がん治療で後悔したくない

健診のリスク

今日、ネットに上がっていた記事です。→「地獄か…健康診断「まさかの異常発見」で絶望した人たち」(2月8日 現代ビジネス)

取り上げられた5人中、肺がん患者は2人。

1人目は70歳男性。肺に針を刺して組織を取る生検の途中、研修医のミスで脳梗塞を起こし、その後遺症で右足にまひが残ってしまう。

2人目は86歳男性。ステージ3で肺を切除。術前は何の症状もなくガーデニングを楽しんでいたのに、術後は痛みが取れずに苦しみ抜き、半年後に亡くなったという。

生検と、術後の痛み

生検ですが、私も最初にかかったC病院の呼吸器内科で、気管支鏡検査で組織が取れず、2度目の気管支鏡でも取れなかったら、生検を受けてもらうと言われたのを思い出した。→「2015年6月-8 気管支鏡検査の結果

たかが検査とあなどるなかれ。外科的な検査では、医師の腕によっては取り返しの付かないダメージを患者は受けることがあります。

術後ずっと痛みが取れないという人には、肺がんの患者会で会ったことがある。医師に相談しても、のらりくらりとかわされ何もしてくれないため、思いあまって患者会に来たそうだが、本当につらそうでお気の毒だった。

別の治療法を教えてもらえない

5人の中で最初に紹介されている72歳の前立腺がん患者も悲惨だ。

医師に言われるまま全摘手術を受けた後、尿漏れが続くようになってしまった。前立腺がんには切らずに温存する治療法(放射線治療、内分泌治療)もあるが、医師から説明はなかったという。この話、以前も聞いたことがあります。→「なぜ放射線治療が勧められないの?-4

治療後の後悔

がんは同じステージ、症状で同じ治療を受けても、患者によって予後が全く異なることがある。元気になる人もいれば、以前の生活を取り戻せず、後悔する人もいる。

「あのとき検査を受けていなければ。医師に勧められるまま手術していなかったら。ベテランの医師に執刀してもらっていたら。別の病院に行っていたら。セカンドオピニオンを受けていたら……」

臓器は切ってしまったら取り戻せない。できれば、こんな後悔はしたくない。

医師(病院)の事情を推察する

もう私は初発から5年目の、すれっからしのがんサバイバーなので、(多くの人と同じように)病院だけが聖域だなんて思っていない。

「病院では、自分にだけ最善最良な医療が提案されるわけではない。

医師は患者のことを思ってこの治療を勧めているわけではない。医師自身の、診療科の、病院の成績を上げるためかもしれない(ほかの診療科や病院に患者を取られるわけにはいかない。病院の経営を安定させなければならないという事情があるかも)。

医師は経験を積む必要がある(だから初めてメスを握る医師の第1号患者になることだってある。私は避けたいけど)。自分が不器用な医師に当たらないとは限らない。

ゆえに、人任せにせず、自分が納得できる治療法(病院、診療科、医師)を自分で探すべき」

患者がこういう(ドライな)視点を持ったら、後悔することは少しは減るかもしれません。

2020年2月7日(金曜)

〇体重 51.4 〇BMI 19.5 〇体脂肪率 28.4

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

天丼(ご飯100グラム。かき揚げ、卵、ネギ)、味噌汁(ワカメ、タマネギ、シイタケ、豆腐)、千切りサラダ(ズッキーニ、人参、ブロッコリー、チリメン。岩塩、黒胡椒、ゴマ油)

天ぷらはこれで終了。また近々揚げます

■お八つ

コーヒー、飴

■夕飯

雑穀入りご飯100グラム、アサリの味噌汁(ネギ)、サバのしょうが醤油焼き(ピーマン、エリンギ)、根菜の煮物(ゴボウ、人参、タケノコ、コンニャク、ちくわ、昆布)、高野豆腐とブロッコリー

※午後、仕事が一段落したので、圧力鍋で根菜の煮物を作りました。こういう献立が一番落ち着きます。

2020年2月8日(土曜)

〇体重 51.4 〇BMI 19.5 〇体脂肪率 28.4

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

ボンゴレ・ロッソ(フジッリ乾麺70グラム。アサリ、アラビアータソース、ガーリックオイル)、サラダ(フリルレタス、タマネギ、ニンジン、金時豆、チリメン、ブロッコリー、トマト、ゆで卵、カマンベールチーズ、グリーンオリーブ。岩塩、黒胡椒、オリーブオイル、バルサミコ酢)

ショートパスタのボンゴレ・ロッソ。ペンネもおいしかったけど、フジッリでもいけます

■お八つ

コーヒー、飴

■夕飯

雑煮(切り餅2個。シイタケ、小松菜、かまぼこ)、サバの塩焼き(ピーマン、エリンギ)、根菜の煮物、柿

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コメント

  1. tonton より:

    現代ビジネスの記事、ホラー並に怖いです。
    肺の生検の話など、難しい検査じゃないから研修医が行うと言われれば、普通「はいそうですか」って思いますよね。
    私は手術の時期と執刀医に関しては、早くしてくれとか、新人は断るとか言いましたが、それでもムッとされ、夫にも怒られてしまったほど。
    ましてや検査にまで「誰が検査するのか?ベテランか?」なんて普通気が回りません。
    ある程度の年齢すぎたら、具合が悪くないのに、積極的にドッグ行ったりしないで、ジタバタしないことが一番かもしれませんね。

    • クロエサト より:

      週刊現代は昨日も「誤診で人工肛門を作られた…健康診断「取り返しのつかない悲劇」」という記事をアップしていました。https://gendai.ismedia.jp/articles/-/70032
      これもホラー並みに怖いです。何でも簡単に信じない、疑ってかかるという姿勢が大切かもしれません。
      嫌なことですが。それに疲れそうだし。いっそ、tontonのおっしゃるように、

      >ある程度の年齢すぎたら、具合が悪くないのに、積極的にドッグ行ったりしないで、ジタバタしないことが一番かもしれませんね。

      これが一番間違いないかもしれません。
      でも手術する必要が生じた場合には、tontonさんみたく病院側に言うべき事は言う。嫌がられたって、オペのミスで後遺症が残るよりよっぽどいいですよ。