今年9月、中国人家族がスウェーデンのホテルで騒いで警察に追い出されたことを、中国大使館が「中国人観光客の基本的人権が侵害された」と抗議。それをスウェーデン公共放送が、(一部の)中国人観光客のマナーの悪さをパロディーにして放送したため、中国外務省が非難声明を出して外交問題にまでに発展したそうだ。
今朝の中日新聞でこの記事を見て、ちょっと笑ってしまいました。国民性が出ています。
中国とスウェーデン
先日、イギリスとアメリカ合作のスパイアクション映画「キングスマン」と続編の「キングスマン:ゴールデン・サークル」をDVDで続けて見た。キングスマンは、テロリストや凶悪犯と戦うイギリスの秘密組織。
1作目で、人類滅亡を画策する富豪にさらわれたスウェーデンの王女が、キングスマンの主人公に「世界を救えたら・・・してもいいわ」(品がなさすぎて書けません)とハッパをかけるのだけど、いや、のけぞりました(さらにこの王女、2作目では麻薬で死にかける)。
スウェーデン国民が見たら「自分の国の王室を侮辱された」と激怒するのではないか、などと心配するのは私が日本人だからで、スウェーデン人は何とも思ってないようなのだ。寛容なのか、この手の扱われ方に慣れていて、いちいち相手にしないだけなのか。
そしてこの「キングスマン」、北米に次ぐ興行収入を記録したのは中国だという。
そんなに多くの中国人が見たのに、権威に対するスウェーデン人のメンタリティをこの映画から学ばなかったのか。スウェーデンと中国では国民性が全然違うことを考えなかったのか、などと疑問に思ったのでありました。
サルのシャーロット
寛容ということでいえば、3年前、イギリスのウィリアム王子とキャサリン妃の間に誕生したシャーロット王女にちなみ、大分市の高崎山自然動物園が生まれたばかりのサルにシャーロットと名付けたところ、日本国内から「イギリス王室に失礼だ」と猛抗議が起こった。しかし当のイギリスでは全然問題にならなかったという話を思い出しました。
どこかの国の動物園の動物に日本の皇室の方の名前が付けられたら、日本国内でどんな反応が起きるか容易に想像が付く。どうして国によって反応が違うんでしょう。
自分の国を客観的に見て笑い飛ばせる、ユーモア精神にあふれている、同調圧力が低い・・・。思いつきですが、そういう国が寛容なのかも。
映画は、下品で残酷で悪ふざけが過ぎるところもあるけど痛快で、大笑いしながら見てました。「アリスのままで」のシリアスな演技に心を打たれたジュリアン・ムーアが、「ゴールデン・サークル」で麻薬密売組織のボスで殺人鬼に扮していたのは、あんまりだと思ったけど。→「映画『アリスのままで』」
スーツ
キングスマンの本部はロンドンのサヴィル・ロウにあるテーラーで、メンバーはスーツをビシッと着こなしている。準主役のコリン・ファース(「英国王のスピーチ」)、ほれぼれするほど格好いい。決まりすぎてて、主役のタロン・エガートンがかすんでしまうほど。
男性にとってオーダーメイドのスーツっていうのは、きっと自らのステータスを確認させてくれる重要なアイテムなのでしょう。
10月8日に始まったフジテレビのドラマ「SUITS/スーツ」。日本のドラマにしてはこれまでになかった、ひねりの全くない(変な)タイトルだと思っていたら、アメリカの人気ドラマのリメイクでした。
弁護士の織田裕二が、仕事に喪服を着てくる(それしかスーツがないから)新人・中島裕翔に高級テーラーでスーツを作らせるのだが、その値段が43万円と知って中島が目をむくシーンがあった(第2話)。
男性だったら一目見て違いが分かるものなのでしょうか。私はパッと見、43万円も喪服も違いがよく分からなかった(画面越しでは素材感が伝わらないからかも。それより中島は格好いいので何を着ても似合う)。
私も吊るしじゃない、いつかはちゃんとしたテーラーでオーダーメイドで作ってみたい。でも値段的にきっと無理。せいぜいZOZOSUIT(ゾゾスーツ)でオーダーするくらいしかできそうにありません。
猫背
