「与勇輝展」、行ってきた

大混雑の名駅で人形展

昨日、創作人形作家の「与勇輝展」へ行ってきました。会場は名古屋駅にあるJR名古屋タカシマヤの10階。

人混みと暑いのが苦手なのでお盆中は避けたのに、昨日は「どまつり(にっぽんど真ん中祭り)」の最終日。さらに東急ハンズの年に一度の大バーゲン「ハンズメッセ」の唯一の日曜日だった(名駅の東急ハンズはタカシマヤの5〜11階にある。今年のハンズメッセは8/22〜28)。

先週の「あいちトリエンナーレ」(ガラガラだった)のつもりで行ったら、1万倍ぐらい人が多くて自分の認識の甘さを呪った。駅から会場まで、それに展示会場内も真っ直ぐ歩くことが不可能なくらい混んでいた。

来場者は中高年の女性がメイン。作品は初期から現在に至るまでの代表作が150点ほど展示されており、見応えがありました。

色っぽさと媚び

交流のある著名人たちが映像でコメントを寄せていたが、なぜか藤井フミヤや所ジョージ、倉本聰、ジェームス三木など男性ばっかり。

ジェームス三木が、少女の人形を「子どもなのに色っぽい」と言っていたが、そうか、そのせいで男性にファンが多いのですね。

私も少女の表情を「媚びている」と感じた。子どもの彼女がすでに「見られる性」であることを自覚しているような表情に、不快さと痛々しさと同情を覚えたのでした。

少女は、細面できゃしゃで薄幸そうで、でも凜として(さらに働き者で)。作家自身(と多くの男性)が理想とする女性の少女時代の面影を投影しているのではないかと思ったのでした。

藤井フミヤは、与勇輝の人形たちを「動き出さないのが不思議なくらい」と紹介していた。ほんとに動いたら怖いけど、人形というのは、こちらの心をのぞき込んでくるような怖さもあります。

いつか木村多江に

<追記>

次の日(27日)、急に頭に浮かんだ。

チケットの女の子(たまちゃん)って、映画「万引き家族」で両親からネグレクトを受けていて柴田家に連れて来られた少女、りん役の佐々木みゆに似てない? 針金のように細くて、かげろうのようにはかなげな少女。

「万引き家族」を見ているとき、「この子、大きくなったら木村多江みたいになりそう」なんて思っていたが、木村は以前は「薄幸女優」なんて呼ばれて、幸薄い境遇がはまり役だった(最近はそうでもないらしいけど)。そうか、たまちゃんは大人になったら木村多江になるのか。

世の男性は薄幸な女が好みなのかもしれません。思えば「佳人薄命」は中国の宋の時代に歌われた詩の一節。昔から男性は、薄幸な美人が好きだったんですねー(いつものように、妄想が暴走。止まらないので、ここらで終わります)。

2019年8月25日(日曜)

〇体重 50.4 〇BMI 19.1 〇体脂肪率 27.2

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

冷やしうどん(乾麺80グラム。干しシイタケ、貝割れ菜、カニかまぼこ、ショウガ)、キムチ納豆(ネギ)、ゴボウとニンジンのきんぴら(白ごま)、キウイ

■お八つ

抹茶、クッキー

■夕飯

雑穀入りご飯100グラム、ニラと卵の吸い物、魚ハンバーグ(ピーマン、エリンギ、ミニトマト)、高野豆腐とアスパラガス、大根おろしとちりめん、梅干し、海苔

2019年8月26日(月曜)

〇体重 50.8 〇BMI 19.2 〇体脂肪率 27.7

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

ざるそば(乾麺80グラム。ネギ)、シメジとちりめんのアヒージョ(ガーリックオイル)、高野豆腐(キュウリ、カニかまぼこ)、ゴボウとニンジンのきんぴら(すりゴマ)

■お八つ

コーヒー、飴。抹茶、クッキー

■夕飯

雑穀入りご飯、スープ(タマネギ、ニンジン、カボチャ)、マーボー豆腐(豆腐半丁、タケノコ、シメジ、ネギ、イカ)、サラダ(フリルレタス、パプリカ、アスパラガス、ゆで卵。岩塩、黒胡椒、オリーブオイル)

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コメント

  1. tonton より:

    河口湖に与勇輝館があって磯江毅(スペイン在住だったリアリズム画家)展をここでやっていたので見に行ったことがあります。ついでに与勇輝の人形も見て、年配の人が郷愁を誘われそうな作品だなと思いましたが、正直私には全くピンとこなくて、ちゃんと表情まで見なかったのですが…

    >私も少女の表情を「媚びている」と感じた。子どもの彼女がすでに「見られる性」であることを自覚しているような表情に、不快さと痛々しさと同情を覚えたのでした。

    なるほど〜、クロエさんの言葉にすごく納得しました。
    子どもにしては天真爛漫さがちょっと足りないような…だから色っぽいのかもしれませんね。だいたい作家の描く女性にはその人の理想が反映される気がします。
    関係ありませんが、磯江毅はすごくいいですよ♪

    • クロエサト より:

      磯江毅、ネットで見ました。写実的なのに幻想的。ほんと、すごくいいです。好みです。
      若いのに急死されたんですね。名古屋で作品展があれば行きたいと思います(教えていただいてありがとうございます)。

      与勇輝の男の子の人形は天真爛漫、屈託のない表情なんですけどね。
      女の子のほうは、どうもひねくれた見方をしてしまうのは何なのでしょう。いろいろ考えていて、記事にちょっと追加してみました。

  2. dera より:

    与勇輝展、懐かしい❗大分昔仙台にもきました。本当に素晴らしい人形群でした。昨年5月、河口湖から三ッ峠山に登りました。苦しみながらも標準タイムの倍以上かけて念願果たしました。その時に与さんのミュージアムが河口湖にあることを知っていたら訪ねたのに、かえすがえすも残念無念の想いです

    • クロエサト より:

      この展覧会は全国を巡回していて、11月には仙台で開かれるようですよ。
      会場には女性が多かったけど、与作品にはコアな男性ファンが多いのかもしれません。

      順調に山に登っていらっしゃるようですね。今年もどこかへ行かれたのでしょうか。

  3. dera より:

    仙台展、教えて頂きありがとうございます。会場は藤崎デパートとのこと、今からカレンダーに書き込んで楽しみにしています。
    山は昇りで息切れするので、高山は敬遠して近場の里山で満足しています。本心はもう一度くらい高嶺に立ってみたいのですが、、。
    クロエサトさまは体調良さそうで何より、ずっと続きますように念じています☺️

    • クロエサト より:

      私も最近はなかなか高い山には登れません。もっぱら近くの山、それから街歩きばっかりです。
      deraさんはオプジーボの治療を続けながら山に登られているのでしょうか。とすると、症状は安定しているのでしょうか(そうだといいのですけど)。

      肺がんの通常放射線治療後の続きはそのうちブログで再開するつもりです。話がとっ散らかってまとまらず、悪戦苦闘しております。