2023年4月 2度目の経過観察-22 CEA3.0  治療後5年半

4月11日(火)

5カ月ぶりの定期検査。CEAは3.0で前回の2.8から少し上がっていたが、担当医によると3前後で安定しているとのこと。

2度目の放射線治療後5年半。少しずつ安心できるようになっているそうで、気になっていた体重減少についても聞くが、これもそれほど心配しなくていいらしい。

ここでずっと引っかかっていたことを、今さらながら聞いてみた。

私は2017年に肺がんが転移して放射線治療を受けた。治療の同意書には病名が「右肺癌リンパ節再発」と記されており、「再発」だと受け取ったが、担当医に確認すると「再発も転移も同じこと」と言う。それなら「局所再発」かと質問すると、「そうではなくて、肺内転移かリンパ節転移」だという。

以来、肺内転移とかリンパ節転移とか言ったり書いたりしてきたが、実際どちらなのか。時間がたてば分かるようになるものなのかどうか知らないが、自分のことだもの、知っておきたい。

–今さらですが、転移はリンパ節転移ですか、肺内転移ですか。

改めて、「肺内転移かリンパ節転移か」

すると担当医は、

「どちらか分からない。でも肺内転移の可能性が高い」

肺のCT画像を見ると、腫瘍は右肺上葉の血管の周りに付いている。その画像だけでは肺内転移かリンパ節転移かは不明だが、ステージはどちらにしても2Bだそうだ。

どちらか分からずとも、治療後は特に問題がないのだから、気にしても仕方ないということか……。

今さらの質問にあきれたのか、担当医はパソコンで肺がんと検索し、おそらく国立がん研究センターの肺がんのサイトを呼び出し、分類の表を出してくれた。ステージの基準はよく変わるそうだが、現在の状態ならステージ2Bと判断されるそうだ。

「肺がんの5年・10年生存率(2023年)」(下)によると、非小細胞肺がんステージ2の女性の5年生存率は62%、10年生存率は34%。

前回の診察の時、「肺がんは5年経過しただけでは寛解と言えない。10年みないと」と言われたが、そういうことなんですねと言うと、「それにがん以外の病気にかかることもあるから」とのこと。確かに。

次の定期検査は10月。半年空くのは初めてだ。

肺がんの5年・10年生存率(2023年)
集計方法が「ネット・サバイバル」に変更 国立がん研究センターから、がんの5年・10年生存率が発表されました(3月16日
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コメント

  1. tonton より:

    局所再発、リンパ節転移、肺内転移、ガンという病気の複雑さをあらためて感じます。
    でもクロエさんの曖昧にしておけない性格に感心しました。
    きっと私だったら、とりあえず生活に不自由ないから、ま、いいか……と思いそうなので(汗)
    主治医の先生のおっしゃる「がん以外の病気にかかることもあるから」もドキッとしました。
    実はこの夏、市の助成金が出るので簡易人間ドッグを受けたら、あちこち数値が引っかかってしまい、でも要再検までいかないから、まあいいか〜と放ったらかしなんです(大汗)
    ちゃんと調べて対処しようと思いました。

    • クロエサト より:

      tontonさん、今晩は。
      肺がんに罹患して以来、肺がんにばかり目が向いていましたが、自分の年齢を考えたら他の病気にかかっても何ら不思議じゃない……と、その時、私も担当医の言葉にはっとさせられたのでした(現在、その言葉を改めてかみしめております)。
      健康診断に人間ドック。若い頃は自分が健康であることを裏付けてくれるものだったのに、今はガタが来ているところを数値で容赦なく指摘してくれる。恐ろしい……。
      tontonさん、もし次に人間ドックを受けるとしたら、数値が基準内に収まるといいですね。