国がなくなるとしたら〜「日本沈没」

12月12日に最終回を迎えたテレビドラマ「日本沈没—希望のひと—」(TBS系)は、国についていろいろと考えさせられたドラマでした。

国民を救えるかどうかは、取引材料の有無次第?

国がなくなるとはどういうことか。

政府は、日本には世界に誇れる産業、技術があるため、企業と国民をセットにして他国へ移住させてもらうよう交渉。さらに、世界中に広まった感染症の特効薬の特許を放棄(成分を公開)することで、残りの国民も引き受けてもらうことにする。

これで日本人は生き延びることができて、めでたし、めでたしなのか。

では、温暖化による海面上昇で国土が狭まっているツバルなどはどうなるのか。取引材料となる産業や技術がないと、他国は引き受けてくれないということか。

さらに、内戦や迫害などで国を追われて難民となる人々は今も多いが、彼らを積極的に引き受けようという国は見当たらない。特に日本の難民認定は厳しくて受け入れ人数も少ないのに、いくら国が沈むという非常事態とはいえ、日本国民だけ世界の国々が受け入れてくれるなんて能天気すぎないか。

また日本に戻りたい?

また、日本が沈んだら、世界中に散らばった日本人はいつか再び国を持ちたいと願うだろうか、ローマ帝国に国を追われたユダヤ人のように。国を取り戻すことが悲願だったユダヤ人がイスラエルを建国したのは2000年後。あっさりした気質の日本人が、それほど長く信念を持ち続けられるだろうか。まあ、地殻変動で国土が海に飲まれるのと、他国に迫害されて国民が離散するのとでは、同じ土俵に乗せるのに無理があるかもしれませんが。

などと考えていたのだけど、ドラマでは日本は全部は沈まず、最終的に北海道と九州は沈没を免れた。一部だけにせよ良かった。しかしそうなると、すでに国外退去した国民は北海道か九州に戻ってくるのか。それとも他国に築くことになるジャパンタウンに住むことになるのか。他国で一からやり直すのは大変そう。日本に戻りたいという国民が多いような気がします。

それにしても、細部の作りが雑で説得力に欠けるドラマでした。受け入れ国へはペットは連れて行けるのか。ICUに入っている重病人はどう移動させるのか、受け入れ国で同じ治療を受けられるのか。動物園や畜産家の動物はどうするのか。疑問点を挙げたらきりがないと思われます。

2021年12月19日(日曜)

〇体重 50.2 〇BMI 19.0 〇体脂肪率 28.2

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

うどん(乾麺70グラム。干しシイタケ、ワカメ、かまぼこ、ネギ)、アヒージョ(シイタケ、ちりめん、ブロッコリー。ガーリックオイル)、おろし納豆(ネギ)、ミカン

日中は陽が出ていなかったせいで、室内の気温も上がらず。激しい湯気が立ち上っております

■お八つ

コーヒー、飴

■夕飯

雑穀入りご飯100グラム、ニラ玉の吸い物、イワシのパン粉焼き(ブロッコリー)、根菜の煮物(ゴボウ、タケノコ、ニンジン、コンニャク、丸天、昆布)、梅干し、海苔、ミカン

煮物はこれにて終了

2021年12月20日(月曜)

〇体重 50.0 〇BMI 18.9 〇体脂肪率 28.1

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

スパゲティ・ボンゴレロッソ(乾麺70グラム。ガーリックオイル)、コンソメ(インスタント)、サラダ(ラディッシュ、金時豆、ちりめん、クルミ、オリーブ。岩塩、黒胡椒、オリーブオイル)、キウイ

サラダを見ていたら、あと5日でクリスマスだと気付きました。クリスマスカラー(赤、緑、白)って食欲をそそりますね

■お八つ

コーヒー、飴

■夕飯

雑穀入りご飯、味噌汁(ワカメ、カボチャ、ニンジン、シメジ)、塩ザケ、大根の煮物(厚揚げ、糸こんにゃく)、サヤエンドウの卵とじ、ミカン

卵とじの汁気が多すぎ(でも、これが好きで)

ブログ村ブログパーツ

にほんブログ村 病気ブログ 肺がんへ

にほんブログ村 料理ブログ おうちごはんへ

スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)

フォローする

コメント

  1. tonton より:

    このドラマは荒唐無稽ながら、いろいろ考えさせられました。
    ちょうど中島京子の「やさしい猫」を読んで、日本が非常に移民に閉じている国と知ったこともあり、自分が移民する側になるという発想がなかったですね。
    クロエさんもおっしゃるように重病人はどうするのか、刑務所の犯罪者は受け入れる国があるのか?等々、細部は極めてアバウトでしたね。
    でも地学的には日本は非常にやばい位置にあるらしいので、全くあり得ないとも言えません。日本人が忘却力に優れているのは、なんども天災にあって気持ちをリセットしないとやってられないからかもしれません。

    • クロエサト より:

      tontonさん、今晩は。
      「やさしい猫」は書評でも高い評価を得ていますね。私もいつか図書館で借りて読みたいと思っていました。
      名古屋の出入国在留管理局でスリランカ女性が亡くなった事件は、地元でこんなことが起きていたのかと驚きました。国を追われたら、自分が他国でこういう目に遭わない保証はどこにもないことを、「日本沈没」を見ていて考えたりしました。
      「日本沈没」は突っ込みどころ満載のドラマでしたが、制作側は細部を描かないことで確信犯的に問題を提起しているのかと深読みしたくなるほど、いろいろ考えさせられましたね。