4月10日(火)
診察室へ入ると、担当医はいつものように柔和な笑み。経過は順調なのだと、前日までの緊張が一気にゆるむ。
腫瘍マーカーのCEAは2.7で、基準値5.0の範囲内で胸をなで下ろす。
CT画像は、放射線肺炎は少し淡くなっている感じだが、広がっておらず、前回と比べて劇的には変わっていない。心配することはないとのことだった。
放射線を当てた腫瘍は、9カ月から1年くらいで線維化する。放射線治療が終わって7カ月。線維化はもう少し先になりそうだ。
腫瘍のサイズを聞いたが、肺炎と重なっていて測ることができないと言われる。また、サイズはあまり意味がないそうだ。
国立がん研究センターの冊子「肺がん」で確認
国立がん研究センターがん情報サービスが出している冊子「肺がん」が新しくなっていたので、それを見ながら(今さらながら)担当医に確認(このときの「肺がん」は2017年発行の第3版。現在は第4版(2020年発行)が出ています)。
・原発巣と転移の位置(P3(第4版はP4))
→原発巣は右肺の上葉。今回転移したリンパ節は原発巣の下。〜CT画像は肺の断面図なので、いまいち位置が分かりにくい。パンフレットは肺を正面から見ているので分かりやすい。
・ステージについて(P9-10(第4版はP11-12))
→T分類では、原発巣はT2だったが、放射線で治療したので今はゼロ。関係ないそうだ。
→N分類とM類では、リンパ節への転移だけだったらN1でステージは2B。肺内転移だったらM1aでステージは4A。他臓器への転移だったらM1bかM1cでステージ4Bになる。
リンパ節転移だけであることを願って放射線治療を受けたが、このまま左側の肺やほかの臓器に転移しないことを祈りたい。
斎藤道三と織田信長の居城、岐阜城へ
もし新たに転移や再発が見つかったら、治療すべきかどうか、治療するならどんな方法がベストなのかいろいろと頭を悩ますと思う。時間を取られると思う。そうなったら行きたいところへも行けないし、やりたいことも限られてくる。
経過観察が良好で体力のあるうちに、近場でいいから行きたいところへ行っておこうと思う。
ということで、4月1日には岐阜城へ行った。→「岐阜城へハイキング」
※冊子の「肺がん」がどう変化したか、以前、記事にしています。→「国立がん研究センターの冊子「肺がん」第3版」「国立がん研究センターの冊子「肺がん」第4版」
→続きです。