今川義元の死後も守られた城
昨日(5月5日)、「桶狭間の戦い」(1560年5月18〜19日)の舞台の一つ、名古屋市緑区の鳴海城(なるみじょう)跡へ行ってきました。
もともと織田信長方の城だったのに、城主が今川義元方に寝返ってしまったため、信長は鳴海城を取り戻すため、周辺に3つの砦を築きます。昨日は鳴海城、丹下砦、禅昌寺砦、中島砦の順に回り、関係する史蹟も訪ねてきました。
5日は松本潤が徳川家康に扮した浜松まつりの騎馬武者行列が68万人の人出で賑わったそうですが、こちらは人もまばらで、ゆっくりと見て回ることができました。
2月に桶狭間、5月1日には大高城跡にも行っています。
鳴海城跡〜本丸と曲輪の跡
名古屋駅から鳴海駅までは名鉄で20分ちょっと。北側の扇川を越えて、鳴海街道を上ると、右手に「天神社 (あまつかみしゃ)」があります。
現在はこじんまりとしていますが、戦国時代は鳴海城の東曲輪(くるわ)だったそうです。
さらに坂を上がって天神社の西側にある「鳴海城跡公園」へ。ここには本丸がありました。鳴海城には今川方の岡部元信がおり、義元が討たれた跡も城を守っていましたが、義元の首を受け取り、ようやく城を明け渡したそうです。
現在は遊具が置かれた児童公園になっています。南側は崖になっており、戦国時代、崖の下まで海が迫っていたとか。
公園から北方面を望みます。左手が丹下砦のあった方向。
公園を出て細い道を西側に下りていきます。南西から見上げた公園。鳴海城が高台に建っていたことが分かります。石垣は当時のものではないと思いますが……。草むらに愛らしいピンクの花が咲いていました。
上の草むらから南方向を見下ろします。ここ、何があった場所なんでしょう。
坂を下りきった道沿いにある「東福院」。門に鳴海城の城門の梁が使われています。
門の梁を内側から見たところ。境内を掃除していた中年の女性(お庫裏さん?)に話を聞くと、黒い部分の上部が鳴海城の城門の梁部分で、門を再建するに当たって、当時と同じ手法で1本の釘も使わずに建てたそうです。
通れる高さが低く(210センチくらい)、馬に乗ったり槍を持った武士がくぐれる高さはないため、裏門などではないかとのことでした。
以前は梁の部分に説明書きが貼ってありましたが、歴史&写真好きな人から「撮影するのに邪魔だから、はがしてほしい」から頼まれ、はがしてしまったとのこと。でも説明がないと何が何やら分かりません……。
丹下砦〜案内板があるだけ
東福院から500メートルほど上り「光明禅寺」へ。このお寺の裏手辺りに丹下砦があったそうです。
往時を忍ばせるのは、この「丹下砦跡」の案内板だけ。周囲は山を切り開いた住宅地で、坂道沿いにびっしりと家が建ち並んでいます。
「成海神社」。シンメトリーで美しい。
もとは天神社の辺りにありましたが、鳴海城を築くために、ここへ移されたとか。どうして「鳴海」と「成海」と異なる表記があるんでしょう。
坂道をさらに上がったところにある新海池(にいみのいけ)公園。野球場、バスケットコート、遊具などがある広い公園です。
池沿いには遊歩道が整備されており、ちょうど昼時だったので、池に張り出した東屋でお昼をいただきました。
公園のプレーパークから北方面、公園の緑地と池を見下ろす。多分ここがこの辺りの一番高い場所だと思われます。
善照寺〜3000名の兵が集結
住宅地を直線距離で800メートルほど下ると、「善照寺砦」のあった砦公園に着きます。鳴海城からは約600メートル。桶狭間の義元を奇襲する前、信長はこの砦の下に3000名の兵を集めたそうです。
公園の北方面。高台で見晴らしがいい。鳴海城は左手のほうで、距離的に近いため、この砦と鳴海城とで悪口を言い合う「言葉合戦」が行われたとか。
南側。樹木が茂ってよく見えませんが、中島砦のある方向です。
中島砦〜三角州にあった砦
「中島砦」。鳴海城からは500メートル。石碑は個人宅のお庭にあります。
一声おかけして入らせていただきました。新緑に埋もれた石碑。
扇川。左手にカーブを描いて流れていますが、右手の奥から細い川が合流しています。中島砦は、右側の川沿いにあります。戦国時代、ここは三角州だったそうです。砦は高台にあるものとばかり思っていたのけど、そうじゃないんですね。
5月5日〜「ヘルスケア」歩行データ(自宅から自宅まで)
- 距離 8.6km
- 歩数 12,820歩
- 上がった階数 10階
ずっと曇り空でしたが、最高気温は24.2度と結構高かった。ここもちゃんとしたガイドマップがないようで、GoogleMapで探しながら歩きました。起伏に富んだ地形で、入り組んだ坂道の多い住宅地というのは、桶狭間、大高と共に共通しています。
2023年5月5日(金曜)
〇体重 49.6 〇BMI 18.8 〇体脂肪率 26.9
■朝
コーンフレーク+豆乳、野菜ジュース
■お昼
おにぎり(ご飯100グラム、塩昆布と梅干し)、キノコの炊き込みご飯のおにぎり(シイタケ、エノキダケ、シメジ、マイタケ、油揚げ)、はっさく
※代わり映えしない、いつものお昼。
■お八つ
コーヒー、飴。クラッカー
■夕飯
ラーメン(モヤシ、ネギ、かまぼこ)、卯の花(タマネギ、ニンジン、干しシイタケ、エリンギ、ネギ)、山芋短冊(卵)、リンゴ
2023年5月6日(土曜)
〇体重 49.3 〇BMI 18.7 〇体脂肪率 26.8
■朝
豆乳、野菜ジュース
■お昼
カップ焼きそば、吸い物(ワカメ、ニンジン、シメジ、ネギ)、卯の花、ゴボウとニンジンのサラダ、リンゴ
■お八つ
コーヒー、飴
■夕飯
雑穀入りご飯100グラム、スープ(シメジ、ニンジン、オクラ、モヤシ)、肉抜き酢豚(タマネギ、ニンジン、ピーマン、タラの天ぷら)、サツマイモのレモン煮、リンゴ