最近知った言葉〜イネイブリング、マンスプレイニング他

そういう状態があるのは知っている。でもそれに名前が付いていたのを初めて知った、ということが最近3つありました。「イネイブリング」「マンスプレイニング」「サバイバーズ・ギルト」です。

イネイブリング〜「妻はサバイバー」

永田豊隆著「妻はサバイバー」(朝日新聞社)に出てきました。「イネイブリング」は、アルコール依存症者が飲み続けることを可能にする周囲の人の行動のこと。また、それを行う人を「イネイブラー」と呼びます。

本の「妻」はサバイバーといっても、がんではなく、幼少期に虐待され、トラウマを抱えながら生き延びてきた人。そのサバイブがすさまじい。

新聞記者の夫30歳と妻26歳が結婚。しばらくして妻の摂食障害(過食嘔吐症)が発覚。夫(著者)の稼ぎを食べ吐きするための食品購入につぎ込み、銀行口座は空っぽに。精神科病院へ医療保護入院を繰り返すが、その間にも病状は悪化し、大量服薬、アルコール依存、ついには46歳で認知症に。

夫は後に、アルコール依存症となった妻の世話を焼き続けた(イネイブリング)せいで、飲酒が原因の問題に妻が向き合わなくてすんでいたことに気付かされます。

アルコール依存やギャンブル依存のトラブルを家族が尻ぬぐいをしたがために、患者は懲りることなく同じ問題を繰り返すと聞きますが、それに「イネイブリング」という名前が付いていることを初めて知りました。

共依存かも

幼少期のトラウマに苦しむ妻の行動も凄絶だけど、そんな妻を献身的に介護する夫も一時期、適応障害で休職を余儀なくされます。しかし読み進めるうち、共依存という言葉が浮かんでくるのを止められなかった。

退院後、マンションのベランダから何度も飛び降りようとする妻を夫がそのたびに引き戻すのだけど、「私に気づかれるようにやっているのが明らかで、演技的な面も感じられた。」(p106)などという描写を見ると、妻にはこの夫ならこれだけ甘えられるという計算が働いていたのではないかと思えてしまう。子どもが親を試すのに似ているけれど、ただ、本の妻の場合は自殺念慮が強いため、本当に飛び降りる可能性が高い。夫は気の休まる暇がなかったろうと思います。

それでも、そんな相手を見つけることができた妻は、まだ幸運だったと言えるかも。頼れる人を見つけられないまま今も苦しみ続けているサバイバーはきっと多いと思う。

本の妻は現在は自傷することもなく穏やかに暮らしているようで、夫婦がようやく得た平安が一日でも長く続くようにと願わずにいられません。

マンスプレイニング〜「ブラタモリ」

「マンスプレイニング」はネットで見つけた言葉。2月14日に大学教授がNHK「ブラタモリ」について「『高齢男性が若い女性に蘊蓄を垂れる』という『マンスプレイニング』の構図だけは、ずっと気になり続けていました」とXへ投稿し、SNSで議論が巻き起こったというものです。

確かに年長の男性タレントが若い女性タレントに知識をひけらかすという番組が以前は多かった。番組制作者にとっては定番で間違いのない構成だったろうけど、女は無知だから教えてやらねばという安易な男目線の作りが私は非常に不愉快でした。

これにも「マンスプレイニング」という名前があったのですね。また、それを行う男性を「マンスプレイナー」と言うそうです。ただ、マンスプレイニングの対象は、最近は若い女性だけでなく老若男女に広がっているらしい。

身近にいるマンスプレイナー

つい先日、こんなことがありました。マンションの管理組合の総会で、一人の高齢男性がある問題について、他の住民は分かっていないようだから俺がわざわざ教えてやるみたいな偉そうな話し方で自説を開陳。他の参加者はうんざりしているのが明らかで、司会もやんわりと止めているのに、いっこうに話をやめず辟易しました。

高齢男性の高飛車な言動は他の住民の反感を買ったようで、彼の提案は全員反対で却下されました(実際どうでもいい内容だった)。身近にもマンスプレイニングはあるんだと思った次第。

その男性は妻を伴っていたのだけど、きっと家ではモラハラ夫なんだろうな、奥さんかわいそうと、余計な同情までしてしまったのでした。

ところでSNSの論争ですが、私はタモリがマンスプレイナーだと感じたことはないなあ。それよりこの3月で「ブラタモリ」が終わってしまうのはさみしい。番組で紹介された場所や人物に興味を持つことが多かったので、旅心、知識欲がかきたてられる番組がなくなるのは残念です。

サバイバーズ・ギルト〜能登半島地震

「サバイバーズ・ギルト」は新聞で見た言葉で、生き残ったことへの罪悪感という意味です。能登半島地震で家族や友人が命を落としたのに、自分だけは生き残ってしまったという被災者に使われていました。

がんでも、同じ治療を受けていたのに自分は生き残り、別の患者さんは亡くなってしまった時などにこのような感情を抱くことがありますが、これにもサバイバーズ・ギルトという名前があったのですね。

能登半島地震から2カ月。死んだ人の分まで前を向いて生きようと思えるまでには、あとどれくらいの時間が必要なのか想像も付きませんが、せめて自分を責めないで、責める必要なんてないと言葉をかけたくなります。

2024年2月23日(金曜)

〇体重 45.4 〇BMI 17.2 〇体脂肪率 22.6

■朝

バナナ、豆乳、野菜ジュース

■お昼

雑穀入りご飯120グラム、カレー鍋(タマネギ、ニンジン、カボチャ、シメジ、エノキダケ、小松菜、豆腐、ちくわ、イカ)、コールスロー(キャベツ、人参、コーン)、はっさく

