に勧められるまま、ベルトコンベアに乗せられて手術室へと運ばれていく。

でも、日本の常識は世界の非常識だったりすることもある。

放射線腫瘍医の唐澤久美子医師も、「欧米ではがん患者さんの半分以上が放射線治療を受けていますが、日本ではいまだに30%程度。先進国の中では大変低いです。」と言われておりました。以前記事にしています。→「放射線治療を受ける患者─欧米は5割以上、日本は3割

2020年3月5日(木曜)

〇体重 51.4 〇BMI 19.5 〇体脂肪率 28.2

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

うどん(乾麺80グラム。干しシイタケ、ワカメ、ネギ、かまぼこ、天かす)、アヒージョ(エリンギ、チクワ、チリメン。ガーリックオイル)、キムチ納豆、ピリ辛コンニャク、伊予柑

うどんにトッピングした天かすは、天ぷらを揚げたときに出たのを冷凍しておいたもの

■お八つ

コーヒー、飴

■夕飯

雑穀入りご飯100グラム、カレー鍋(タマネギ、人参、マイタケ、タケノコ、チクワ、イカ、サヤエンドウ)、サラダ(ブロッコリー、大豆とツナ)

2020年3月6日(金曜)

〇体重 51.9〇BMI 19.7 〇体脂肪率 29.2

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

ちゃんぽん(タマネギ、人参、キャベツ、エリンギ、ニンニクの茎、小松菜、イカ、かまぼこ)、ゴボウと人参のきんぴら(ゴマ)、伊予柑

■お八つ

コーヒー、飴。抹茶、クッキー

■夕飯

お好み焼き(小麦粉、卵、削り節、山芋、ニラ、マイタケ、ホタテ、天かす)、アサリの味噌汁、きんぴら、大根とコンニャクの煮物

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コメント

  1. tonton より:

    >日本は「外科至上主義」「外科は花形」で、放射線科は下に見られている

    こういう患者には分からない権威とか序列とかで、意外といろんなことが動いているのでしょうか?
    少し前、朝のワイドショーで、なぜ日本ではなかなかコロナ検査が進まないのか?の理由として女性研究者が「国立感染研究所のOBがデータを独占したがっているから」という内部情報をバラして、みんなをびっくりさせましたが……科学者は公共の利益を一番に考え、合理的に物を判断してると思いたいところですが、時々分からなくなってきます。
    もちろん世界中に権威主義はあると思うけれど、国民側の性格が日本は特殊かもしれませんね。
    自分の病気さえ、医師と相談しながらより良いチョイスを選択できないとしたら、まるでブラックコメディのようだわ。

    • クロエサト より:

      女性研究者とは岡田晴恵教授かな。最近よく見ますね。
      はっきりとものを言ってくれるのは視聴者にとっては胸のすく思いですが、感染学の権威たちから煙たがられてつぶされないといいのだけど……(とちょっと心配)。

      >科学者は公共の利益を一番に考え、合理的に物を判断してると思いたい

      本当にこれが理想ですよね。
      でも、原発だけでも地質調査の結果をごまかして再稼働させようとする科学者がいたりして、信用ならない。
      医師も「白い巨塔」の里見先生みたいな人ばかりだといいのですが、財前みたいな野心家が担当医になったらと思うと、すごく怖い。
      岡田先生みたいな人があらゆる分野にいて、忖度せず発言してくれるといいのに。