早期の肺がんの放射線治療

ヨミドクターでは東大特任教授で放射線科医の中川恵一医師が、コラム「がんの話をしよう」を毎月連載中。8月は「放射線治療 臓器の形態や機能を温存」(ヨミドクター 8月24日)でした。

中川医師は、放射線治療が手術や抗がん剤と比べてひけを取らない治療成績を上げていることを繰り返し書いています。今回の記事もそうで、肺がんに限ってまとめてみると。

・手術と放射線治療では、同等の治療効果を示す場合も。放射線治療単独、もしくは抗がん剤と併用して完治を目指せる。

・東大病院の場合、早期の肺がんなら放射線治療の照射回数は4回、照射時間は2分足らず。仕事の合間に治療を受けられる。

定位放射線治療のメリット

少し説明を足すと、ここでいう放射線治療とは「定位放射線治療(ピンポイント照射)」のことで、肺がんは公的医療保険が適用されます。高額療養費制度も使えます(私も利用しました)。

「早期の肺がん」とあるのは、腫瘍のサイズが3センチ以下(5センチ以下という医療機関も)、腫瘍の個数が3個以下(5個以下というところも)のこと。上限としている腫瘍のサイズも個数も、医療機関によって結構まちまちですが、これは治療装置によって異なるのかも。

照射回数が4回というのは、放射線量が例えばトータルで48グレイの場合、12グレイを4回に分けて照射するということ(私が最初にC病院放射線科で提案されたのが、この12グレイ×4回=48グレイでした。でも実際に受けたのは別の病院で、8グレイ×8回=64グレイです。線量は医療機関、医師によって幅があります)。

照射時間は2分でも、その前後に着替えたり、医師や看護師との問診があるので、実質的にはもっと時間を要します。

仕事をしながら放射線治療を受ける患者がいることは知っていましたが、私自身は体がしんどくて、治療後、帰宅するとしばらく横になっておりました(個人差があります)。

がん患者の経済毒性

今回の記事で面白いと思ったのは、がん患者の「経済毒性」の調査。前立腺がんで手術を受けた患者と放射線治療を受けた患者に分け、それぞれどれだけ年収に悪い影響があったかを調査したもの。

会社員では減収の差は確認できなかったが、自営業、パートタイム、アルバイトだと大きな差があったそうだ。その差は、手術を受けた患者の年収が41%が低下したのに対し、放射線治療を受けた患者は半分以下の16%。

さらに自営業、パートに限ると、放射線治療を受けた場合の減収は有意に少なかったそう。私はフリーランス(自営業)なので、その面でも放射線治療を選んで良かったと思ったのですが、ただ、この調査、がんの中でも一番生存率の高い前立腺がん患者を対象としているため、肺がんだと結果は大きく違ってくるかもしれません。

2021年8月25日(水曜)

〇体重 50.5 〇BMI 19.1 〇体脂肪率 27.7

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

スパゲティ・ボンゴレロッソ(乾麺80グラム。ガーリックオイル。粉チーズ)、サラダ(フリルレタス、うずら豆、ちりめん、カイワレ大根、アスパラガス、パプリカ、カマンベールチーズ、クルミ、オリーブ。岩塩、黒胡椒、オリーブオイル、バルサミコビネガー)、プルーン

暑いせいで、チーズが室温ですぐ溶けてしまう

■お八つ

コーヒー、飴。クラッカー

■夕飯

マグロの漬け丼(酢飯100グラム、白ごま。カイワレ大根、マグロ)、ニラ玉の吸い物、ブナピーとちりめんのアヒージョ(ガーリックオイル)、大根とコンニャクの煮物(アスパラガス)、プルーン

いつもはボールに盛っている漬け丼ですが、今日はお皿に盛ってみました

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