最適ながん治療を求めたジャーナリスト

食道がんで、抗がん剤も手術も拒否

ネットにアップされていた記事です。→「病院任せのがん治療から逃げ出し、手術を回避。だから、生き延びた」(DIAMOND online 7月15日)

食道がんと診断されたジャーナリストの金田信一郎氏が、がんについて調べるうち、受けていた抗がん剤治療に疑問を抱いて病院を逃げ出したり、決まっていた食道全摘手術を土壇場で拒否して放射線治療を選択するなど、自分が求めるがん治療を受けるまでを記録したノンフィクション「ドキュメント がん治療選択 崖っぷちから自分に合う医療を探し当てたジャーナリストの闘病記」(ダイヤモンド社)を発表。それを記念してのインタビュー連載記事です。

→第2回「がん治療、ネット上の怪しい情報はこうやって見抜け!」(7月16日)、第3回目「がん治療、口の重い医者や病院から情報を引き出すには」(7月17日)、第4回「絶対に後悔したくない! がん治療の選択で迷ったときの思考法」(7月18日)

「がん告知を受けて標準治療のベルトコンベアに乗せられた」の言葉には同感。

私も最初にかかった呼吸器内科で肺がんが確定したとたん、呼吸器外科に回されそうになった。「手術は受けたくない。放射線治療を受けたい」と主張すると嫌な顔をされ、手に余る患者だと思われたのか上級医へと担当を変えられ、言い含められそうになった。

それを振りきって、セカンドオピニオン、サードオピニオンを聞きに行き、ようやく自分が納得できる治療(放射線治療)へとたどり着いたので、金田氏の道のりの大変さはよく分かります。

私も放射線治療を選んだ

とはいえ、私は近藤誠医師の著作を読んで、手術ではなく放射線治療を選んだ。金田氏は第2回のインタビュー記事「がん治療、ネット上の怪しい情報はこうやって見抜け!」で、近藤誠医師の著作をトンデモ本と切って捨てているので、ちょっとつらいのですが。

ただ、近藤医師は「がん治療で殺されない七つの秘訣」(文春新書)で、歌舞伎俳優の中村勘三郎が食道がんの手術後に合併症で亡くなったことについて、こう言っている。

「食道全摘術は果たして妥当だったのか。結論を先にいえば、手術を選ばず、放射線治療にしておけばよかった。食道を残せるし、生存率は同じだからです。」

金田氏がこれを最初に知っていたら、オペのドタキャンなどしなくてもすんだのでは。

また、同書で近藤医師は、医師は自分の専門以外の治療を患者に受けさせたがらない(利益にならないから)として「手術医と抗がん剤治療医を信じてはいけない」とか、患者には知らされていないだけで「治療法には必ず選択肢がある」とも書いている。

近藤医師の言っていることって、金田氏が最終的にたどり着いた結論と似ているような気がするのですが。

でも、とにもかくにも臓器を切らずにすんだのは喜ばしい。このまま再発・転移がないことを祈ります。

2021年7月16日(金曜)

〇体重 50.5 〇BMI 19.7 〇体脂肪率 28.0

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

ざるそば(乾麺80グラム。海苔)、アヒージョ(シイタケ、ブロッコリー、ちりめん。ガーリックオイル)、キムチ納豆(ネギ)、キナウリ

肉厚のシイタケ、一番のごちそうです

■お八つ

コーヒー、飴

■夕飯

雑穀入りご飯100グラム、味噌汁(カボチャ、ナス、シメジ、油揚げ)、アジのパン粉焼き、ゴボウの煮物(昆布、コンニャク、がんもどき。ゆで卵)、トウモロコシ

煮物はお昼に圧力鍋で作っておきました

2021年7月17日(土曜)

〇体重 51.2 〇BMI 19.4 〇体脂肪率 28.5

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

冷やし中華(キュウリ、オクラ、ニンジン、錦糸卵、カニカマ、ラディッシュ)、アヒージョ(シイタケ、ブロッコリー、ちりめん)、キナウリ

オクラはいつも生ですが、今日はさっとゆでてみました

■お八つ

コーヒー、飴

■夕飯

雑穀入りご飯100グラム、味噌汁(大根、シメジ、オクラ、油揚げ)、クリームコロッケと魚フライ(フリルレタス)、ゴボウの煮物、トウモロコシ

フライは冷凍食品。疲れていたので、楽をしたくて

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コメント

  1. tonton より:

    金田氏は全く存じ上げませんが、この本はとても役に立ちそうですね。
    ガンだけでなくさまざまな医療を受ける際の治療の選択や、医療者とのコミュニケーションの取り方にも役立ちそうです。実は両親のホームが契約している高齢者施設専門の医療機関に色々疑問がありまして、治療に立ち会い質問をしなくてはならなくなりそうですので。

    私も「ベルトコンベアに乗せられた」は実感しました。私はそのコンベアのスピードを自ら早めてしまったくらいなので、文句は言えませんが…
    これからの医療は患者も医師と双方向に対話して、自分で選択する力が必要になってきたんですね。でも私には難しいなぁ〜と、これ以上病気にならない方法が一番知りたいです。

    • クロエサト より:

      tontonさん、こんばんは。

      >私はそのコンベアのスピードを自ら早めてしまったくらいなので、

      がんと診断されたら頭が真っ白になって、一刻も早く治療をと思ってしまいますよね。
      がんの治療はすぐ決めなくていい、検査結果が出たら、その患者のがんにはどんな治療法があるか、それぞれのベネフィット、リスク、さらに治療しないとどうなるかなどの項目を網羅した一覧表を示してもらえるといいなと思います。

      >治療に立ち会い質問

      そのときはぜひ質問をメモしていってくださいね。OKさえもらえれば録音もしたほうがいいかも(医師の前って緊張してしまうから)。