2024年1月-2 定期検査-2 腫瘍はサイズダウン

経過は順調

1月30日

放射線治療が終わって43日。2度目の定期検査は血液検査と造影CT。11〜12月の治療が奏功しているか、最初の結果が分かる日。不安を抱えながら診察を受けた。

造影CTの胸の画像では、2023年10月9日の検査に比べて腫瘍はサイズダウンしていた。特に大きかった左胸の外側の腫瘍は見えにくくなっており、内側の腫瘍は見えているが縮んでいる。右胸の腫瘍も薄く、小さくなっている。

担当医からの「順調といっていい」という言葉に、ここしばらくの緊張が溶けていく。

ただ、胸に触ると以前からあるしこり(ジャムの瓶の蓋様のもの)がまだそのまま残っている。これは何かと改めて確認すると、脂肪が少ない胸だと乳腺組織がしっかりしているためで、正常だと言われる。私のように胸が薄いと、こういうことがあるらしい。

また、乳がん患者の半数程度に腫瘍の小さな残骸が残ると言われた。そのほとんどが再発、転移するわけではないので、それほど心配する必要はなさそうだが。

「取りあえず、このまま腫瘍が縮んでくれるといい」という担当医の言葉に励まされる。

CTで肺もチェックしてもらった。画像から見ると治ったといっていいそうだ。最初の治療から8年半、2度目の治療から6年半。

でも以前、先生から肺がんは10年は見ておいたほうがいいと言われたと伝えると、どのがんでも10年は見たほうがいい、でも乳がんの場合は15〜20年は見る必要があるとのこと。長い。経過観察の間にまた新たな病を得ないことを願うばかり。

画像からは肝臓、胸骨、肺や首のリンパ節などにも異常は見られないとのことで安心した。

懸念事項は、血液検査。体調が悪いという自覚はないが、体内で何か起こっていないか心配になる。

結果は、腎臓の検査値(ASTとALT)が前回より一層高くなった。白血球と血小板数も基準値より低いまま。でもTS-1(来週で飲み終わる)が終われば元に戻るだろうとのこと。

支払いは8160円だった。

<血液検査結果の推移>(放射線治療は2023年11月15日〜12月18日。TS-1の服用は11月14日〜)

2月7日

放射線治療が終わって51日。

抗がん剤のTS-1を全て飲み終わる。薬を服用するために朝食を食べ始めたが、これからもその習慣(バナナ程度)は続けたいと思う。

指の爪の変色などの副作用は出なかった。

2月19日

放射線治療が終わって63日。

確定申告をオンラインで提出。私は個人事業主なので毎年出しているが、2023年は乳がんで医療費がかさんだため、医療費控除も合わせて申請した。

ただ、最初から「高額療養費制度」を利用して限度額までしか払っていないので、その上さらに医療費控除も受けられるのかと税務署へ電話で問い合わせたらOKとのこと。通院日数が多いので、医療費集計フォームへひたすら記入。習慣で領収書などは整理し、数字はExcelにまとめてあるので、淡々と写すだけですんだ。

3月4日

放射線治療が終わって77日。

区役所の保険年金課から「国民健康保険高額療養費制度支給申請書」が届く。「限度額適用認定証」は昨年10月に受け取って、豊橋のH病院での11〜12月の治療に既に使ったのに、何の申請書だろうと思い電話で問い合わせてみた。

するとG病院の11月の支払いが多かったので、H病院との料金と合算して、多く支払った分(3万円ちょっと)を償還してくれるのだそうだ。そんな制度があったなんて知らなかったが、ありがたく利用させてもらうことにして、さっそく申請書を郵送した(入金は4月下旬)。

胸の皮膚の引きつりがひどくなる

3月8日

放射線治療が終わって81日。

1月下旬から感じるようになった左胸の引きつりだが、最近は右胸も突っ張るようになって来た。また、胸の内部にチクッとした痛みを感じることがある。皮膚だけでなく内部に何か異常が起きているのか。再発したりしているのではないかと不安になる。

3月17日

昨年8月から続けていたバイトを退職。理由は、母指CM関節症がひどくなったため。

バイトはわずか半年しかしていないのに、この間、乳がんの検査、治療、母指CM関節症の診断と、病とずっと併走していた。仕事には検査や治療の都合で変則的にしか入れなかったため、人手不足という時節でなければ、とっくに切られていただろうと思う。

4月からは知人の紹介で別のバイトが決まった。今度はそれほど手を使わないので、母指CM関節症の心配をせずにすむと思う。

3月22日

何もしていなくても両胸がじんわりと痛くなることがある。動かさないでいると固まってしまうような気がするため、両腕を上げると、今度は胸が突っ張る。生活に支障が出るほどではないが、精神的に良くない。

がんがすごい勢いで増殖しているのではないかという不安。皮膚の下で腫瘍が成長して、かたまりとなり、それが支障となって腕がスムーズに上げられない。再発、転移しているのか。堂々巡り。

担当医が受け持った、同じ放射線治療を受けた患者の経過はほとんどが順調というが、がんの進行が進んでいた患者さんは1人亡くなっている。私がその一員となっても不思議ではない。

3月23日

放射線治療が終わって96日。

乳頭のかさぶたが取れた。自分ではがしたい気持ちを抑えて自然に取れるのをじっと待っていたが、放射線治療後3カ月もかかった。一方、組織診の針の跡は両胸共、まだ残っている。特に最初に組織診を行った左のほうの跡がくっきりしている。いつか消えるのだろうか。

3月26日

両胸の上部外側が突っ張るような感触がずっと続く。

改めてパンフレット「乳がんの放射線療法におけるスキンケアについて」を見ると、

「放射線療法後3〜6か月頃には、治療をした乳房の皮膚が厚くなり、むくんでくることがあります。手術方法、放射線療法後の皮膚の反応により個人差はありますが、このむくみは、1年ほどで落ち着きます」

夕べ、お風呂で触れてみると、確かに胸の皮膚がお腹や太ももの皮膚より厚い感じがあった。

突っ張った、引きつった感じの原因はこれなのか。皮膚と一緒に胸の内部も引っ張られるような感じがあるが、でも触れてもしこりなどは感じない。皮膚だけの問題ならいいのだけど。

3月28日

右胸の上外側の内部がチクチクする。これは皮膚が厚くなったせいではない。内部に何か起きている。そう思えて仕方ないのだけど。一体何だろう。

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