2024年7〜10月
7月の頭、胸が日焼けしたように熱を帯びることがあった。脇から胸の筋肉がつっぱる感じもある。
気温が低くなると、胸のほてり、熱っぽさ、引きつった感覚は消えるので、夏の暑さと関係があるのかもしれない。
7月に初めて新型コロナウイルスに感染し、発熱、味覚異常、だるさなど、しばらくしんどい日々を送っていたせいか、この頃はあまり乳がんについて日記に記録していなかった。
10月1日
3カ月ごとの定期検査。造影CTの結果。
3カ所の腫瘍のうち、左外側はほぼ消えた。右内側もほぼ消えたとのこと。緊張が溶けていく。
左内側の腫瘍は、前回6月より少し薄くなっている。がんは残っているが、がんではなくなりつつあるそうだ。とはいっても盛り返してくる可能性、心配がある。可能性は低いけれど、とのことで、杞憂だけで終わることを祈る。
改めて担当医に頼み、乳がん診断当時(2023年10月19日)の腫瘍のサイズを造影CTの画像上で測ってもらった。
左外側は27ミリ、左内側は40ミリ(腫瘍2つと隙間で40ミリ。外側16+隙間4ミリ+内側20ミリ)、右内側14〜15ミリ。2023年11月に同じ病院の乳腺外来で聞いたサイズと異なるが、情報が共有されていないのだろうか。
CT画像で他の臓器も見てもらったが、リンパ節(脇の下から首にかけてと内胸リンパ節)、肝臓、副腎、肺も問題ないと聞いて胸をなで下ろす。
腫瘍マーカーも異常なし
<血液検査結果の推移>(放射線治療は2023年11月15日〜12月18日。TS-1の服用は11月14日〜2024年2月7日)日付け後の※は豊橋のH病院。それ以外は名古屋のG病院。
大きく外れている項目はなかった。腫瘍マーカーのCEAも安定していてほっとする。
次の検査は年明けになる。
検査前は、検査で悪い数値が出たらどうしよう、新たな腫瘍が見つかったらどうしようと、いつも喉の奥に苦いものが詰まっているような感じで不快極まりないだが、これでしばらくがんの転移、再発について考えなくていいと思うと、くさびから解き放たれたような気分。次の検査までの間に腫瘍が育っているかもしれないけれど、しばし解放感に浸りたい。