バッタの研究でモーリタニアへ
前野ウルド浩太郎著『バッタを倒しにアフリカへ』(光文社新書 2017年)を読みました。
農作物に甚大な被害をもたらすサバクトビバッタを研究するため、アフリカのモーリタニアに渡った若き昆虫学者(1980年生まれ)の自叙伝で、ベストセラーになりました。5年くらい前にラジオで知って興味を持ちましたが、ようやく読むことができました。
未知なる土地で昆虫学者を目指して奮闘する姿が、赤裸々かつサービス精神あふれる文章でつづられ、何度も笑わせてもらいました。
ただ、虫の写真が満載で、現地ではごちそうのヤギをさばく描写などは、虫と肉が苦手な私にはちょっとつらかったのですが。
任期なしの職探しの戦いでもある?
それと、何より印象に残ったのはポスドクの立場の不安定さ。著者は農学博士で、バッタ研究ができる大学や研究機関に就職したいと願うのだけど、まずは任期付きの仕事しかない。日本学術振興会の制度を利用してモーリタニア国立サバクトビバッタ防除センターへ行きますが、2年間の任期が切れて無職になってしまう。
任期なし(無期雇用)で定年まで勤められる職を得るため、ポスドクがどれほど神経をすり減らしているのかに結構ページが割かれています。
これって以前読んだ水月昭道著『高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院』(2007年)の世界だと思っていたら、『高学歴』の編集者が前野に声をかけて『バッタ』を作ることになったそうだ。任期なしの仕事を得たいなら、前野くらい外に向けて、研究内容はもちろん自分自身をアピールする必要があるということでしょうか。
それとさっき気付いたのだけど、水月の新著『「高学歴ワーキングプア」からの脱出』(2020年)に、前野と水月の特別対談があるそうです。これは読んでみたい。
ところで昨年、サバクトビバッタの大群がかつてない規模で東へ向かっているというニュースを何度か目にした。この大発生は2020年頭から始まり、2022年3月頃に収束したそうです。
前野博士には次の大発生を抑えるべく研究にまい進していただきたいものです。
2023年2月13日(月曜)
〇体重 51.1 〇BMI 19.4 〇体脂肪率 26.8
■朝
豆乳、野菜ジュース
■お昼
キノコの炊き込みご飯(シイタケ、エノキダケ、マイタケ、エリンギ、油揚げ)、水炊き(豆腐半丁、カボチャ、人参、シイタケ、春菊、ネギ、チクワ。ぽん酢醤油)、フキと油揚げの煮物、伊予柑
炊き込みご飯終了。また作らないと
■お八つ
コーヒー、飴
■夕飯
カンパーニュ2枚、ツナのパテ(ツナ、タマネギ、オリーブ)、ポタージュ(インスタント)、サラダ(ブロッコリー、うずら豆、ちりめん、トマト、ゆで卵、クルミ。岩塩、黒胡椒、オリーブオイル)、伊予柑
2023年2月14日(火曜)
〇体重 50.3 〇BMI 19.0 〇体脂肪率 27.7
■朝
豆乳、野菜ジュース
■お昼
ラーメン(生麺100グラム。ネギ、かまぼこ、メンマ、ゆで卵)、卯の花(おから、タマネギ、ニンジン、干しシイタケ、シメジ、ネギ)、サラダ(ブロッコリー、トマト、ツナのパテ)、リンゴ
サラダにトッピングしたツナは昨夜の残り。ドレッシングいらずです
■お八つ
コーヒー、飴
■夕飯
雑穀入りご飯100グラム(梅干し、海苔)、味噌汁(カボチャ、タマネギ、エノキダケ、油揚げ)、サンマの干物、根菜の煮物(ゴボウ、レンコン、人参、コンニャク、丸天、昆布)、リンゴ