悲観主義は気分だが、楽観主義は意志である(アラン)

肺がんと診断されて闇の中でもがいていた頃、心に突き刺さったのがこの言葉。フランスの哲学者、アランの箴言です。

私は子どもの頃から心配症、ペシミストで、何か心配事があると、考えは悪いほう悪いほうへと傾いていく。そして想像力の振り子が最低最悪、これ以上悪くなることはないだろうという領域まで振りきったところで、ようやく安心して元の位置まで戻ってくる(我ながら厄介な性分)。

しかしアランの言葉で、物事を悲観的に捉えるのは楽なことで、ただ流されているだけ。物事を楽観的に捉えるには強い意志が必要なのだと思うようになった。

意志を持つことの大切さ

「悲観主義は気分だが、楽観主義は意志である」は、アランの『幸福論』にあるが、元の文章は「悲観主義は気分のものであり、楽観主義は意志のものである。およそ成り行きにまかせる人間は気分が滅入りがちなものだ」と、実は続きがある。

これを「悲観主義は気分だが、楽観主義は意志である」と何かのキャッチコピーのようにスパッと最初に言い切ったのは誰か知らないけど、見事です。

でも、後半の「およそ成り行きにまかせる人間は気分が滅入りがちなものだ」を省略してしまったものだから、悪い(異常な、危機的な)状態にあるのに、現実を直視せず、「何とかなる」と楽観的に構えている人の姿が浮かんでくる。

楽観主義バイアス

そんなことを思っていたら、先日ラジオから「楽観主義バイアス」という言葉が聞こえてきて、思わずメモしてしまった。正常性バイアスはよく聞くが、楽観主義バイアスは初めて聞きました。バイアスは先入観、思い込みのこと。

楽観主義バイアス(楽観バイアスとも)を調べると、正常性バイアスと似ている。どちらも自分に異常なことが迫っていても、その危険性を過小評価して(自分だけは大丈夫。津波はここまで来ない。私はがんにならない等々)、回避する機会を逃してしまう。

ただ、常に異常事態に備えて気を張っているのはストレスなので、大抵の人は普段、無意識に楽観主義バイアスにかかっているそうだ。

楽観主義の人のほうが幸福度が高いという研究もあるそうだけど、ここでいう楽観主義は、アランの楽観主義とちょっと違うような気がします(哲学と心理学の用語の違い?)。

2020年11月21日(土曜)

〇体重 51.40 〇BMI 19.5 〇体脂肪率 27.1

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

フジッリ・アラビアータ(乾麺70グラム。ガーリックオイル)、サラダ(フリルレタス、タマネギ、ニンジン、金時豆、ちりめん、ブロッコリー、赤カブ、卵、クルミ、オリーブ。岩塩、黒胡椒、オリーブオイル、バルサミコ酢)

卵はレンジで加熱。なかなかきれいな半熟になりません

■お八つ

コーヒー、飴。柿ピー

■夕飯

雑穀入りご飯100グラム、吸い物(インスタント。ネギ)、天ぷら(シイタケ、ピーマン、サゴシ)、かき揚げ(タマネギ、ニンジン、ちりめん)、根菜の煮物(ゴボウ、レンコン、人参、コンニャク、丸天、昆布)、ミカン

天ぷらは岩塩でいただきます

2020年11月22日(日曜)

〇体重 51.9 〇BMI 19.7 〇体脂肪率 27.9

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

山菜そば(乾麺80グラム。干しシイタケ、ワカメ、山菜、かまぼこ)、大根の煮物(コンニャク、厚揚げ)、ブロッコリー、蒲郡ミカン

蒲郡ミカン、終了

■お八つ

コーヒー、飴。柿ピー

■夕飯

雑穀入りご飯、味噌汁(ニンジン、シメジ、ネギ、油揚げ、卵)、サゴシの生姜醤油焼き(ピーマン、サツマイモ)、キムチ納豆(ネギ)、梅干し、海苔、愛媛ミカン

夜のミカンは、いただきものの愛媛ミカン。どちらもおいしい

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