12月11日(火)
いつも病院の予約日の1週間前くらいから、いてもたってもいられないような落ち着かない気分になるが、今回はそれが特に強い。
10月のCTで見つかった影が本当に腫瘍だったらどうしよう。CEAが急に上がっていたらどうしよう……。
私は単純なので、不安がすぐ体に出る。通院日の朝、目が覚めるとおなかが痛い。自分の小心さにあきれるほかない。
病院で、いつものように採血とCTの撮影。検査を終えて、診察室に入ると担当医は笑顔を向けてくれた。ああ、大丈夫だったんだ。私もつられて思わず口角が上がる。
「CEAは上がっていなかった。2.5。この数字なら大丈夫」
腫瘍は崩れていた
–画像はどうですか?
10月に新たな腫瘍かもしれないと言われた直径7ミリのかたまりは、形が崩れていた。ぐちゃぐちゃになって血管が走行しており、これなら問題はないとのこと。位置的には右肺の下葉で、以前、放射線治療を受けたところの下になる。治療した部分は線維化して埋没しており、順調だそうだ。同じところに再発する可能性(局所再発)もあるが、今のところは大丈夫だと言われる。
CT画像では、肝臓、副腎、骨にも異常はなかった。ほっとして胸をなで下ろす。
次の検査は2カ月後と言われたが、3カ月後の3月にしてもらう(立て続けのCTはやっぱり怖い)。
セカンドオピニオンの頻度
それから医師に質問。
–ブログを見てくださっている方から、先生のセカンドオピニオンを受けたいが予約が取れないというメールをもらった。もうセカンドオピニオンはやっていないのか。
すると、「今もやっている。セカンドオピニオンは月に2日程度受けているが、タイミングが合わないと時間的に先になってしまう」とのこと。
そういえば、私のときも申し込んでから実際に受けるまで半月ほどかかったことを思い出した。私がこの病院で受けたのは、セカンドオピニオンではなく、サードオピニオンだったが(セカンドオピニオンは近藤誠セカンドオピニオン外来を受けた)。
そのときの流れ。2015年8月28日に、申込書とC病院からの紹介状を投函。9月4日に病院から電話がかかってきて、日時が決定。サードオピニオンは9月14日に受けた。
当時は、すぐにも治療を受けないと腫瘍がどんどん大きくなってしまう気がして、一刻も早く別の医師の意見を聞きたいと思っていた。そのため申し込んでから実際に受けられるまで半月も待つのは自殺行為じゃないかと、気ばかり焦っていたのを思い出した。
→「2015年9月-3 (14日-1)E病院でサードオピニオンを聞く」
→続きです。