2018月10月 2度目の経過観察-6 CEA2.3

中山道の馬籠へ

9月下旬、中山道の落合宿から馬籠宿まで歩く。落合宿から石畳の道を進み、稲刈り真っ最中の黄金色の田んぼの中を抜けて馬籠へ。

馬籠は京都の三年坂もかくやというほど混んでいた(馬籠も坂道が多い)。外国人も多くて、英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、イタリア語(それっぽい発音)が飛び交っていた。私でさえ日本の原風景と言いたくなるほど郷愁を覚える場所。外国人にとってはさぞや異国情緒を堪能できるエリアだろう。

ネックレスの紐が切れ、時計の針がずれる

10月9日(火)

病院に行く前、革紐で下げるネックレスを首にかけたら、紐が切れた。前日には電波時計の時間がずれたのを思い出した。単に長期間、日光に当てていなかったせいだだと思うけれど、何となく不吉な予感がする。

いやいや、以前、受け付け番号が777で幸先がいいと思ったのに、転移を言い渡された過去がある。ネックレスが切れたのは逆に吉兆だと受け取ろうと自分を奮い立たせる。

なのに、なぜこういう予感は当たるのか。

血管の走行か新たな腫瘍か

診察室に入ると、担当医はいつもと違って表情が固い。腫瘍マーカーのCEAは2.3とかつてない低さだったが、CT画像に見慣れない影がある。右肺の治療をした部分は問題なかったが、腫瘍のあった部分から少し離れたところに7ミリ径のかたまりが写っている。

「前回7月のときにも似た影があった。今日だけかもしれないが、分からない。血管の一部であればいいが、ちょっと怪しい。血管の走行は入り組んでいる。走行ならいいが、腫瘍かもしれない」

–何も症状がないが、そういうものか。

「そうです」

–もし肺内転移しているとしたら、ステージ4?

「そう」

診察室の空気が濃密になり、四方八方から押し寄せてきて全身がつぶれそう。息苦しい。

ついに来たか。でも、前年の放射線治療が終わってから1年ちょっと。再発転移が見つかるには早すぎないか。

2カ月後に検査をすることになった。

医師の言葉に動顛して気もそぞろになっていたのかもしれない。自動精算機で支払いを終えた後、クレジットカードを落としてしまったらしい。地下鉄で家の近くまで戻ったとき、病院からカードが届いているとの連絡があった。取りにいかないといけない。

クレジットカードを落とし、自転車はパンク

ネックレスの紐が切れたのは、やはり不吉な前兆だったのか。クレジットカードは2日後、気分を変えて自転車で病院まで取りに出かけた(病院までは自転車で20〜30分で行ける距離。ゆるい坂が続いて結構しんどかった)。ところが途中でタイヤがパンク。木曜は近所の自転車屋が休日のため、翌日、タイヤ交換へ。

何か呪われているのではないかと気分が重くなってくる。

そのせいか、体調まで下降気味。涼しくなってきたせいか、たまに咳が出る。肺がんが広がっているのかと心配になる。肺に違和感があると、これが胸水というものかなどと不安になってくる。

禍福はあざなえる縄のごとしと言うけれど、禍ばかりが立て続けに訪れている気がする。福にもやって来てほしい。

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