昨日、岐阜県多治見市へ行って来ました。多治見は焼き物の美濃焼と、夏の最高気温が高いことで知られています。名古屋からはJRで30分ちょっと。以前から行きたかった「虎渓山永保寺(こけいざん・えいほうじ)」を最終目的地に、街の中心部を歩いてきました。
JR多治見駅を南下し、2つ目の信号を左折。約400メートル続く「ながせ商店街」を東に進む。
商店街が途切れると多治見大橋。土岐川がゆったりと流れています。
美濃焼の店が並ぶ本町オリベストリート
美濃焼の店が連なる「本町オリベストリート」。美濃焼の一つ、織部焼から命名された通り。数年前、焼き物のギャラリーへ来たことがあります。
約400メートルの通りをメインに、焼き物を始めとしたさまざまなお店が並ぶ。明治〜昭和初期に建てられた建物も多く、趣のある雰囲気。私は1軒の店で茶碗を2つ購入。2日のお昼に小鉢として使いました。
所々に「下街道」と書かかれた灯篭や石柱が。下街道とは江戸時代、五街道以外に主要な街道だった脇往還の一つで、中山道と名古屋城下をつないだ街道のこと。名古屋からこの道を通って大勢の人が御嶽山や善光寺参りに向かったそうです。
多治見修道院
突如現れる大きな洋館、その威容に圧倒される「神言修道会多治見修道院」。30年以上前に訪れたことがありますが、当時と同じようにその大きさ、美しさに圧倒されました。
現在も神学生が修練する場。周辺の広大なぶどう畑のぶどうから醸造されるワインは「修道院ワイン」として知られています。
建物前の公園に立つ大きなソメイヨシノがちょうど満開でした。
残念ながら内部の撮影は禁止。礼拝堂はアイボリー、水色など、上品な色合いでまとめられている。祭壇の右側に立つキリスト像が阿部寛に似ていて、親しみを感じてしまった。
修道院の裏手。手前に研修用のログハウスが建ち並んでいる。桜の木の下のベンチでお昼をいただきました。
裏手にある「ルルドの聖母マリア」。南フランスのルルドの洞窟の一部を再現したもの。
古墳から虎渓公園へ
修道院から坂道を延々と上っていく。途中に古墳(円墳)があった。この先向かう永保寺の所有とのこと。
まずは「虎渓(こけい)公園」に到着。桜が約400本植えられており、ちょうど見頃。展望台から公園と多治見の街を見渡せます。
公園脇に建つ平和観音。台座を含めた高さは15メートル。戦没者慰霊のために建立。
観音像の近くに「虎渓山永保寺」への入口が。ここから参道になるようです。
よく整備された道。北方向へずっと下っていきます。
まるで別世界、虎渓山永保寺
下りきったところに突如広がる「虎渓山永保寺」の名勝庭園(国指定)。結界のような石橋を渡ると、極楽浄土と見まがう別世界に足を踏み入れたかのよう。初めて平等院鳳凰堂を訪れた時の感動を思い出した。
永保寺は夢窓疎石が開いた臨済宗のお寺で、雲水の修行道場でもある。
小さな滝が流れる岩山、梵音巌(ぼんのんがん)の上に建つのは麗擁殿(れいようでん)という六角堂。千体地蔵が祭られています。
池の岸にアオサギがいました。美しいフォルムです。池の魚を狙っているのかな。
池にかかる無際橋(むさいきょう)。手前は此岸、橋を渡った向こうは彼岸。この世とあの世を結ぶ橋だとか。
橋を渡った先には国宝の観音堂。夢窓疎石が建立した仏殿。
池を西側に回り込んだ、少し奥まった所にある開山堂。足利尊氏が寄進したそうで、こちらも国宝。厳かな空気に満たされていて、思わず背筋が伸びます。
観音堂の東側に立つ大イチョウ。寺を開いた仏徳禅師が700年前に植えたとか。高さ25.5メートル。紅葉の頃にも見てみたい。
東側の突き当たりには、土岐川が流れていた。2つ目の写真の土岐川の上流になります。
永保寺の塔頭寺院
庭園の北側の急な坂を上ると駐車場の手前に永保寺の塔頭寺院が3つあります。永保寺を守る役目を順番に担ってきたお寺で、こちらは続芳院(ぞくほういん)。
徳林院(とくりんいん)。開運の祈祷仏、毘沙門尊天像があるそう。
保寿院(ほじゅいん)。朱色の山門があでやか。境内ではちょうどしだれ桜が満開だった。永保寺は思っていた以上に見応えがあって堪能しました。
4月1日〜「ヘルスケア」歩行データ(自宅から自宅まで)
距離 11.6km
歩数 17,498歩
上がった階数 25階
この日の多治見市の最高気温は25.7度。夏日でした。ほぼ終日、雲一つない青天で、日なたを歩き続けるのはしんどかった(暑さで体力を奪われるため)。その分、緑陰に入ると生き返りました。
キリスト教と仏教という2つの宗教の修行の場が隣り合っており、それを特に疑問に思わず、はしごするなんて、自分もつくづく日本人だなと思った1日でした。
2023年4月1日(土曜)
〇体重 49.3 〇BMI 18.7 〇体脂肪率 26.7
■朝
コーンフレーク+豆乳、野菜ジュース
■お昼
おにぎり(ご飯100グラム、塩昆布と梅干し)、キノコの炊き込みご飯のおにぎり(シイタケ、エノキダケ、マイタケ、エリンギ、ツナ)、はっさく
※桜の花びらがはらはらと舞う中、いただきました。
■お八つ
コーヒー、飴
■夕飯
味噌煮込みうどん(ネギ、シメジ、かまぼこ、油揚げ、卵)、ホタルイカのカルパッチョ(タマネギ、貝割れ菜。岩塩、黒胡椒、オリーブオイル)、サツマイモのレモン煮、リンゴ
2023年4月2日(日曜)
〇体重 49.9 〇BMI 18.9 〇体脂肪率 26.8
■朝
豆乳、野菜ジュース
■お昼
うどん(乾麺80グラム。干しシイタケ、ワカメ、ネギ、かまぼこ、天かす)、ホタルイカの甘味噌掛け(タマネギ、貝割れ菜。からし)、サツマイモのレモン煮、はっさく
サツマイモを盛った器が、多治見のオリベストリートで購入した磁器の茶碗
■お八つ
コーヒー、飴
■夕飯
雑穀入りご飯、中華スープ(シメジ、エノキダケ、人参、ネギ)、海鮮餃子(キャベツ、ニラ、ホタテ貝、イカ。アスパラガス)、温奴(塩昆布、梅干し)、はっさく