東京都杉並区の河北健診クリニックで、40代の女性が胸部レントゲン写真に写った肺がんを3回続けて見落とされ、亡くなったそうだ。→「肺がん見落とし女性死亡 44人も検査必要」
2014年と2015年は会社の健康診断、2018年1月は区のがん検診だけど、同じクリニックで受けている。いずれも写真に影が写っていたのに、医師は乳頭だと思い込み、がんではないと判断したという。
がんではなく乳頭?
私も3年前、近所のクリニックでレントゲンに影が見つかったとき、医師から「どういうわけか乳頭が写ることもある」と言われたが、がんを疑ってCT検査を勧められた。→「2015年6月-1 がんかもしれない」
もし河北健診クリニックで健診を受けていたらと思うと、ゾッとします。
女性は今年4月に呼吸困難となり、別の病院へ搬送されて検査したところ肺がんが判明、抗がん剤治療を受けたが6月に亡くなったそうだ。
お気の毒としか言いようがない。
画像診断はAIに?
会社や学校などで行うレントゲン検査は、枚数が多く、医師は隅から隅まで丁寧に見ているとどんなに時間があっても足りないため、何か異常があっても見落とすことがあると聞く。
患者にすでに症状があり、確認の意味でレントゲンを撮ったときは、丹念に見るため見落とすことはないそうだ。
人間は間違える動物というが、それにしたって3回続けてはない。間違えられたほうはたまったものではない。
こんなことが続くと、「画像診断は人間じゃなくAI(人工知能)にやらせろ」というAI待望論がますますヒートアップしそうです。
2018年7月17日(火曜)
〇体重 50.8 〇BMI 19.2 〇体脂肪率 26.6
■朝
豆乳、野菜ジュース
■お昼
ざるうどん(乾麺80グラム。ネギ、ミョウガ、ショウガ)、焼きもの(カボチャ、ズッキーニ、エリンギ、厚揚げ。甘味噌)、ブロッコリーとトマトの甘酢和え
■お八つ
コーヒー、飴。カンパーニュのチーズトースト、ジャム、紅茶
■夕飯
雑穀入りご飯(100グラム)、ニラ玉の吸い物、ゴーヤーチャンプルー(タマネギ、人参、シメジ、ゴーヤー、豆腐半丁、チクワ、エビ、卵)、大根とコンニャクの煮物(オクラ)
コメント
ちょうど同じような自分の例を小説の感想の中に書きました。
私も肺がんが分かって過去3年分のレントゲンをもらって来るように言われたのですが、やたらキレイな健診専用クリニックでなかなかくれないのです。結局そこでの写真にわずかに写っていたのですが、見落とされたという認識がありませんでした。「糾弾」を読んで、がんの見落としって医療ミスなんだ!と知った次第です(もしや私はボケてる?)
今元気だからとやかく言う気はありませんけど、目を皿のように見てくれないのなら、健診受ける意味って何なんでしょう!?
5月6日のブログ「久坂部羊「糾弾」─医療ミスと医療事故調査制度」に書いてくださったコメントですよね。
「やたらキレイな健診専用クリニック」というのは、コメントの中の「上と相談してからとか、後から何か訴えないよう念書を書かされ、やたら高いCDROM代を請求」してきたクリニックでしょうか。
医療ミスの自覚があるから、訴えられないよう予防線を張ったとしか思えませんよね。tontonさん、賠償金求めてもいいくらいなのに、人が良すぎ(笑)。
でもこういう見落としって、きっとたくさんあるんでしょうねー。
>目を皿のように見てくれないのなら、
きちんと見るのはものすごく大変なんだそうです。画像診断するスタッフを増やせばいいのでしょうが、それも経営的に簡単ではない。やっぱりAIに頼るしかないかもしれませんね。
※追記。すみません、今日のブログに書いていらしたのですね。そうです、がんの見落としって立派な医療ミスです。