がん悪液質に新薬

今日の中日新聞朝刊で目に入った記事です。

がん悪液質といえば、末期がんの患者の食欲が落ちてみるみるうちにやせたり、逆に食べても食べても栄養はがんに奪われて衰弱し、まず助かることはないと思っていた。

でも、実際は命に関わるようなケースばかりじゃなく、軽いケースもあるようです。記事によると、フランスではがん患者(肺がん、膵臓がん、胃・食道がん)の半数以上に悪液質が見られたそうだ。

非小細胞肺がんなど4つのがんが対象

多くのがん患者がかかるがん悪液質だけど、これまで治療薬はなかった。それがこの4月に日本初となる治療薬が出た。記事によると、「食欲や成長ホルモンの分泌を促し、体重、筋肉の量を増やす」効果があるそうです。

→「グレリン様作用薬「エドルミズ®錠50mg」新発売のお知らせ」(小野薬品工業 4月21日)「グレリン様作用薬エドルミズ、がん悪液質の適応で新発売」(オンコロ 4月21日)

治療できるがんは限られていて、現在は4種類。非小細胞肺がん、胃がん、膵臓がん、大腸がん(今後はもっと対象が増えるかも)。

非小細胞肺がん(腺がん、扁平上皮がん、大細胞がん)の患者さんですでに治療を受けている人もいるかもしれません。

がん悪液質といって思い浮かぶのは、川島なお美(胆管がん)と今井雅之(大腸がん)(共に2015年死去)。

2人はみるみるうちにやせて死に到ってしまったが、当時この薬があったとして、早い段階で処方されていたら、2人の予後は変わっていただろうか。

急激な体重減少は危険

食べても食べてもやせていくというのは、私も25年前にバセドウ病で経験しているので、そのつらさは多少なりとも分かる。スーパーに行くだけで寝込んでいたので、体力も落ちていたと思う。

ところで、新聞の記事にはがん悪液質の診断の目安として、「半年間で5%以上の体重減少と全身の筋力低下など」とある。

私は肺がんと診断された前年(2014年)、体重が7カ月で10%以上下がった。ダイエットが成功したと喜んでいたが、体重減少は肺がんが原因だった。

そのときは「全身の筋力低下」は自覚がなかったけれど、今思うと、ほんとに危なかったのかもしれません。

「目方とご飯」はじめに
体重が7か月で10%以上、下がっていた 2015年9月14日、名古屋市立大学病院放射線科でのセカンドオピニオンで、

2021年7月13日(火曜)

〇体重 51.8 〇BMI 19.6 〇体脂肪率 28.7

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

冷やし中華(キュウリ、インゲン、ニンジン、錦糸卵、カニカマ)、アヒージョ(シメジ、ブロッコリー、ちりめん。ガーリックオイル)、ほうれん草のおひたし(削り節、くるみ)、キナウリ

冷やし中華は甘酢だれ。さっぱりといただきます

■お八つ

コーヒー、飴

■夕飯

卵かけご飯、味噌汁(ワカメ、カボチャ、エリンギ、油揚げ)、塩ザケ、ゴボウとニンジンのきんぴら(ごま)、ビワとキュウリのサラダ(マヨネーズソース)

マヨネーズソースは、マヨネーズと豆乳、からしを合わせました。ビワとキュウリに驚くほど合います

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