「群れない、慣れない、頼らない」という言葉は以前から知っていましたが、それをモットーとしていた画家の堀文子がどういう人か、どんな作品を描いていたのかはよく知らなかった。
先日、図書館で本を見つけたので3冊借りてきました。
それらによると、堀文子は1918年東京に生まれ、2019年に100歳で没。5歳の時に関東大震災が起きて被災したり、高校生の時に二・二六事件に遭遇したりと、歴史の生き証人のようです。
画家を志し、海外旅行が珍しかった1961年から3年間、数カ国を旅行。80代になっても絵画のために海外旅行をするなど、自分がしたいと定めたことを、類いまれな実行力で実現していきます。その姿勢は貪欲なほどで、この時代にこんな女性がいたのかと目を見張らされます。
出世したい人には向かない言葉
3冊のうち、「群れない、慣れない、頼らない」という言葉は2冊に出てくる。
右の「ホルトの木の下で」(幻戯書房)は2007年に出た自伝。これには出てこない。
真ん中の「私流に現在を生きる」(中央公論新社)は2015年刊行で、「ホルトの……」のまとめと、それ以降が描かれている。この本では「慣れない、群れない、頼らない」と、語順がちょっと違います。
その部分を引用すると、「『慣れない、群れない、頼らない』と、自分の生き方を話す時、わたくしはよくそう申しておりますが、これは皆さまには何の役にも立たない考え方です。こんなことを考えていたら、出世なんてできません。(略)わたくしは、このような生き方しかできないので、そのように申し上げているだけなのです。」
左の「人生の達人・堀文子の生き方」(中央公論新社)は、堀が長年、個展を開いていたギャラリーのオーナー中島良成が堀の思い出をつづったもの。こちらでは「群れない、慣れない、頼らない」になっている。
長い物には巻かれろとか寄らば大樹の陰とかいう言葉に背を向けて、自らが是とする道だけを歩み続ける覚悟、決意表明のようにも感じます。何ものにもこびることなく、最後まで自らの足でしっかと立ち続ける。かくありたいものです。
2023年5月19日(金曜)
〇体重 49.4 〇BMI 18.7 〇体脂肪率 26.5
■朝
豆乳、野菜ジュース
■お昼
ラーメン(生麺100グラム。モヤシ、メンマ、ネギ、チクワ)、フキの煮物(角麩、油揚げ)、キムチ納豆(ネギ)、はっさく
かまぼこを切らしてしまったので、チクワで代用
■お八つ
コーヒー、あんこ
■夕飯
ニラと卵の雑炊(ご飯100グラム。ニラ、卵、梅干し)、切り干し大根(ニンジン、油揚げ)、カボチャとタマネギのサラダ、人参サラダ、はっさく
※あまり食欲がなくて雑炊に。
2023年5月20日(土曜)
〇体重 49.1 〇BMI 18.6 〇体脂肪率 25.9
■朝
豆乳、野菜ジュース
■お昼
ナスのペンネ・ボンゴレロッソ(乾麺80グラム。ニンニク)、サラダ(カリーノケール、ちりめん、大手亡豆、トマト、温泉卵。岩塩、黒胡椒、オリーブオイル)、はっさく
久々のカリーノケール。ほんのりと苦味がします
■お八つ
コーヒー、あんこ
■夕飯
キノコと卵の雑炊(ご飯、シイタケ、エノキダケ、卵。梅干し)、切り干し大根、ほうれん草のおひたし(鰹節削り、塩昆布)、はっさく
※今晩も食欲不振で雑炊を。