2023年10月-7 両側乳がんの可能性

造影CT、PET/CTで右胸にも腫瘍が見つかる

10月23日

G病院でPET/CT検査。2万4640円。

10月24日

G病院へ造影CTとPET/CTの検査結果を聞きに行く。

PET/CTの画像で胸以外の臓器が光っていたらどうしようと戦々恐々としていたが、杞憂に終わった。ひとまずほっとする。しかし造影CTの画像で、右の乳房に腫瘍らしきものが写っていた。まさか。

–両側乳がんですか。

「その可能性が高い」

腫瘍のようなものは、右に1つ、左に2つ。右はベタッとした形状。まず右の腫瘍の生検を受けることになった。

–どちらかのがんが転移したのか。

「左右それぞれ原発の乳がんで、転移ではない」そうで、左は悪性度が高いが、右は低いとのこと。同時に放射線治療できるが、ただ同時に治療すると肺炎リスクが高まるという。

放射線の感受性を高めるために、抗がん剤のTS-1を服用する必要があり、同時に温熱療法のハイパーサーミアも行うそうだ。

抗がん剤とハーパーサーミアは避けたかったので、「やらないとだめですか」と聞くと、「もっと軽いなら必要ないが」。腫瘍のサイズが15ミリ以下なら放射線治療だけでいいが、私は27ミリと大きいため、放射線治療の効果を上げるためにTS-1とハイパーサーミアを併用するという。

豊橋のH病院では、月曜から金曜まで週に5回、午後に治療を行う。土日祝日は休み。これは名市大病院の時と同じだ。

切除せずに乳がんを治療したいという女性は多いようで、愛知県内だけでなく、他県からも治療に訪れる患者がいるという。

大まかな治療スケジュール

この時点で担当医は今後の計画を立ててくれていた。

11月7日にG病院で初診。右胸腫瘍の生検結果を伝え、治療スケジュールを決定(放射線治療は左側だけか両側か)。

9日に豊橋のH病院で診察、MRI検査、CTで治療計画を立てる。14日に確定。15〜16日辺りから治療開始。担当医は15日から海外の学会へ参加するため、日本を離れるまでに治療の段取りを付けておきたかったらしい。

結構ぎりぎりなスケジュールなのに、さらに両側乳がんという予想外の可能性が浮上したため、新たに検査の必要が生じてしまった。綱渡り状態だ。

担当医からは、右の腫瘍の生検は6日までに結果が分かればいいので、乳腺クリニックで受けるようにと指示された。そちらのほうが早いとのことだが、左胸の生検は結果が出るまでに2週間ほどかかった。

もし6日までに結果が出なかったらどうすればいいかと聞くと、H病院のメールアドレスまで連絡するように言われた。

在宅で仕事をしているメインの仕事先には、肺がんの時と同じく乳がんのことは伝えなかった。自分で時間を調整できるからだ。でもバイトは事前にシフトが組まれるのでそうはいかない。1人の上司にだけ事情を話し、それまで週3日入れていたバイトを、11月中旬からは治療のない土日だけにしてもらうことにした。

右胸の腫瘍の生検

G病院で乳腺クリニックへの紹介状を受け取り、帰宅後、クリニックに電話。2日後に予約が取れた。

10月26日

乳腺クリニックでは、9月の時のような組織診ではなく、細胞診しか受けられなかった。1人の患者に組織診を両乳房続けて行うと保険適用にならず、高額になるということだった。

組織診を受けたいならG病院でやってほしいと言われて戸惑う。帰宅後、G病院の担当医にメールで相談し、11月7日にG病院の乳腺外科で組織診をしてもらうことになった。両側の組織診が保険適応にならないというのは初めて聞くとのことだった。

この頃はメインの仕事にバイト、母の特養の見学(11月2日)といろいろなことが重なり、体力的にも精神的にもしんどかった。

たまに両の胸にチクチクと痛みを感じた。左は組織診をしたためにがんが暴れているのかもしれない、右は乳がんの可能性を指摘された不安から生じる痛みならいいが、何かとんでもないことが起きているのかもしれない、などと不安ばかりが募って気が休まらなかった。

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