肉食禁止の日と「ザ・ロード」

小斎でフィレオフィッシュ誕生

今日ネットで目に入った記事です。→「カトリック教徒が金曜に肉抜きなら排出量大幅減 英研究」(APF BBNews 11月2日)

キリスト教では金曜日に肉食をしない「小斎」という習慣があったため、マクドナルドはフィレオフィッシュを提供するようになったそうだ(1965年販売開始)。

その小斎は1966年、ローマ・カトリック教会の教皇パウロ6世が廃止したが、2011年になってイングランドとウェールズの一部で復活した。そのおかげで、食肉用の畜産で輩出される温室効果ガス(炭素排出量)が削減したという。

これを研究、発表したケンブリッジ大学の研究者は、現在のフランシスコ教皇が小斎を復活するよう呼びかければ、地球上の温室効果ガス排出量は大幅に減らせるのではないかと考えているそうだ。

私自身は肉を食べないため、週に1回といわず週の半分ぐらい肉食禁止にしてもいいのではないかと無責任に考えてしまうのだけど、肉好きな人に食べる回数を減らせというのは酷なのでしょうか。

「ザ・ロード」〜食べる物がなくなったら

先日、アメリカ映画の「ザ・ロード」(2009年)を見た。大災害により文明が滅び、ほとんどの動植物も死滅した未来。生き残った人々はわずかに残った食べ物を奪い合い、殺し合う。

ある夫婦の妻(シャーリーズ・セロン)は息子を産んだ後、未来に希望が抱けずに精神を病み、「女と子どもは犯されたあと、殺されて食べられるだけ」と家を出て行ってしまう。

残された夫(ヴィゴ・モーテンセン)と息子(12歳のコディ・スミット=マクフィー!)は暖かい南を目指し、旅に出る。何度も襲われそうになりつつ、食べ物を求めて空き家に入ると、部屋には死体ばかり(その光景に慣れてしまう恐ろしさ)。

ある家に地下室が隠されているのを見つけて下りてみると、そこにはやせ衰えて裸同然の数人の男女が。彼らは暴徒と化した男たちに家畜として飼われており、順番に階上に連れて行かれて食料にされていたのだった。

総毛立った。

柵の中に家畜がいなくなったら、次に入れられるのは人間かもしれない。人間は自分が食べられるなんて嫌だと言えるけど、動物だって嫌に違いない。家畜が人間の言葉を話せないのをいいことに、人間は自分にはしてほしくないことを、動物に平気でしてしまうことを、時々空恐ろしく思う。

Wikipediaを見ると、以前、「小斎」は肉だけでなく卵や乳製品も制限してしましたが、1966年以降は肉食だけを避けるようになったとあります。ネットの記事とはちょっと違います。

2022年11月1日(火曜)

〇体重 49.8 〇BMI 18.9 〇体脂肪率 27.4

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

味噌煮込みうどん(シイタケ、ネギ、かまぼこ、卵)、焼き物(サツマイモ、シシトウ、はんぺん)、キウイ

今日の最高気温16.8度。ラムウールのセーターを出しました。熱々の味噌煮込みうどんがうれしい

■お八つ

コーヒー、飴。ビスコ

■夕飯

お茶漬け(雑穀入りご飯100グラム。梅干し)、ゴボウの煮物(ニンジン、ちくわ、コンニャク)、イワシの味噌煮(大根)、マイタケとエノキダケ(塩昆布)、柿

※お八つにビスコを食べたせいで、おなかが空かず。

2022年11月2日(水曜)

〇体重 49.5 〇BMI 18.7 〇体脂肪率 27.4

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

ラーメン(生麺100グラム。メンマ、ネギ、かまぼこ)、焼き物(タマネギ、ニンジン、ピーマン、シイタケ、厚揚げ。甘味噌、ゴマ)、柿

今日の最高気温24.1度。まさに小春日和

■お八つ

コーヒー、飴

■夕飯

卵かけご飯、吸い物(ワカメ、エノキダケ、シメジ)、カツオのたたき(タマネギ、貝割れ菜、ショウガ)、ゴボウの煮物、リンゴ

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コメント

  1. tonton より:

    「ザ・ロード」は私にとってトラウマ映画の1本です。
    あのシーン、いやもう総毛立ちました。それも殺すと腐ってしまうから足だけない人とか……
    でもこれはフィクションですが、「ゆきゆきて、神軍」というドキュメンタリー映画では、第2次大戦中のニューギニアでで同じことが行われていたという、それもごく普通の田舎のおじさんの口から話される恐ろしい映画でした。
    人間はいざとなれば生存欲の前にはなんでもありなのかもしれません。
    ところでゴリラってあんなに強そうなのに、肉類は食べず意外に草食系。おまけに平和主義。人間が戦争好きで残酷になったのは人類の長い歴史の中で、わずか1万年くらい前からという説もあります。根っこは善と思いたいものです(汗)

  2. クロエサト より:

    tontonさん、今晩は。
    「ザ・ロード」は「モールス」を紹介した時、コメントでtontonさんに教えていただき、ずっと見たいと思っていました。
    ヴィゴ・モーテンセンの格好良さなんてまるで目に入ってくる余地のない凄惨な作品でした。
    今朝のような北朝鮮のミサイルが操作ミスで日本に落ちたらどうなるのか。世界の終末って日常と隣り合わせにあるなあと思ったことでした。
    コディ・スミット=マクフィーは予想どおりうまさが際立っていましたね。他の作品も見たくなりました。

    「ゆきゆきて、神軍」は人肉食もそうだけど、奥崎謙三も怖かった。
    戦争と飢餓は人間の本能をむきだしにさせますね。極限状態で「善き人」であり続けるのはどれほど困難か。そんな状況に直面しないことを願うばかりです。