昨日紹介したレベッカ・ブラウン著「若かった日々」に、「煙草を喫う人たち」という1章がある。
主人公も家族(両親、姉と兄)も全員が喫煙者で、家中至るところに灰皿があったという。主人公が吸い始めたのは高校生のころで、この本は1948年生まれのブラウンの自伝的要素が強いとされているので、1960年代半ばの話だろうか。
窓を閉め切った車の中で父親が立て続けにタバコをふかし、後部座席に乗っていた主人公といとこが吐きそうになったというエピソードは、私も子供時代同じような経験があって、大いに頷いた(車の中のタバコの煙は何であんなに臭いのか。ホントに気持ち悪かった)。
老若男女が吸っていた
現在放映中のドラマ「刑事モース〜オックスフォード事件簿」(BSプレミアム。土曜16:30〜)でも、出演者の喫煙率は高い。舞台は1965年のイギリスで、刑事を始め、男も女も老いも若きも空気を吸うような自然さで吸っている(主人公のモースは吸わないけど)。
ベンチでサンドイッチを食べている女性の隣で、男性がタバコをふかしているなんてシーンがあって、今ならギロリとにらまれそうだけど、50年前は喫煙者に対しておおらかだったのですね。
喫煙者の役は、もともとタバコを吸う習慣のある役者に割り当てるのだろうか。習慣がなくても役だからと吸ってもらうのか。その場合、役の喫煙のせいで呼吸器に異常が出ても責任は負わないという契約書を事前に交わしたりするのだろうか、などなどいろいろと考えてしまいます。
日本男性の喫煙率は1965年が82%、2017年が28%
喫煙率はどれくらい変わっているのだろうと、厚生労働省の最新たばこ情報というサイトを見たら、昭和40年(1965年)で男82.3%、女15.7%、平成29年(2017年)で男28.2%、女9.0%とある。(日本専売公社、日本たばこ産業株式会社による調査より)。
現代が舞台のテレビドラマでは、めっきり喫煙者を見かけなくなった。喫煙率の高かった時代のドラマを撮ろうとすると、きっと俳優も制作側も大変でしょう。
肺がん予備軍
でも、最近の映像の中で喫煙者を全く見ないかというと、そうでもない。
好きなミュージシャンにSuchmos(サチモス)という日本のバンドがいるのだけど、彼らのミュージックビデオを見ていると、メンバーがタバコを吸っているシーンがちょくちょく出てくる。それがまたうまそうで、さまになっていて、格好良い。メンバーはまだ20代。きっと30年先のことなど考えられないんだろうなと思う。
以前にブログで書いたけど、
「ヘビースモーカーの一生。人生の前半は肺を苦しめ、後半は肺に苦しめられる。」→「ヘビースモーカーの一生」
そんなことにならないよう、屍のBad girlが襲ってこないことを祈る。
2018年3月22日(木曜)
〇体重 50.1 〇BMI 19.0 〇体脂肪率 27.4
■朝
豆乳、野菜ジュース
■お昼
醤油ラーメン(ネギ、メンマ、かまぼこ、ゆで卵)、シイタケとエビのアヒージョ(ニンニクオイル)、キムチ納豆(ネギ)
■お八つ
ココア。ホットケーキ、コーヒー
■夕飯
天津飯(雑穀入りご飯100グラム。卵2個、タケノコ、ネギ、エビ)、フカヒレスープ(マイタケ、小松菜)、根菜の煮物(ゴボウ、レンコン、人参、コンニャク、ちくわ、練り物、昆布)
コメント
>家中至るところに灰皿
トイレの中に灰皿とかありそうですね(笑)
>昭和40年(1965年)で男82.3%
私の子供の頃は、ほとんどの男性が吸っていたということですね。私は父のタバコの煙をコップに入れてよく遊んでいました。おまけに強力発がん保存料AF-2を使ってたという魚肉ソーセージを毎日食べていました(涙)
知らないって怖いです。タイムマシンで当時の私に注意しに行きたいくらい。
ところで「ヘビースモーカーの一生」に飛んで、「あなたの思考のほとんどは何の役にも立たない」を読み、わ〜この記事刺さるなぁ〜と驚いてたら、なんと私が色々コメントしてます(笑)
なんという進歩のない私!2度もこの記事でグサグサきました〜!(爆)
>強力発がん保存料AF-2を使ってたという魚肉ソーセージを毎日食べていました(涙)
私も多分その魚肉ソーセージを食べていました(泣)。でも未だに胃腸などのがんになっていないということは、これに関してはやりすごせたと思っていいんでしょうか。
>「あなたの思考のほとんどは何の役にも立たない」を読み、
「ガラクタ捨てれば自分が見える」には名言が多いので、今度一回まとめてみたいと思います(自分の覚え書きとして)。今もたまに読み返していますが、ハッとさせられることが多いんですよね。