12月19日
放射線治療1日後。
放射線を当てた部分の皮膚のかゆみがひどいので、担当医にメールで相談。塗り薬は出せるが、自然に軽快するだろうとの返信。
塗り薬ではなく(現在塗っている)オリーブオイルかワセリンでもいいかと念のため質問すると、それでいいとの返事。しばらく様子を見ることにする(現在もオリーブオイルを塗り続けている)。
治療が終わったので、バイトのシフトを週2日から4日に増やしてもらう。治療後もしばらくTS-1を服用するので免疫力が落ちていると思うが、バイト先は数人としか顔を合わせないので大丈夫かと思う。
民間保険の保険金の手続き
私は生命保険は民間の生命保険会社1つと共済2つに入っているが、肺がんになった時に保険金が下りたのは生保の5万円だけだった。放射線量がトータルで50グレイを超えると保険金が下りる。入院すれば生保も共済も保険金が出るが、通院で治療したので、これ以上の保険金は望めなかった。
乳がんの放射線量は64.4グレイ。今回も5万円かと思ったら、ハイパーサーミア治療にも同額給付されるそうで、合わせて10万円下りた。
肺がん治療後ずいぶんたつので、がん保証に手厚い新たな保険に加入したり、乗り換えたりということもちらりと考えたが、またがんなんて縁起でもないとその考えを振り、保険内容は旧態依然のままだった。後悔しても後の祭りだし、まあゼロではなかったので良しとします。
ただ、保険金請求の手続きが肺がんの時と随分と変わっていた。
肺がんの時は、生保から受け取った給付金請求の資料を病院に提出し、医師に必要事項を記入してもらい、それを病院へ受け取りに行き、生保へ送り返すという時間も手間もかかる手順だった。
とにかく面倒という記憶しか残っていなかったのだが、いつの間にか手順が素晴らしく簡便化されていた。
診療明細書と領収書の画像があれば申請できるそうで、治療終了翌日の12月19日に生保の保険外交員が自宅に来て、スマホで撮ってくれた。ただ私は検査〜治療回数が多く80枚近くも撮らねばならず申し訳なかったが……。病院を介さずに手続きできるのは患者の負担が大幅に減るのでありがたかった。
保険金は翌月(2024年1月)に振り込まれた。
胸の皮がむけてきた
12月20日
放射線治療が終わって2日。
かゆみが続く。胸は張りがなくなり、むくんでいるような感触。乳頭がぽろっと取れそうで、触るのが怖い。乳頭の下の皮がむける。
12月21日〜25日
一向にかゆみは治まらず。知らないうちにかいているのか、胸に血がにじんでいてぎょっとすることも。胸と腋の皮膚が引きつるような感覚。右腋の皮がむけてきた。
12月26日
バイト先の社員2人が相次いで新型コロナウイルスに罹患したと聞き、危機感を覚える。TS-1の副作用で骨髄抑制の可能性があるため、絶対にうつされるわけにいかない。重病化したら困る。
12月27日
ゴムのようにでろんとしていた胸の腫れが引いて、以前の大きさに戻って来た。一時ひどかった赤味も軽減したが、皮がペリペリとむけてきた。また、たまにチクりと痛みが走る。
12月29日
放射線治療が終わって11日。
左胸の1×2センチの皮がむけた。
TS-1を飲み続けているのに、最近は吐き気を感じなくなってきた。吐き気は放射線治療が原因だったのか。TS-1と放射線治療の相乗効果で吐き気が生じていたのだろうか。