カレールーを2個使っています

■お八つ

ドーナツ(ホットケーキミックス、豆乳、卵)

■夕飯

にゅうめん(乾麺100グラム。干し椎茸、ワカメ、かまぼこ、ネギ、天かす)、盛り合わせ(ゴボウの昆布巻き、サツマイモのきんぴら、フキと油揚げの煮物)、はっさく

※昆布巻きは冷凍していたのを出してきました。

2024年2月24日(土曜)

〇体重 46.3 〇BMI 17.5 〇体脂肪率 24.2

■朝

バナナ、豆乳、野菜ジュース

■お昼

焼きそば(タマネギ、ニンジン、キャベツ、ピーマン、ちくわ、イカ、目玉焼き)、吸い物(ワカメ、椎茸、ネギ)、コールスロー、はっさく

■お八つ

ドーナツ

■夕飯

ポテトグラタン(ジャガイモ、ネギ、アンチョビ、ホイップクリーム、ナチュラルチーズ)、ポタージュ(インスタント)、カンパーニュのガーリックトースト、サラダ(ブロッコリー、うずら豆、人参サラダ、クルミ、オリーブ)、はっさく

2024年2月25日(日曜)

〇体重 46.2 〇BMI 17.5 〇体脂肪率 23.7

■朝

バナナ、豆乳、野菜ジュース

■お昼

うどん(乾麺90グラム。干し椎茸、ワカメ、かまぼこ、ネギ、天かす)、盛り合わせ(蕗と油揚げの煮物、ゴボウの昆布巻き、人参サラダ、貝割れ菜)、はっさく

なかなか体重が増えないので、最近は乾麺の量を増やしています

■お八つ

コーヒー、ドーナツ

■夕飯

チヂミ(小麦粉50グラム、片栗粉10グラム、ニラ、人参、アサリのむき身。酢醤油、ラー油、ごま)、味噌汁(椎茸、カボチャ)、山芋短冊(卵)、昆布巻き、はっさく

※味噌汁、ようやく普通に食べられるようになったかも。

2024年2月26日(月曜)

〇体重 45.7 〇BMI 17.3 〇体脂肪率 23.4

■朝

バナナ、豆乳、野菜ジュース

■お昼

スパゲティ・ボンゴレロッソ(乾麺90グラム、ニンニクオイル)、サラダ(わさび菜、うずら豆、ちりめん、アスパラガス、トマト、くるみ、オリーブ。岩塩、黒胡椒、オリーブオイル、バルサミコ酢)、はっさく

■お八つ

コーヒー、ドーナツ

■夕飯

カップ麺、レンコンの煮物(タケノコ、コンニャク、丸天、昆布)、昆布巻き、はっさく

※夜に用事があるので、早めの簡単ご飯。

2024年2月27日(火曜)

〇体重 46.0 〇BMI 17.4 〇体脂肪率 21.1

■朝

バナナ、豆乳、野菜ジュース

■お昼

天ぷらうどん(ワカメ、かき揚げ、ネギ、かまぼこ)、サツマイモのきんぴら(ごま)、人参サラダ(乾燥パセリ)、昆布巻き、はっさく

かき揚げ(タマネギ、ニンジン、ちりめん)はオーブントースターで加熱したら焦げてしまった

■お八つ

コーヒー、ドーナツ

■夕飯

雑穀入りご飯120グラム、アサリの味噌汁、イワシの煮付け、蕗と油揚げの煮物、ホウレンソウのおひたし、甘夏

イワシはちょっと大きめ。圧力鍋で煮ました

2024年2月28日(水曜)

〇体重 45.8 〇BMI 17.3 〇体脂肪率 24.0

■朝

バナナ、豆乳、野菜ジュース

■お昼

カンパーニュのガーリックトースト、クラムチャウダー(タマネギ、ニンジン、カボチャ、ブロッコリーの茎、キャベツ、アサリ、小麦粉、牛乳、コンソメ)、サラダ(わさび菜、うずら豆、ちりめん、アスパラガス、トマト、くるみ、オリーブ。岩塩、黒胡椒、オリーブオイル、バルサミコ酢)、甘夏

クラムチャウダーは牛乳600ccで約3皿分作りました

■お八つ

ポテトチップス

■夕飯

雑穀入りご飯、アサリの味噌汁、サンマの干物、レンコンの煮物、人参サラダ、昆布巻き、甘夏

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コメント

  1. tonton より:

    『妻はサバイバー』私も読みましたが、その凄まじさに圧倒されました。イネイブリングという言葉はすっかり忘れていましたが、私も読みながら「共依存」という言葉がどうしても浮かんでしまいました。
    「ブラタモリ」は終わってしまうのがとても残念な番組なので、へ〜そういう見方もあるんだ?と驚きました。タモリは別に説教はしてないと思いますけど。ただあの番組の女子アナは割とボ〜としたタイプが多くて、結果的にタモリの博識が目立つ構成になってたと思います(笑)

    イネイブリングもサバイバーズ・ギルトも悲しい言葉ですね。
    そこいくと「マンスプレイニング」はちょっとうざいだけで、まだ平和ですね。ま、近くにいたらうんざりしますけれど(笑)

    • クロエサト より:

      tontonさん、今晩は。
      そちら地震が頻発しているようですが、大丈夫でしょうか。何ともないといいのですけど、早く収まりますように。

      >ボ〜としたタイプ

      せめて、おっとりしたタイプと言ってくださいな(笑)。
      「ブラタモリ」はNHK女子アナのニュース番組キャスターへの登竜門でもあっただけに、優秀な女子アナを毎週見られなくなるのもさみしいですね。