映画への冒瀆、女性への冒瀆

ファスト映画

一昨日(6月23日)、ニュースで「ファスト映画」なるものを初めて知りました。

映画作品を勝手に10分程度に編集した映像のことで、YouTubeで公開して広告収入を得たとして、3人の男女が著作権法違反の疑いで初逮捕されたそうだ。

映画の製作会社や配給会社、大勢のスタッフ、俳優が莫大なお金と時間をかけた作品を、自分たちが小金を稼ぐための材料としか見ていない。ファスト映画のせいで本物の映画を見る人が減ったら、映画産業は衰退する。そしたら、いつかは自分たちも食いっぱぐれるはずだけど、そんな未来のことなんて考えていない。

まさに「今だけ、金だけ、自分だけ」。映画に対する冒瀆だと腹立たしくなってきたが、ふと我が身を振り返って、とてもそんなことを言えた義理じゃないかもと思ったのでした。

というのも、私は録画したテレビ番組がもたもたしていると早送りで見てしまう(もちろんCMも飛ばします)。映画のDVDや録画した映画も倍速で見ることがある。これも作品に対する冒瀆ではないのか……。

しかし、そもそも映画作品をテレビで放送するとき、作品の長さによってはかなりカットすることもあるはず。映画の製作者や監督に事前に了承を取っているのかどうか分かりませんが、これも冒瀆にならないのでしょうか。

「ゴーストバスターズ」のケヴィン

テレビで最近見た映画はアメリカ映画「ゴーストバスターズ」(2016年)。2週間前に地上波初放送されたのを、昨日ようやく録画で見ました。

1984年の大ヒット映画のリブート作品で、前作の主人公4人は男性だったが、こちらは全て女性で、ニューヨークを舞台に彼女たちが力を合わせて幽霊を退治するさまを描いたコメディー作品です。

それで、ゴーストバスターズの事務所に秘書(?)として雇われたのが、おつむの弱いマッチョなイケメン(ケヴィン)。見た目採用(かわい子ちゃん枠)だったが、想像以上に仕事ができず、彼女たちは呆れてしまうが解雇はしない(いるだけで目の福だから)。

このケヴィンを見ていて、愕然とした。「ああ、女は男からこういう目で見られていたんだ」と。

肉感的でキュートで、こちらの立場を決して脅かしたりしない、ペットのような存在(仕事なんかできなくてもいい)。昔、男たちがマリリン・モンローを見ていた視点が、自分の目にセットされたような気がしました。

そういえばアメリカのテレビドラマ「THIS IS US 36歳、これから」「THIS IS US 2」の主人公の1人、マッチョでイケメンだけどちょっと考えの足りない俳優も、ケヴィンという役名だった。

アメリカでは、ケヴィンという名前にそういうイメージが張り付いているのでしょうか。

夕方、ちょっと足を伸ばした公園で。数本のアジサイが花を咲かせていました

2021年6月25日(金曜)

〇体重 51.6 〇BMI 19.5 〇体脂肪率 28.9

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

うどん(乾麺80グラム。干しシイタケ、ほうれん草、かまぼこ)、アヒージョ(シメジ、インゲン、ちりめん。ガーリックオイル)、ゴボウの煮物(コンニャク、チクワ、昆布)、プラム

ゴボウの煮物は圧力鍋で煮ました

■お八つ

コーヒー、飴

■夕飯

炒り卵ご飯、味噌汁(カボチャ、シメジ、ズッキーニ、油揚げ)、イワシのパン粉焼き(ガーリックオイル)、ゴボウの煮物、梅干し、海苔、プラム

何だか急に炒り卵が食べたくなって

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コメント

  1. tonton より:

    ファスト映画のニュース、私ちょっと意味がわからなかったんですよ。だって10分程度に縮めたら、それって予告編じゃないの?と。最近色々付いていけなくて(汗)
    私の場合、ほとんど全ての情報番組は録画して見てます。民放のはCMを飛ばすためですが、NHKでもガッテンみたいな情報番組はポイントだけ見ます。
    映画やドラマはちゃんと見るか、かったるければ途中で見るのをやめるか、の2択ですが、考えたら、TV番組だって作ったスタッフの苦労を思えば、冒涜なのかもしれませんね。
    あと、うちの夫がいつも「100分で名著」ってNHKの番組を見てるのですが、あれも興味あるなら本読めば、って思うのですが、今の世の中、みんなファストな気分なんですかね?

    • クロエサト より:

      tontonさん、こんにちは。

      現代人は忙しいのに、コンテンツが多過ぎるのかもしれませんね。自分が10代20代の頃は、映画を見るなら映画館かテレビだけ。作品数も限られていて、選択の幅は狭かった。
      それが今はいつでもどこでもネットで見られて、見放題、選び放題。話題作の全てを見るなんて余裕がない。でも見ておかないと、周囲の話についていけない。
      ファスト映画は、とりあえず話題作の概要を知っておきたいという現代人のニーズにぴったりなのかもしれません(法的には許されないけど。著作権の切れる70年後にやったら?という感じ)。

      「100分de名著」。興味はあるのですが、100分? 長すぎると思い、見ていません。私も相当のいらちです(笑)。