「“がんになって良かった”と言いたい」から1年

昨年のちょうど今頃、NHKで「“がんになって良かった”と言いたい~京大生のSNS闘病記~」というドキュメンタリーを見て、感想をブログに書きました。→「ドキュメンタリー「“がんになって良かった”と言いたい」

その京大生が本を出したそうです。→「「がんになって良かった」京大生山口さん、浴びた批判とその後 葛藤を本に」(京都新聞 9月28日)

がんが気付かせてくれること

「がんになって良かった」という言葉は、やはりがん患者やその家族の感情を逆なでするものだったらしく、山口さんは多くの批判を浴びたそうだ。

でも、新聞に引用されたブログを見ると、彼は強がりを言っているわけでも、がんを称賛しているわけでも、生き延びて得意になっているわけでも、達観した気になって他のがん患者に何か教え諭そうとしているわけでもない。

がんは多くの人との出会いを作ってくれ、ありふれた日常がいかに貴重で得がたいものであったかを教えてくれ、多くの気付きを与えてくれたことを「がんになって良かった」と表現しているに過ぎない。

災い転じて福となすじゃないけど、ものは考えよう。それくらいの心意気でいきたいという前向きな言葉だと思います。

死を意識すると平凡な日常の大切さに気付く

私も肺がんと告知されて、いろいろと考えることが多かった。まず、どうしたって死を意識してしまう。それはいつ来るのか。3カ月後? 1年後?

人間いつかは死ぬが、人は普段それを努めて意識しないようにしているのだと身をもって知った。同時に、代わりばえのしない日常がいかに大切でかえがえのないものであるかを実感した。

私はがんであることを数人にしか伝えていないが、特に若い人が公表すると、中年〜高齢者以上に周囲からいろいろと言われるのだろうなと思う。いろいろというのは、共感や励ましだけじゃなく、やっかみや言葉尻だけを捉えた批判や見当違いの同情などなど。

「がんになって良かった」と「言ってみせる」

そういう言葉を受け止めながらの闘病。心身ともにつらいとき、「がんになって良かった」とはなかなか言えないと思うが、それでもなお「言いたい」という言葉に、「がんになって良かった」と「言ってみせる」という彼の強い意思を感じます。

山口さんはドキュメンタリー放送(2019年9月15日)後、10月に肺炎で入院。今年2020年1月には白血病が悪化するも、翌2月に悪化症状が消えたそうだ。昨年は落ちた大学院入試にも今年は合格したという。

昨年のテレビ放映後、彼がどうなったか気になっていたので、今回の記事で現状を知ることができて良かったと思います。

※山口さんのその後です。

→「肺がんの女性、2人のケース

2020年9月28日(月曜)

〇体重 51.4 〇BMI 19.5 〇体脂肪率 28.3

■朝

コーンフレーク+豆乳、野菜ジュース

※午前中外出するので、ちょっとお腹に入れておきたくて。

■お昼

ラーメン(ネギ、カニかまぼこ、ゆで卵)、サラダ(フリルレタス、ブロッコリー、紅絞り豆、ちりめん、パプリカ、梨、くるみ。岩塩、黒胡椒、オリーブオイル)、酢ばす

左上はホールのブラックペッパー。ミルでひいて、ラーメンにかけます

■お八つ

コーヒー、飴

■夕飯

サーモンの漬け丼(酢飯100グラム。サーモン、貝割れ菜)、茶碗蒸し(エノキダケ、マイタケ、ツルムラサキ、カニかまぼこ)、根菜の煮物(ゴボウ、レンコン、人参、がんもどき、コンニャク、昆布)

昨日、煮物を作ったので、また延々と食べ続けます

2020年9月29日(火曜)

〇体重 51.0 〇BMI 19.3 〇体脂肪率 28.1

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

サンドイッチ(10枚切り食パン2枚。トマト、キュウリ)、ミネストローネ(タマネギ、ニンジン、カボチャ、水煮大豆、トマト缶、コンソメ)、サラダ(ブロッコリー、パプリカ、紅絞り豆、ゆで卵、梨、くるみ。岩塩、黒胡椒、オリーブオイル)

ミネストローネ、ちょっと多過ぎたので、食べきれなかった分は再び冷蔵庫へ

■お八つ

コーヒー、飴

■夕飯

雑穀入りご飯100グラム、カレー鍋(タマネギ、人参、シメジ、ネギ、ちくわ、豆腐1/2丁、エビ)、じゃこおろし、酢ばす

カレー鍋には酒蒸しにしたエビを載せました

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