2020月12月 2度目の経過観察-15 CEA2.8 担当医の定年退職

自転車で病院へ

12月8日(火)

12月に入ったのに最高気温は連日15度前後と温かい日が続く。天気も晴天続きで、毎日が洗濯日和だ。

あんまり快適なので、この日は自転車で病院へ向かう。所要時間は地下鉄を使うのと変わらず、30分弱。

病院内は人が増えていた。新型コロナ感染拡大前の状態に戻ったよう。

とはいえ、この日は、大阪府と北海道旭川市の病院で発生したクラスターにより医療従事者が減少したため、府と道が自衛隊に看護師を要請と、国内では新型コロナの収束にはほど遠い状況。

しかし、片や世界では、新型コロナウイルスワクチンがイギリスの90歳女性に世界で初めて接種された日でもあった(ロシアと中国のワクチン接種については不明)。

腫瘍マーカーのCEAは下がっていた

今日は血液検査のみ。採血を終え、院内の図書室でがんに関する新刊が入っていないか確かめてから、放射線科の待合室へ。

名前を呼ばれて診察室に入り、「こんにちは」と声をかけると、担当医はモニターの数字(腫瘍マーカー)を見ながら「こんにちは」と返事。

こちらを向いてくれないと不安になるが、次に出てきた言葉は「特に問題ありませんね」だった。胸をなで下ろす。

CEAは2.8と3カ月前より下がっており、このままで大丈夫だろうとのこと。

「最近物忘れが多くて」「うーん」

体調はどうかと聞かれたので、体調というか、最近たまに以前にはなかったような物忘れをすることがあると話す。例えば、以前に借りたDVDをまた借りてしまったり、食材を冷蔵庫に入れたつもりが食器棚に入れてしまったり。

「がんが脳に転移したんじゃないかと心配で」と言うと、医師は「うーん」と深刻な反応。

「加齢かなと思うんですけど」

「そうかもしれない。何かあるならCEAにも出てくると思うが、出てこないことも。何度も続くようなら脳の検査をしたほうがいい」

え? そんなに深刻(になりそう)な問題だったのか。前回のように、「忘れっぽくなった」と言ったら「僕もそう」なんて軽い返事が返ってくるのかと思っていたので、予想外の反応にうろたえる。

担当医が来年6月から別の病院へ

それから、担当医からこんな話が。

来年(2021年)3月で定年退職になる。5月までは今の大学病院で診察を行うが、6月から名古屋市内の別の病院へ移る。(私のことは)最初から診ているので、よかったらそのまま診る。診察は週に1回、午前中になるという。

5年前にサードオピニオンで話を聞いてから、信頼して治療を受け続けてきた医師なので、ぜひこれからもお願いしますと頼んだ。

担当医は別の病院でもずっと診療をしているし、今の病院へも6月以降も来るらしい。定年後も多忙さは変わらないようで、健康に留意し、できるだけ長く仕事を続けてもらうことを願う。

ただ、6月から移る病院は地下鉄と市バスを乗り継がなければ行けないようで、ちょっと不便。今の病院よりも遠いため、自転車で行くのは難しい。それだけがネックか。

次の検査は3カ月後の来年3月なので、今の病院での通院はそれが最後。そこで異常が見つからなければ、その次の検査は新たな病院で受けることになるはず。

ちょっと気になったのは、これまで受けてきた検査や治療のデータのこと。次の病院にスムーズに移行されるのだろうか。次の病院で新たに検査を受けることになるのだろうか。次回の診察のときに聞いてみたい。

→続きです。

2021月3月 2度目の経過観察-16 CEA3.5 この病院での最後の検査
3月9日(火) 明け方、夢を見た。 診察室で医師から下された診断は、胸膜播種。きっと大丈夫なはずと思
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