でも、ほんとはいい服なんかよりもっとほしいものがある。
「キングスマン」で死んだはずのコリン・ファースが、「ゴールデン・サークル」では実は生きていて、記憶喪失の自称・鱗翅学者として登場する。これが猫背でよたよたした歩き方で、さえない中年男そのもの。
しかしタロン・エガートンの荒療治によって記憶が戻り、スーツを着たとたんにコリン・ファースは格好良く変身する。背筋をピンと伸ばし、さっそうと歩くさまは、まさに大英帝国のジェントルマン。
長身で手足が長く、痩せているけどほどよく筋肉が付いていて、姿勢が美しい。こんなスタイルだったら、何を着ても似合うはず。今さら身長もスタイルも変えられないので、せめて猫背にだけはならないよう気を付けたいと思います。
2018年10月21日(日曜)
〇体重 50.9 〇BMI 19.3 〇体脂肪率 28.0
■朝
豆乳、野菜ジュース
■お昼
ちゃんぽん風ラーメン(タマネギ、人参、キャベツ、エリンギ、ピーマン、チクワ、イカ、ゆで卵)、サラダ(レタス、アボカド、柿、ゆで小豆、チリメン、クルミ。岩塩、ブラックペッパー、オリーブオイル、バルサミコビネガー)
※ゆで卵を包丁で切ったら、黄身がよれてしまった(柔らかくて)。
■お八つ
コーヒー、飴、グレープフルーツジュース
■夕飯
雑穀入りご飯(100グラム)、味噌汁(サツマイモ、長芋、ブナピー、ワカメ、ネギ)、根菜の煮物(ゴボウ、人参、タケノコ、コンニャク、練り物、昆布)、だし巻き卵(卵2個、大根おろし)、梅干し、海苔
※軽いものが食べたくて、こんなメニューに。
2018年10月22日(月曜)
〇体重 51.5 〇BMI 19.5 〇体脂肪率 28.1
■朝
豆乳、野菜ジュース
■お昼
うどん(乾麺80グラム。干し椎茸、ワカメ、ネギ、カマボコ、天かす)、シイタケとチリメンのアヒージョ(ガーリックオイル)、サラダ(レタス、タマネギ、人参、豆腐、クルミ。岩塩、黒胡椒、ゴマ油、バルサミコ酢)、里芋とイカの煮物
※サラダはオリーブオイルではなくゴマ油をかけました。豆腐にはこっちのほうが合います。
■お八つ
コーヒー、飴、グレープフルーツジュース
■夕飯
雑穀入りご飯(100グラム)、味噌汁(サツマイモ、椎茸、ネギ、卵)、サンマ(大根おろし)、根菜の煮物(ゴボウ、人参、タケノコ、コンニャク、練り物、昆布)、キムチ納豆(ネギ)、梅干し、海苔
※サンマは最初から頭が落としてありました。半分に切る手間が省けていいけど、鮮度とか栄養的にはどうなんでしょう。
コメント
中国がスウェーデンに「基本的人権が侵害された」と抗議するってのが、ツボにハマってしまい笑ってしまいました。決して中国に偏見を持ってるわけではないのですが、外国からどう見られるかを気にするのが日本だとしたら、中国は正反対な気がします。(ある意味)大らか?いや大雑把?
国民性は国土の広さと人口の多さ、気候とか自然とかいろんなものが関係するんでしょうね。
日本人は同調圧力が強いって言われますけど、本当にそうなんでしょうか?
例えば猿のシャーロットにけしからんって言ってる人が本当にいるんでしょうか?まあ2〜3人はいたとしても、マスコミがそれを報道することで「そうかも〜」みたいな空気作るのが仕事になってるのかしら。
キングスマン、めちゃくちゃふざけてましたね。国民性といえば、イギリスとアメリカの差も面白かったですね。
tontonさんがブログで「キングスマン:ゴールデン・サークル」を紹介されていたのが面白そうだったので見たのですが、本当に痛快でした(感謝です)。
人の頭が音楽と連動して花火のように次々と吹き飛ぶとか、巨大なミンチ製造機に人間突っ込んだりとか、グロテスクなのは苦手だけど、悪ふざけもあそこまで徹底してやられると爽快ですらあります。
それからエルトン・ジョン! あんな超大物がなぜ本人役で出ているのか。一体どうやって出演を口説いたんでしょうね(笑)。
「キングスマン3」が来年公開されるそうです。どんなゲストが出るのか今から楽しみです。