肺がんの5年・10年生存率(2020年)

※2年前(2018年)と3年後(2023年)にも表にしています。

肺がんの5年・10年生存率(2018年)
※2年後の2020年にも表にしています。→「肺がんの5年・10年生存率(2020年)」 肺がんの5年生存率42
肺がんの5年・10年生存率(2023年)
集計方法が「ネット・サバイバル」に変更 国立がん研究センターから、がんの5年・10年生存率が発表されました(3月16日

肺がんの5年生存率45.2%、10年生存率30.9%

国立がん研究センターから、がんの5年生存率と10年生存率の新しいデータが発表されました(3月17日)。

全てのがんの5年生存率は68.4%、10年生存率は57.2%。

肺がんに限ると、5年は45.2%、10年は30.9%。でもこれは、初期も末期も、若い人も高齢者も、男も女も、肺がんの種類も全て一緒くたにした数字。

「30歳、1期、女性、肺腺がん」の患者と、「80歳、3期、男性、小細胞肺がん」の患者が同じ生存率とは思えない。そこで、まずはステージ別に分けてみました。

肺がん(気管を含む)の5年・10年生存率(%)

※5年生存率は2009〜2011年に診断・治療された約14万3000人(全国32施設)、10年生存率は2003〜2006年の約8万7000人(19施設)の症例から算出されています。

年代・男女別の肺がん生存率

ちなみに、上の「30歳、1期、女性、肺腺がん」の5年生存率は96.7%、「80歳、3期、男性、小細胞肺がん」は2.9%。「肺がん」と一言にいっても、生存率にはずいぶん開きがある。

あまりに大ざっぱなくくられ方に疑問を持ち、肺がんの生存率は年代やステージによってこんなに違うという表を、2年前、勝手に作ってしまいました。→「肺がんの5年・10年生存率(2018年)

今回は新しく出た数字で作ってみたが、2年前より数字(生存率)が上がっている。

肺がんは患者数が多いので研究者も多く、新たな治療法が次々と出ているため。以前は助からなかった人も今は延命し、生存率の数字を押し上げていると思う。診断、治療を受けたのが最近なら、さらに生存率は高くなっているはずです。

肺がん(気管を含む)の5年・10年生存率 年代・男女別(%)

・自分に関係するところ(アラカンなので50〜60代)だけ色(オレンジ)を付けました。

・30代女性の2期の「-」は、症例数が5件以下で集計不能とのこと。

・2年前は70代までしか入れなかったけど、今回は「80〜94歳」も入れました。

・ちなみに「15〜29歳」は5年も10年も全て5件以下でした(表にできなくて良かった)。

50〜60代の肺腺がんの場合

私は肺腺がんなので、肺腺がんの表も作ってみた(50〜60代だけですが)。

2015年の診断では「肺腺がん1期」で、5年生存率は90%以上だったが、2年後に転移。リンパ節転移(肺内転移)で2期となったので、5年生存率は50%を切ったことになる。

自分で書いていて、気分が沈む。2年前にも書きましたが、数字はあくまでデータとして参考程度にしておきたいと思います。

また、数字は2度チェックしましたが、写し間違いがあるかもしれません。自分に関係するデータは自分で確かめてみることをお勧めします(一番下にある「全がん協生存率」で調べられます)。

肺腺がん50代・60代の5年・10年生存率 男女別(%)

・国立がん研究センターのプレスリリース。→「全がん協加盟がん専門診療施設の診断治療症例について 5年生存率、10年生存率データ更新 グラフデータベースKapWeb更新

・表の元のデータ。→「全がん協生存率(全がん協加盟施設の生存率共同調査)

→続きです。

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