今日ネットに上がっていた記事です。公益財団法人日本対がん協会が、がん研有明病院の院内感染対策部副部長、羽山医師へのインタビューをまとめたもの。→「がん患者さんのための新型コロナウイルス対策」(Medical Note 4月20日)
重症化のリスクは高そうだが、理由は不明
・がん患者は、新型コロナウイルス感染症に限らず、どんな病気でも健康な人に比べて重症化リスクが高い。
・理由は、臓器の状態が悪くなっていたり、がんそのものや抗がん剤などのために免疫が落ちていたりするためだと思われるが、はっきりした理由は不明。
・放射線治療のリスクの有無は、十分なデータがないため断言できない。
とのこと。がん患者は新型コロナウイルスに感染しやすいのか、感染したら重症化しやすいのかを知りたかったのだけど、新型コロナは流行するようになって日が浅いため、まだ分かっていないことが多く(上の話も多くは中国のデータによる)、断定できないことが多いようです。その分、現場の医療関係者は対応が大変そう。
感染しないための注意点
・3密(密閉、密集、密接)を避ける。
・手洗い(非常に重要)とマスク着用(ただし病原体は防げない)。
・体調管理に気を付ける。食事と睡眠をしっかり取る。
以上、よく言われていることですが、改めて気を付けたいと思いました。ただ、
・食べ物に関して、火を通せばあまり気にしなくていいが、生で食べるものは気になるかも。
だそうで、生野菜や果物を食べることの多い私としては、ちょっと気になります。
看護師の感染で、がん研有明の手術が8割減に
昨日(20日)、がん研有明病院は手術部門の看護師が新型コロナに感染したため、8割の手術を当面休止にすると発表しました。たった1人の感染が病院機能をストップ(縮小)させてしまう……、コロナウイルスの威力をまざまざと見せつけられた気がします。
手術を控えていた患者さんの心中は、察するに余りあるものがあります。
※
記事の元になった羽山医師の動画が、がん研有明のHPにアップされています。→「緊急動画シリーズ:がん患者さんのための新型コロナウイルス対策」
3月23日撮影とのことで、すでに1カ月経っているので、状況はいろいろと変わってきていると思われます。
2020年4月20日(月曜)
〇体重 51.3 〇BMI 19.4 〇体脂肪率 28.3
■朝
豆乳、野菜ジュース
■お昼
トースト2枚(10枚切り)、オムレツ、ツナのパテ(タマネギ、オリーブ)、ミネストローネ(タマネギ、人参、ジャガイモ、ブナピー、トマト缶)、サラダ(ブロッコリー、カリフラワー、うずら豆、ちりめん、パプリカ、ブドウ。岩塩、黒胡椒、オリーブオイル)
カリフラワーとパプリカとブドウが生
■お八つ
コーヒー、飴
■夕飯
雑穀入りご飯、味噌汁(サツマイモ、マイタケ、ネギ)、根菜の煮物、ホタテの稚貝の酒蒸し(ネギ)、梅干し、海苔、甘夏
ホタテの稚貝は味噌汁より酒蒸しのほうが断然好み
2020年4月21日(火曜)
〇体重 51.7 〇BMI 19.6 〇体脂肪率 29.0
■朝
豆乳、野菜ジュース
■お昼
うどん(乾麺80グラム。干し椎茸、ワカメ、ネギ、かまぼこ、天かす)、ブナピーとちりめんのアヒージョ(ガーリックオイル)、サラダ(ブロッコリー、うずら豆、パプリカ。岩塩、黒胡椒、オリーブオイル)
3品とも結構オイリーです
■お八つ
コーヒー、飴
■夕飯
雑穀入りご飯100グラム、スープ(ニンニク、タマネギ、人参、ネギ、卵)、麻婆豆腐(豆腐半丁、タケノコ、シメジ、ネギ、イカ)、高野豆腐(キュウリ)、甘夏
片栗粉がちょっとゆるめになってしまった
コメント
ガン研有明病院の手術を当面休止のニュースには本当に驚きました。万が一手術室にいる医療スタッフが感染者だとしても、果たして防護服やマスクをしっかりして手術するのに、感染の可能性はあるんでしょうか?それはゼロではないかもしれませんが、それで手術を延期するのと、どちらが後々の生存率が高いのか考えての結論なんでしょうか?いきなり待たされる身になったら、ガンというだけで不安なのにお気の毒です。……しかし考えようによっては、これは近藤理論の実験になるかもしれませんね。結局(手術)してもしなくても生存率に変わりがないのか?否か?
>いきなり待たされる身になったら、ガンというだけで不安なのにお気の毒です。
本当にそうですよね。私も放射線治療がいきなり中止になったとしたら、どこにも気持ちを持って行きようがなかっただろうと思いました。
手術はきっと緊急性の高いものから行われると思うので、延期される8割というのは、逆に急がなくても大丈夫な範疇だと思って自らをなぐさめるぐらいしかないかもしれません。
いずれにしろスタッフは2週間の自宅待機後、復帰するはずなので、それまでの辛抱ですよね。
>近藤理論の実験
また恐ろしいことを(笑)。近藤医師は全てのがん患者に放置療法を勧めているわけではないし、比較試験は人道上できないので、近藤理論を実践した患者(私のような)が手を挙げて比べるしかないと思います。
クロエさま、おはようございます!
有明の先生の記事をありがとうございます、参考になります。
母は来月に聖路加の受診予約が有りますが、こちらは乳がんのフォローアップなので今の状態なら延期するつもりです。
肺がんは築地の中央病院ですが、昨年暮れに次は一年後と言われたので当分行かなくて済みます。いつも通り半年後ならちょうど今頃行くはずでした。
本当に今癌の治療中の方、手術を控えている方、有明だけでは無く他の病院でも大変な状況ですよね。1日でも早く治療を受けたいでしょうに、、、
クロエさんの通院に影響ないことをお祈りします。
ピキピキさま、こんにちは。
お母さま、築地のがんセンター中央病院で放射線治療を受けられたのですか。
肺がんの定期検査の間隔が空くというのは、寛解が近いということですね(私も続きたい!)。放射線治療を選ばれてよかったですね。
私は3月上旬の通院でしたが、まだのんびりしていました。今はきっとピリピリした状態になっていると思います。次の通院のときには収まっているといいのですが……。
がん研の羽山医師は院内感染対策部副部長ということなので、今まさに多忙の極みだろうと思います。
動画で見られるようなので、記事にURLを追加しました。
追記です。
20日に中央病院に経過観察に行った知人の話です。
待合のイスは離れて座るように工夫され、診察は触診なし、先生は防護服だったそうです。中央はがん病院なのにコロナウイルスの患者を受け入れているようですね、そのせいか閑散としていたみたいです。
今はそれだけひっ迫した状況なのですね(゚∀゚)
そんな状況になっているんですね。
中央でそうなら、全国各地のがんセンターも新型コロナの患者を受け入れているのでしょうか。
とすると、がん患者は行くのをためらってしまいますよね。急を要しない患者さんは診察の予約を先に伸ばされたりするのかも……。
と思って調べてみたのですが、愛知県のがんセンターは(今のところ)入っていないようです。
どこがコロナ患者の受け入れ病院なのか大っぴらに公表すると、いろいろと差しさわりがあるからかもしれません(ひどい話ですが、病院職員の家族が差別されたりとか)。