2度目の放射線治療から3年
9月10日(火)
2回目(2017年8〜9月)の放射線治療(通常照射)終了から間もなく3年。
今日の定期検査は、血液検査と単純CT。CTは昨年9月以来、1年ぶりとなる。体重は減っていないし、体調に大きな変化はない。異常がないことを願いつつ、病院へ。
この日も、検査を待っている人は多くなく、スムーズに検査を受けて診察へ。
腫瘍マーカーのCEAは3.4と微増していた。2018年と2019年はずっと2.0台だったのに、今年2020年は3.0台となり、3.4は3年間で一番高い数値。
–徐々に上がっていて心配。
「CEAは年齢と共に上がる。それほど心配しなくてもいい」
–以前、4.0になったら嫌な感じと言われた。
「それは確かにそう」
不安に思ったり心配してもしょうがないとは分かっているのだけど、弱気にならずにいられない。
新型コロナは小リスク
新型コロナウイルスの感染拡大で低迷した景気の喚起策として、7月22日からGo To トラベルキャンペーンが始まり、10月16日からはGo To Eat キャンペーンが始まることになっている(愛知県)。
その割に感染は終息しておらず、愛知県は8月に緊急事態宣言を出していたのだが……。
素人目にも何かちぐはぐな施策で、私のような経過観察中の患者は旅行に行っていいのかどうか分からないので、医師に聞いてみる。
–前回、新型コロナのリスクがあると言われたが、私はハイリスク?
「ハイまでは行かない。小リスク」
ローリスクじゃなくて小リスクという言い方に頬が緩む。
それから、モニターで肺のCT画像やPET画像の新旧を見せてもらった。2015年に定位放射線治療をした部分は完全に線維化している。2017年の通常の放射線治療の部分も線維化が完成しているそうだ。
さらに、今日のCT画像をスクロールして、リンパ節、肝臓、副腎に異常がないことを確認してもらった(映っている部分だけ)。ひとまず安心する。
肺がんの光免疫療法
気になっていた光免疫療法について質問してみた。数日前(9月4日)のネット記事に、楽天メディカルジャパンが申請していた光免疫療法の薬剤が承認され、年内に実用化されるとあったため。ただし、今回実施されるのは一部の頭頸部がんのみ。
–肺がんでもいずれ実用化されるのか。
「体の奥のほうの臓器には、光が届かないのではないか。腫瘍の大きさに制限があるかもしれない。難しいのではないか」
–肺がんの治験は行われている?
「やっているかもしれないが、分からない」
とのこと。光免疫療法がいつか肺がんに適用されるとしても、まだまだ先のことになりそうだ。
→続きです。