肺がんの開胸手術と胸腔鏡下手術
昨日、ネットで目に入った記事です。→「単孔式胸腔鏡手術、38件に 松阪市民病院呼吸器センター 肺がん切除、導入1年で 三重」(伊勢新聞 6月23日)(※2022.06、記事は削除されたようです)
肺がんの手術には、開胸手術と胸腔鏡下手術(胸腔鏡手術とも)の2つがある。開胸手術は胸のわきを大きく(15〜20㎝程度)切り開いてがんを切り取る。一方、胸腔鏡下手術は胸のわきを2〜5カ所、小さく(1〜4㎝程度)切開し、内視鏡や手術機器を入れてがんを切除する。
以前の開胸手術は皮膚を40㎝ぐらい切っていたそうだから、胸腔鏡下手術で1〜4㎝まで小さくなったというのは、医学の目覚ましい進歩を実感します。
傷口が小さければ体の負担が小さく回復も早そうだし、術後の見た目もきれいだとして、最近は胸腔鏡手術を希望する患者が増えているというのは頷けます。
私自身も肺腺がんステージ1が分かったとき、呼吸器内科医から胸腔鏡手術を勧められた。でも放射線治療を選んだため、手術を受けることはなかったのですが。
数カ所切開する多孔式、1カ所だけの単孔式
それで胸腔鏡手術ですが、数カ所切開する「多孔式」がスタンダードだと思っていたら、「単孔式胸腔鏡手術」という1カ所しか切らずにすむ方法があったのですね。
「単孔式胸腔鏡手術研究会」というサイトを見ると、この術式はアジア(中国、台湾、香港、シンガポール)で多く行われているそうだ。研究会は2018年4月発足とあるので、国内では比較的新しい術式なのかもしれません。
そう思って「愛知県 単孔式胸腔鏡手術」で検索したら、県内で実施している病院が思いのほかヒットしました。
胸腔鏡下手術は、従来の多孔式でも医師の腕の善し悪しに左右されると聞く。単孔式は多孔式よりさらに難しそうなので、より医師の腕が問われそうだ。
もし自分が単孔式胸腔鏡手術を受けたいと思うのなら、その病院、医師の治療成績をじっくり調べると思います。
2020年6月23日(火曜)
〇体重 51.4 〇BMI 19.5 〇体脂肪率 28.0
■朝
豆乳、野菜ジュース
■お昼
キムチ炒飯(雑穀入りご飯、キムチ、シメジ、ネギ、厚揚げ、竹輪、エビ、卵)、スープ(ワカメ、人参、オクラ)、サラダ(フリルレタス、ブロッコリー、ブドウ、くるみ。岩塩、黒胡椒、オリーブオイル)
久々のキムチ炒飯。満足
■お八つ
コーヒー、飴
■夕飯
お好み焼き(小麦粉、卵、山芋、削り節、ニラ、マイタケ、むきアサリ)、味噌汁(カボチャ、人参、ナス、シメジ)、キュウリ、プラム(メスレー)
一昨日(6月21日)のご飯のお好み焼きと比べて、小麦粉のお好み焼きは引っくり返すのが簡単。今日はキノコをマイタケにしました
2020年6月24日(水曜)
〇体重 51.1 〇BMI 19.4 〇体脂肪率 27.9
■朝
豆乳、野菜ジュース
■お昼
冷やし山菜そば(乾麺80グラム。干しシイタケ、山菜、オクラ、かまぼこ、海苔)、焼き野菜(タマネギ、人参、シメジ、ピーマン、ズッキーニ、厚揚げ、さつま揚げ。ショウガ醤油)、プラム
ずっと食べたかった山菜そば。満足
■お八つ
コーヒー、飴
■夕飯
雑穀入りご飯100グラム、シーフードカレー(エビ、アサリ、タマネギ、人参、シメジ、ズッキーニ)、サラダ(ブロッコリー、パプリカ、ゆで卵。岩塩、黒胡椒、オリーブオイル)
アサリは酒蒸しにしておいて、盛り付ける前にカレーと混ぜています
コメント
ガン治療って、本当に日進月歩ですね。
穴が小さければ小さいほど(視界が狭いため)、何かトラブったときの対処が難しそうな気もしますが、どうなんでしょうね?
あと私の受けた時の標準手術は背中の肩甲骨の影に沿って10cm位でした。知り合いは若かったので、目立たないように脇でしたが、なぜか脇の方が肋間神経痛の後遺症が出る人が多いと聞きました。
でもいくら侵襲の少ない手術法が出てきたとしても、手術に関してはやはり最後は医師の腕次第、というわけですね。そういう意味では手術は一か八かの部分が大きい気がします。
私自身は手術を受けなかったのですが、術後数年たっても痛みが消えないなんて話を聞くと、やっぱり放射線治療を選んで良かったと思ってしまいます。
でも放射線治療でも肺炎などの副作用があったりもするので、どの治療を選んでも一か八か、賭けのようなところがありますよね。
標準治療と一口に言っても、がん治療は病院や医師によって細かいところがいろいろ違うことが、だんだんと分かってきました。
基本の基なんですけど、事前に自分で調べて納得した上で治療を受けることが重要だと思います。
「先生にお任せします」とばかり、自分で何も調べず医師の言うまま治療に入ってしまい、「こんなはずじゃなかった」とあとで後悔する患者さんって結構いるように思うんですよね。