ヒノトリと光免疫療法、ついに国内で初治療

日本発の2つのがん治療

先週(2月9日)の「ガイアの夜明け」(テレビ東京)のテーマは、「独占取材 がんに立ち向かうニッポンの最新技術」でした(やっと録画を見た)。

数年前から注目、期待していた国産の2つのがん治療が、いよいよ初実施。記念すべき1例目の治療を映像で見られて感無量でした。

2つのがん治療とは、1つがメディカロイド(川崎重工と医療機器メーカーのシスメックスが共同で設立)が5年かけて開発した手術支援ロボット「ヒノトリ」。

もう1つが、日本人研究者(アメリカ国立がん研究所の小林久隆主任研究員)が開発した「光免疫療法」です。

国産の手術支援ロボット「ヒノトリ」

世界の手術支援ロボット業界は、長い間アメリカのダヴィンチの独擅場だったが、技術の多くが特許切れとなり、今後世界の企業が新規参入してくる様子。そんな中、先陣を切って登場したのが「ヒノトリ」。

初の手術は2020年12月14日、神戸大学国際がん医療・研究センターで、前立腺がんの70代男性に実施。事前の説明で、男性は1例目と聞いて、ちょっと複雑そうな表情を見せていた。確かに医師がどれほどダヴィンチ手術に長けていても、ヒノトリは初操作。患者として不安になるのは理解できます。

でも、メーカーも病院もテレビカメラが入る場で勝算のない勝負に挑むわけもなく、手術は4時間半かけて無事終了。男性は2週間後、歩いて退院し、術後の経過も順調のようでした。料金は、保険適用(3割負担)で約40万円。

ヒノトリは現在は泌尿器科領域の手術のみ対応。番組ではメディカロイドの研究者たちが消化器(胃がん)適用を目指していたが、プログラムの制御が大変そうだった。肺がんに適応されるのは、まだ先のようです。

進化するがん治療

ダヴィンチによる胃がん手術のスペシャリスト、藤田医科大学病院(愛知県豊明市)の宇山一朗医師も登場していました。ヒノトリの開発アドバイザーの1人で、すでに藤田医大病院にも訓練用のヒノトリが設置されており、夏ごろにはヒノトリによる胃がん手術を目指しているとのこと。

それにしても、がん治療の世界って、未来の話だと思っていた治療法がどんどん実現化している。→「「未来世紀ジパング」〜がん治療最前線

3年前の「ジパング」では、国内のダヴィンチ台数280台、藤田医大病院の宇山医師の手術件数は600件と言っていたのに、先週の「ガイア」では400台と1000件と大幅に増加していました。今後はヒノトリが台数も手術件数も伸びていってほしいものです。

がん細胞だけを光で破壊「光免疫療法」

2つ目の光免疫療法は、患者への負担が少ない画期的な治療法。楽天の三木谷会長の肝いりで、スピード承認、保険適用されたのは喜ばしい限り。

1例目の患者は、咽頭がんが再再発した50代の女性。10年前の初発時に声帯を除去。4年前の再発時に手術、抗がん剤、放射線と、がん治療のフルコースを行うが、一昨年また再発したそうだ。

再再発が分かったときは、初めてがんと診断されたときよりもつらかったと筆談で書いていたが、私も初発より転移の診断のほうがショックだったので、その気持ちはよく分かります。

女性は今年1月14日、千葉県の国立がん研究センター東病院で国内初となる光免疫療法を受けた。のどの腫瘍は大きく形がいびつだったため、3人の医師が3方向から5分間、光を照射。わずか5分! これで腫瘍だけを選択的に破壊してくれるなんて素晴らしい。

春から全国20病院で実施

番組では、女性がいつ退院したか言っていなかったが、2週間後の外来(診察)では、焼いたところがかさぶたになっていた。医師の見立てでは、かさぶたも2〜4週間後には消えて、ピンク色の粘膜に戻っているのではないかということだった。今後も経過観察は続くが、繰り返し照射することも可能だという。

治療費は健康保険と高額療養費制度を利用して約13万円。

光免疫療法を実施しているのは、現在は限られた病院だけだが、今年春には全国20カ所の病院で受けられるようになるそうだ。

また、治療の対象となるがんは、現在は頭頸部の再発がんのみだが、胃がんや食道がんでの実用化に向けた研究が始まっている。こちらも、残念だけど肺がんはまだ未定のようです。

2021年2月14日(日曜)

〇体重 51.5 〇BMI 19.5 〇体脂肪率 28.1

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

山菜そば(乾麺80グラム、ワカメ、ネギ、山菜、かまぼこ)、アヒージョ(カリフラワー、シメジ、ちりめん。ガーリックオイル)、キムチ納豆(ネギ)、はるか

カリフラワーのアヒージョ、思いがけないおいしさ

■お八つ

コーヒー、飴。抹茶、一口チョコ

■夕飯

雑煮(切り餅2個。干しシイタケ、エノキダケ、小松菜、かまぼこ)、アジの生姜醤油焼き(ズッキーニ)、根菜の煮物(ゴボウ、レンコン、人参、コンニャク、丸天、昆布、ゆで卵)、はるか

仕事の追い込み。簡単ご飯です

2021年2月15日(月曜)

〇体重 51.5 〇BMI 19.5 〇体脂肪率 28.6

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

ペンネ・アラビアータ(乾麺70グラム。ガーリックオイル、オリーブ)、サラダ(カリフラワー、ブロッコリー、金時豆、ちりめん、アボカド、ゆで卵、ラディッシュ、くるみ。岩塩、黒胡椒、オリーブオイル、バルサミコ酢)、オニオンスープ(インスタント)

サラダのカリフラワーは生です。生でも火を通しても美味

■お八つ

コーヒー、飴

■夕飯

キムチ炒飯(雑穀入りご飯100グラム。シメジ、ネギ、厚揚げ、イカ、キムチ、卵)、スープ(タマネギ、ニンジン、マイタケ、ニラ)、ゴボウの昆布巻き、はるか

厚揚げの比率高し。炒飯というより厚揚げ炒めのようです

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