昨年9月、乳がんと診断されました。
肺がんの発覚から8年、転移から6年が経過し、そろそろ寛解かと安心しかけていたのに、またがん?
何で、何で、何で。ずっと食べるものに気を付けてきたのに。ずっと体を動かすようにしてきたのに。
診断直後はその理不尽さに打ちのめされましたが、がんは人を選ばない。子どもでも若い人でも、なる時はなる。そう気を取り直しました。
検査を重ねると、両方の乳房に腫瘍があることが判明。両側(りょうそく)乳がんです。さらにサブタイプは一番たちが悪いとされるトリプルネガティブ。
肺がんの時は手術を拒んで放射線治療を受けたけれども、今回は切るしかないのか。手術できるだけましなのか。
そう観念しかけましたが、いろいろと調べるうちに放射線だけで治療することも可能だと分かってきました。最終的に、肺がんの時にお世話になった担当医から放射線治療を受けることができました。
乳がんは手術後に放射線治療を受けることが多いのですが、私は最初から放射線治療だけを受けました。公的保険適用の治療のため、自己負担は3割です。
治療終了から4カ月半。再発、転移していないか不安はありますが、肺がんの時もずっと不安でした。ダブルキャンサーとなって不安は倍になりましたが、この不安はがんサバイバーが死ぬまで抱えていくもの。受け入れ、うまく飼い慣らしていくしかないと思います。
乳がんに気付いたきっかけから、これまでの経緯を記録しておきます。
<お断り>
肺がんの時は医師との会話を録音することもあったのですが、今回は録音しておらず、ブログは診察時のメモや日記、自分の記憶をまとめたものになります。思い込みや記憶違いがあったらすみません。
がんの症状や治療の効果、副作用の有無等には個人差があります。
肺がんのブログでは固有名詞にしていた施設名等をイニシアルで記している場合があります。