雨の日は巣ごもり読書(内澤旬子4冊)

乳がん、小豆島、そしてストーカー被害

最近、本業でお呼びがかからずお茶を挽いているため、久しぶりに図書館へ通っています。

内澤旬子の本は、おそらく「身体のいいなり」と「漂うままに島に着き」以来。

乳がんの治療を医師に言われるまま熟考することなく受けてしまったり、突然小豆島に渡って暮らし始めたりと、予測不能な作家でしたが、その後も突拍子もないというかドラマチックな人生を歩んでいたのだなと、一貫性に妙に感心してしまいました。

マッチングアプリで知り合った男に別れを告げたら相手は豹変してストーカーに。警察、弁護士に相談するも100%は守ってもらえず、取りあえず身を隠すため島の中で引っ越すはめに。

その相手との攻防を描いたのが「ストーカーとの七〇〇日戦争」(文藝春秋)で、今年4月の川崎ストーカー事件を思い出しても、復讐することしか頭にない男から身を隠すのがいかに大変か、他人は怖いと改めて思ったのでした。

ヤギ

ストーカーの存在におののきつつ、「カヨと私」(本の雑誌社)と「私はヤギになりたい」(山と渓谷社)ではヤギの飼育の様子が綴られます。最初は家の周囲の草を食べてもらうために1頭飼い始めたのが、子ヤギが次々増えて、ヤギごとに好みのあるエサを用意するために毎日草刈りに励んでいる様子は、何か本末転倒のような。

そしてヤギでは普通のことらしいけど、親子(カヨと息子)が交配したり、去勢は睾丸の根本をゴムで縛って腐らせて落としたりと、初めて知る事実に驚愕の連続でした。

2冊とも内澤旬子のイラストがふんだんに載っていますが、イラストレーターというより画家?というくらい見事な筆致。この骨格にこういう筋肉や脂肪が付いたらこういう見た目になるという奥行きのある描写は、彼女が何度も動物を解体しているため、より説得力のあるものになっているのかもしれません。

そういえば愛知県在住の漫画家くるねこ大和もヤギを飼っていますが、ヤギの飼育って一部でブームになっているのでしょうか(オレちゃんとボクちゃんの動画にはいつも癒やされています)。

スーツ

ヤギの世話に明け暮れる合間に何度も東京に出て書いたのが「着せる女」(本の雑誌社)。普段カジュアルな格好ばかりしている知り合いの男性作家や出版関係者7人に、似合うスーツを見立てるという内容です。スーツの世界って奥深い。

内澤旬子自身もバーニーズニューヨークの敏腕スタッフにスタイリングしてもらった一式を着用した写真が載っています。彼女自身が書いていますが、長身で顔が小さくモデル体型でうらやましい。

ストーカーに付きまとわれながら、引っ越し、ヤギの世話、そして高級なセレクトショップや百貨店にも通って。同時進行で何役もこなして、引き出しの多い人だなあと改めて感服しました。

乳がんについては全く出てきません。完全に寛解したようで、乳がんサバイバーとしては励みになります。

永井紗耶子の人情話に泣く

写真右側の永井紗耶子は最近続けて読んでいる時代物作家です。この「木挽町のあだ討ち」(新潮社)や「きらん風月」の舞台は江戸中期、ちょうど大河ドラマ「べらぼう」の時代で、松平定信なんかが出てきます。

他にも源頼朝と北条政子の娘の大姫を描いた「女人入眼」や、大奥の内幕をさまざまな職種の女性が語る「大奥づとめ」など、ユニークな視点から描かれる時代小説は外れがなく、人情話はいつも鼻をグズグズさせながら読んでいます。他の作品も楽しみです。

8年前、内澤旬子の「身体のいいなり」と「漂うままに島に着き」について書いています。

2017年4月-1 反面教師としての「身体のいいなり」
内澤旬子(ルポライター、イラストレーター)は友人から勧められて読んだ。肺がんではなく乳がんのサバイバーです。 (図

2025年6月19日(木曜)

〇体重 47.5 〇BMI 18.0 〇体脂肪率 25.3

■朝

豆乳、野菜ジュース、バナナ

■お昼

ざるそば(乾麺100グラム。ネギ)、焼き物(厚揚げ、ズッキーニ、ニンジン、エリンギ、チクワ。甘味噌)、タカミメロン

連続3日目の猛暑日。まだ6月なのに一体どうなっているんでしょう

■間食(バイト先)

おにぎり(サケのふりかけ、塩昆布、海苔)

■夕飯

お好み焼き(小麦粉、卵、キャベツ、エノキダケ、イカ)、吸い物(インスタント)、ナスの焼き浸し、カボチャの含め煮、タカミメロン

2025年6月20日(金曜)

〇体重 47.8 〇BMI 18.1 〇体脂肪率 22.3

■朝

豆乳、野菜ジュース、バナナ

■お昼

冷やしうどん(乾麺90グラム。干しシイタケ、ネギ、カニカマ、ショウガ)、ニラの卵焼き、おろし納豆、カボチャの含め煮、タカミメロン

今日は最高気温32度台の真夏日。それでも冷たい麺が続く

■お八つ

あんこ、コーヒー

■夕飯

ご飯、スープ(エノキダケ、ニンジン、ニラ)、麻婆豆腐(豆腐、シメジ、ネギ、チクワ、イカ)、枝豆、タカミメロン

2025年6月21日(土曜)

