映画監督の大林宣彦が昨日4月10日、82歳で亡くなりました。死因は肺がんとありますが、種類や治療法は不明。ネットにはイレッサで治療したという情報があり、これが正しいならEGFR遺伝子変異陽性の非小細胞肺がんか。また、自宅で亡くなったとあるが、自宅療養中に急変したのでしょうか。
※以前、記事にしています。→「大林宣彦と河村隆一の肺がん」
78歳で肺がん4期、余命3カ月の告知
大林監督は2016年8月、78歳のときに肺がんステージ4、余命3カ月と宣告されたが、それから4年近く生きたことになる。余命告知がいかにあてにならないかが分かります。
ただ、国立がん研究センターの統計によれば、肺がん4期の70代男性の5年生存率は3.6%なので、監督以上に長く生きている人は多いはず。大林監督には、100歳で亡くなった新藤兼人監督の上を行くくらい、日本最高齢の映画監督として活躍してもらいたかった。
※生存率については以前記事にしています。→「肺がんの5年・10年生存率(2020年)」
亡くなった4月10日は、くしくも最後にメガホンを取った「海辺の映画館—キネマの玉手箱」の公開予定日だった(新型コロナウイルスの感染拡大により延期になりましたが)。公開を見届けられなかったのは、さぞ心残りだったことでしょう。
余命3カ月の祖母〜映画「フェアウェル」
さて、数日前、深夜にテレビを付けたら、新作映画を2本紹介していた。
1本目は「フェアウェル」。アメリカ映画だけど、出演者は中国人。アメリカ育ちの孫娘のもとに、中国の祖母ががんで余命3カ月との知らせが。中国に戻った孫娘は、祖母にがんの告知をするべきと主張し、中国の家族は反対する。
がんの告知に対する意識の違いのお国柄が出ていて興味深い。日本でも30〜40年前までは告知しないのが普通だったので、今の日本はかなりアメリカ寄りになっているということでしょうか。
主演のオークワフィナは「クレイジー・リッチ!」で痛快な演技を見せてくれた女優さん(ラッパーですって)。今年1月にゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞しています。この作品も4月10日公開予定だったのが延期になっている。
「海辺の映画館—キネマの玉手箱」
そしてこの作品のあとに紹介されたのが、大林監督の「海辺の映画館—キネマの玉手箱」。余命3カ月と言われた監督が今も第一線で撮り続けているというような紹介のされ方だった。
「余命3カ月」が並んだのは意図したこと? それとも単なる偶然? つい笑ってしまったが、その数日後に大林監督の訃報を聞くことになるとは。思わず絶句してしまったのでした。
2020年4月10日(金曜)
〇体重 51.5 〇BMI 19.5 〇体脂肪率 28.7
■朝
豆乳、野菜ジュース
■お昼
味噌ラーメン(モヤシ、ネギ、メンマ、かまぼこ)、卯の花(おから、タマネギ、人参、干しシイタケ、シメジ、竹輪、ネギ)、サラダ(ブロッコリー、パプリカ、大根。岩塩、黒胡椒、オリーブオイル)
モヤシはさっと蒸しています。シャキシャキ
■お八つ
コーヒー、飴。抹茶、クッキー
■夕飯
卵かけご飯、味噌汁(ワカメ、サツマイモ、タマネギ、エノキ)、塩ザケ(ブロッコリー)、ゴボウと人参のきんぴら(すりゴマ)、キムチ納豆(ネギ)、リンゴ
※塩ザケの向きが逆ですが、表面に焼きむらができてしまったのでしょうがなく(言い訳)。
2020年4月11日(土曜)
〇体重 51.4 〇BMI 19.5 〇体脂肪率 28.6
■朝
豆乳、野菜ジュース
■お昼
フジッリ・アラビアータ(乾麺70グラム。ニンニクオイル)、サラダ(フリルレタス、タマネギ、人参、うずら豆、ちりめん、ブロッコリー、アボカド、ラディッシュ、くるみ、半熟卵。岩塩、黒胡椒、オリーブオイル、バルサミコビネガー)
卵はレンジで加熱しています
■お八つ
コーヒー、飴
■夕飯
雑穀入りご飯100グラム、ニラと卵の吸い物、魚ハンバーグ(ピーマン、シメジ)、モヤシサラダ(パプリカ、竹輪、ブロッコリー)、ゴボウと人参のきんぴら(白ごま)
モヤシのサラダは、マヨネーズ、酢、からしで味付け。うーん、まだまだ工夫の余地あり
コメント
大林監督といえば、尾道三部作。
中でも「転校生」は若い頃、とても好きな作品で、友人と尾道に旅行に行った時、例の神社の階段で寝転んで(主人公がここから転げ落ちて入れ替わる)写真撮ったり、懐かしい思い出です。
余命宣告から新作を2作も撮るなんてすごいなぁと感心しました。TVで見ると、やたらソフトな印象でしたが、反戦への思いといい、とても意志の強い人だったんでしょうね。
名古屋も独自に緊急時代宣言出ましたね。我が家の周辺は住宅地のせいか、ニュースで見る都心と違って、かえって昼間人口が増えて、公園もスーパーも家族づれで賑わってて、普段より人口密度高くなってる気がします(汗)
tontonさん、聖地巡礼の先駆者(?)ですね。
私も映画を見て尾道にあこがれましたが、いまだ行くことはかなわず。少し前に「ブラタモリ」で尾道を紹介していて、海、坂、路地……いいなあと、改めて訪れたい思いを強くしました。
>公園もスーパーも家族づれで賑わってて、普段より人口密度高くなってる気がします(汗)
普段都心に出ている人が、地元へ出かけるせいでしょうね。うちの近所の公園は小学校の校庭化していて、野球やサッカー、バスケなどに興じる子どもたちで渋滞起こしています。確かに人口密度、高いです(困)。