2020月6月 2度目の経過観察-13 CEA3.0 初めてのマスク

新型コロナウイルスの感染により、3月25日に志村けんが、4月18日に岡江久美子が死去。芸能人の相次ぐ死により、新型コロナの恐ろしさを一気に身近に感じるようになった春でした。

病院の玄関でマスクと体温のチェック

6月9日(火)

久々に地下鉄に乗って病院へ。車内では乗客の大半がマスクをしていたが、していない人もちらほら。私は「ちらほら」組だったが、すぐ鼻と口を覆えるように常時ハンカチを手にしていた。

マスクは念のため、バッグにしのばせていた。

「マスク買えない。どこにも売っていない(だから、してなくてもしょうがない)」という私の無謀、横着さを見かねてか、友人が5月に送ってくれたもの(使い捨ての不織布マスク10枚。ありがたい)。マスクをしていないと病院に入れてもらえないかもしれないという危機感もあって、持ってきた。

病院の玄関では予想通り、来院者がマスクをしているか、熱がないかを女性スタッフがチェックしていた(3月の通院したときはやっていなかった)。私は新型コロナが流行りだして以来、初めてマスクを装着。額で測られた体温は36.5度だった。

病院の中は乳幼児を除きほぼ全員がマスクを付けていた。異様な風景だった(じきに当たり前の光景になるが)。

再発リスクのピーク2年は越したが

この日の検査は血液検査のみ。採血を待つ患者は少なく、すぐに採血してもらえた。

放射線科の診察はそれから1時間15分後。やはりコロナ前より患者数が少ないため、血液の検査にかかる時間も早く終了するようだ。担当医はもちろんマスクをしていた。

腫瘍マーカーのCEAは、3カ月前と同じ3.0。

ほっとした。肺がんが再発転移しやすいのは治療後2年以内という。私は最初の治療(2015年)後の1年8カ月後(2017年)にCEAが上昇し、PET/CT検査でリンパ節に転移が見つかった。

現在は2度目の治療が終わってからすでに2年9カ月が経過したが、だからといって、まだまだ気は抜けない。

新型コロナ、健康な人に比べればリスクは高い

新型コロナウイルスについて医師に聞いてみた。

–放射線治療で肺の一部が線維化しているので、コロナにかかったら重症化するんじゃないかと心配している。

「完全に線維化していれば大丈夫」

–もう線維化している?

「3年から5年たっているので、多分している(最初の定位放射線治療から5年。2度目の通常の放射線治療から約3年経過)。でもコロナについてはまだよく分かっていないので、かからないにこしたことはない。他の健康な人に比べてリスクが高いのは確か。安易に考えないほうがいい。用心するべき」

–何に気を付ければいいか。

「一般的なこと。マスク、手洗い、三密を避ける」

正しく恐れろということですね。この頃、調子の良くない日が続いていたので、こちらも聞いてみる。

–ずっと疲れやすいが。

「僕もそう」

苦笑。担当医と私は年が近い。

–加齢によるもの?

「まあ、そんなもの」だそうです。

年を重ねれば不調も増える。がんだって老人病だと思えば、じたばたせずにすむ(かもしれない)。

→続きです。

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