豆と露伴と糖尿病

昨日のブログに、tontonさんからコメントをいただきました。

「豆を食べる習慣はなかったのですが、驚くほど便秘に効いたので、豆食くせになりそうです。」

驚きました、豆にお通じをよくする効果があったとは。でも確かに、よく豆を食べるようになってから便秘で苦労したことはない気がする。

豆にはいろんな効能があるようで、私が印象的だったのは、明治から大正、昭和にかけて活躍した文豪、幸田露伴の話。露伴は日本で最初の文化勲章を受章したほどの文化人、著名人だったので、よく宴席に呼ばれた。そして酒、ごちそうが続くと、糖尿病の気が出たそうだ。

本当に糖尿なのか。露伴は医者に行かずに、その診断を庭のアリにやらせた。庭に放尿して、アリが集まってくれば糖が出ている。糖尿だと判断したというのだ。

露伴はそれをきっかけに宴席への出席を断り、ご飯もやめ、3食豆ばかりを食べた。しばらく豆食を続けて、尿にアリが寄ってこなくなれば、またご飯を食べ始め、宴席へも出たという。

アリを糖尿病のバロメーターにするというのも驚いたが、豆で健康を維持管理したというのもすごい。

このエピソード、露伴自身は書いていなくて、娘の幸田文と孫の青木玉が随筆で伝えている。

若くして亡くした妻に代わり、露伴は文に家事一切を仕込んだ。露伴は舌が肥えていて、宴席で食べた珍しい料理を記憶し、文に教えて再現させたという。

そんな食生活のおかげか、露伴は80歳まで生きた(戦争がなかったら、もっと生き永らえたと思う)。文も長命で、86歳で没している。

2017年3月9日

〇体重 49.2 〇BMI 18.6 〇体脂肪率 25.5

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

醤油ラーメン(ネギ、ちくわ)、納豆(卵、ネギ)、菜花の辛子和え、カボチャ煮

■夕飯

ご飯(雑穀入り。100グラム)、酢豚(玉ネギ、人参、ピーマン、タラ)、ワンタンスープ(シイタケ、オクラ)、サラダ(金時豆、カリフラワー。ドレッシングは、岩塩、黒胡椒、オリーブオイル、バルサミコ酢)

※酢豚は肉の代わりにタラを使用。ピーマンを一昨日の1個から1個半に増やしてみた。2個でもよかったかも。

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コメント

  1. tonton より:

    クロエさん、こんばんは。
    豆続けています。
    小豆を小分けして冷凍したものや、先日はスープにレンズ豆も入れてみました。
    便秘知らずで快適です♪ありがとう。
    露伴の話、面白いですね。
    アリで診断、豆で治すって、下手な検査や治療よりも良さそうです。
    そういえば尿一滴あれば線虫でガン診断できる方法が一時やたらテレビで紹介されていましたが、どうなったのでしょうね。
    有効なら、CTやレントゲンの代わりに早く検診に導入してほしいものです。

  2. クロエサト より:

    tontonさん
    いつもありがとうございます。
    うちにある豆料理の本を見たら、豆って食物繊維が豊富で、便秘や大腸がん予防になると書いてありました(以前読んでいるはずなのに忘れてました)。
    露伴は博覧強記の作家だったので、昔の本を読んで、豆が体調を整えるのにいいと知っていたのかもしれませんね。