〇体重 47.7 〇BMI 18.1 〇体脂肪率 25.3

■朝

豆乳、野菜ジュース、バナナ

■お昼

ざるうどん(乾麺100グラム。ネギ、ショウガ、かまぼこ)、アヒージョ(エリンギ、インゲン豆、チリメン。ガーリックオイル)、ナスの焼き浸し、タカミメロン

■お八つ

あんこ、アイスコーヒー

■夕飯

サーモンの漬け丼(酢飯、カイワレ大根)、味噌汁(ワカメ、タマネギ、ニンジン、エノキダケ)、冷や奴、カボチャの含め煮、タカミメロン

2025年6月22日(日曜)

〇体重 47.8 〇BMI 18.1 〇体脂肪率 25.2

■朝

豆乳、野菜ジュース、バナナ

■お昼

ペンネ・トマトソース(乾麺90グラム、ニンニクオイル)、サラダ(フリルレタス、うずら豆、チリメン、キュウリ、パプリカ、クルミ、オリーブ。岩塩、黒胡椒、オリーブオイル、バルサミコ酢)、タカミメロン

※うずら豆の乾燥豆を500グラムゆでました。火が強すぎたせいか、ちょっと身が崩れてしまって残念。

■お八つ

ポテトチップス、アイスコーヒー

■夕飯

ご飯、味噌汁(ワカメ、シメジ、キャベツ、卵)、アジの干物、ナスの焼き浸し、カボチャの含め煮、タカミメロン

2025年6月23日(月曜)

〇体重 47.8 〇BMI 18.1 〇体脂肪率 25.4

■朝

豆乳、野菜ジュース、バナナ

■お昼

ざるうどん(乾麺90グラ。インゲン)、サーモンの刺身(カイワレ大根)、ゴボウの煮物(ゴボウ、ニンジン、コンニャク、平天、昆布)カボチャの含め煮、キウイ

■間食(バイト先)

おにぎり(サケのふりかけ、塩昆布、海苔)、おかき

■夕飯

コロッケ・サンド(カンパーニュ2枚、フリルレタス、コロッケ)、ロールキャベツ(シーフードミックス(イカ、エビ、貝柱)、タマネギ、ニンジン。コンソメ)、枝豆、キウイ

2025年6月24日(火曜)

〇体重 47.8 〇BMI 18.1 〇体脂肪率 25.4

■朝

豆乳、野菜ジュース、バナナ

■お昼

味噌煮込みうどん(ネギ、エノキダケ、かまぼこ、油揚げ、卵)、インゲンとイカの甘味噌和え(からし)、冷や奴、イエローキング

※今日は夕方まで雨でちょっと気温が低め。久々の味噌煮込みうどんです。

■お八つ

ポテトチップス、アイスコーヒー

■夕飯

天丼(ご飯、かき揚げ、ネギ)、ニラと卵の吸い物、ゴボウの煮物、カボチャの含め煮、枝豆、イエローキング

2025年6月25日(水曜)

〇体重 47.9 〇BMI 18.1 〇体脂肪率 23.6

■朝

豆乳、野菜ジュース、バナナ

■お昼

冷やし中華(生麺110グラム。キュウリ、ニンジン、カニかまぼこ、錦糸卵)、おろし納豆(ネギ)、トウモロコシ、イエローキング

■お八つ

ポテトチップス、アイスココア

■夕飯

炒飯(ご飯、エリンギ、魚肉ソーセージ、ネギ)、スープ(ニンジン、ズッキーニ、エノキダケ)、ゴボウの煮物、枝豆、イエローキング

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コメント

  1. tonton より:

    内澤旬子さんの本はずいぶん昔に『世界屠畜紀行』ぐらいしか読んでいませんが、ストーカー被害にあってたとは!!そしてその顛末を本にしてたとは!
    ヤギの世話の間にスタイリストしたり、とってもお元気ですね。最近年寄りモードが一段と進んじゃって自分でもこれはいかん!と思っているので、ちょっとは見習いたいものです。
    ヤギってどこか東京の駅でも飼ってたと思いますが、なんといっても草が主食というのがいいですね。うちの狭〜い庭でも雑草がすごくて、レンタルヤギちゃんがいたら、ちょっとお借りしたいところです。

    • クロエサト より:

      レンタルヤギ! いいアイデアですね。
      土手の草を刈るのにヤギをレンタルして食べてもらったという新聞記事を読んだことがあるので、実際にそういうサービスがあるのかもしれません。
      しかし本を読んでいるとヤギはかなり偏食のようで、除草剤のかかった草はアウトだし、他人の土地だったら了解を得て刈らせてもらうなど、動物を飼うのはほんと大変そうです。
      でもいろんな植物の実なんかを採って、ジャムやお酒にしたりというのは、ちょっとあこがれますね。